hongming漫筆

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2006.09.18
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カテゴリ: その他の映画
溝口健二 大映作品集vol.2 1954-1956  市川雷蔵が、若き日の清盛を演じる。
原作 はもちろん吉川英治。
 さあこれから天下をねらうぞ、と野望を抱くところまでで、源氏との確執などは出てこない。
 自分の出自を知っての苦悩や、父の死など、悩み多き清盛だった。
 描かれている時間は短いのだが、エピソードが多いので、消化不良は否めない。
 「 新・平家物語 」がどのような話かを知ることよりも、セットや衣装によって、当時の風俗を知るという面で一見の価値がある。
 とくに、衣服のこなれ具合は、最近のドラマとは全く違う。

 また、母を演じた木暮実千代の衣装が、胸元が開いていて、胸の谷間が強調されていたので驚いた。
 建物も、清盛の屋敷の土塀に崩れているところがあったり、家の中でも、白壁が一部はがれていたりして、生活感たっぷり。
 また、画面の中に奥行きがあり、人が大勢集まるとなると、ほんとうに何百人も出てくるのがいい。
 僧兵の総決起集会など、衣装をそろえるだけでも大変だったのではなかろうか。

 雷蔵は、苦悩する若者、という面ではいいのだが、武士なので、眉を太くして無精らしくしているのが似合わない。
 むしろ、頼朝などをやらせたらはまったのではないだろうか。

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Last updated  2006.09.18 14:37:44 コメントを書く


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