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ソフトンのModel8-205Dという205D出力管シングル動作のパワーアンプを購入しました。出力わずか2Wの小さなアンプですが、リュート演奏などの静かな音楽ではまず最大出力を超えて歪むことは殆どありません。ソフトンのアンプ技術解説を見るとわかるのですが、初段のECC82の上にガチガチの半導体回路が組まれて終段に直結している回路です。プレート電流は常に制御されていますが、壊れたときのことを考えると....古典管にとっては際どい回路です。念のためプレート寸前の所にポリスイッチ(リセッタブルヒューズ)を入れたい気分にもなります。フィラメント点火は徐々に電圧が上がる回路で、4.5Vではなく少し低目の4.0Vになります。(中国製の真空管はフィラメント切れが早い時期にくると言われるので低目の設定なのだと思います)因みにこのアンプは、プレート電圧386Vプレート電流30mA前後(プレート損失11.7W動作)の設定で、割とプレート損失ギリギリです。しかし、私の経験的に音が良く感じるのは電流を十分に流したほうが歪みが少ない印象で、勿体ながってチビチビ使うやりかたは音が痩ていたり変に歪みっぽいことがあります。ただ、使用されているトランスが5kΩ:6Ωなので、8Ωの純抵抗相手にした場合でも、相当ロードラインは立てた状態です。本来なら14k:8Ωくらいにしたいところですが強いNFBで解決しているのかもしれません。205Dはrpが実測で4.5kΩ程度あるので801A並に結構高いんですよね...。しかし聴感は悪くはないので、これでよしとしましょう。私はリュートの音楽が好きでよくCDを購入します。リュート音楽を聴くたび、オーディオ雑誌に掲載されていた真空管アンプ製作記事の一節を思い出します。雨に濡れた紫陽花の花びらが季節外れの風に身を震わせている。この梅雨冷えの夕にギュイ・ロベールの奏でるヴァイスのシャコンヌ。リュートの紡ぎ出すあまりにも艶やかな憂いこそ、朽ち果てていく花達へのせめてものレクイエムかもしれない。私はこの詩に、何か「真空管オーディオらしさ」のようなものを感じるのです。そして、スピーカーからリュートの音が鳴り始めると訪れる「静寂」が好きなのです。サイモン・リンネのテオルボ演奏によるCDを聴いてみましょう。アンジェロ・ミケーレ・バルトロッティ(1615~1682)、エティエンヌ・ル・モワーヌ(1640~1715)、ロベール・ド・ヴィゼー(1655~1732)などバロック時代の作品ですね。Full Music製205D(UXソケットの205D-Lです)は二枚のプレートの間にグリッドとフィラメントが入っている単純な構造です。原始的な構造ともいえます。ただ、ゲッターが真横に飛んでいるので、外から構造が見えづらいのが難点です。因みに初段は中国の曙光電子(Shuguang Electronics)による12AU7。スピーカーは丸尾再音の520FPなので、そこそこ効率があります。(たぶん93dBくらい)リュートやテオルボなどの演奏でしたら、僅かな電力で十分に音楽を奏でてくれます。ジョヴァンニ・ザンボーニの曲を聴いてみましょう。野入志津子さんの紡ぎだすアーチリュートの響きが本当に美しい。教会での録音なので、遠くで鳥の声がします。それがまた、音楽の清らかさを引き立ててくれるのです。そういえば、作曲家ジョヴァンニ・サンボーニに関する情報は殆どありません。先に紹介したバルトロッティもボローニャ出身で、何年何月生まれで何年何月に亡くなったという詳しい情報まではありません。ルモワーヌも同様に詳細な情報がありません。当時の作曲家は余程の大作曲家でない限り、経歴が殆ど残らないようですね...。真空管アンプに灯をともし「音楽という静寂」をたのしむ。ちょっと贅沢な休日の過ごしかたです。
Apr 30, 2021
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金曜から土曜にかけて、大山へお参りしてきました。ルートは、ここを参考にしました。田村通り大山道を歩く その1 東海道藤沢宿から伊勢原まで田村通り大山道を歩く その2 伊勢原から大山阿夫利神社金曜日、まずは麓の宿坊まで約25kmの道のりです。2016年秋には戸塚宿から柏尾通を経て大山詣をしました。(宿坊まで約30kmの道のり)大船から藤沢までは電車です。7時頃、藤沢駅を出発。「今日も一日がんばるぞい」遊行通りをゆきます。ここは遊行寺の大鋸橋あたりから江の島への道です。大鋸橋。(遊行寺橋)浮世絵で藤沢宿の橋と遊行寺が描かれている物がありますが、この橋ですね。古いたたずまいの建物。すっぽりと空いてしまった場所。藤沢宿もどんどん変わってゆきます。小田急の上を通ります。メルシャン近くのおしゃれ地蔵。いつも化粧をされているようです。小さなお稲荷さんがあったので、休憩がてら手を合わせてゆきます。四谷不動尊。ここから田村通り大山道となります。鳥居があります。「大きいね」鳥居に刻まれているのはお不動様でしょうか。お地蔵様に手を合わせ、Y字路を左へ。茅ヶ崎赤羽の神明大神に立ち寄り、お参りと休憩。大きな神社だね。とても立派なお社です。神社なのに何故か梵鐘。赤羽六地蔵。熊野神社にもチョット立ち寄り手を合わせます。道沿いの花たち。相模線を渡ります。大山の姿が見えました。寒川の八幡様。一宮不動堂。お不動様が大山へ導いてくれます。現在、田村の渡し舟はありませんので、神川橋を渡ります。今思えば、田村の渡し跡に行けば良かったなと。橋を渡ってすぐに八坂神社があります。心静かにお参りしてゆきましょう。立派なお社ですね。新幹線を見ながら渋田川を渡ります。渋田川を渡ってすぐ、砂利道をゆきます。昔の人たちは、ここから大山を見ながらどんな気持ちで歩いたのでしょう。六根清浄。それを言わずとも、歩いていると気持ちが浄化されるよう。道端の花の淡い輝きを見て優しい気持ちがわいてきます。無心で歩くことは大切です。お腹が空いた12時チョット前、丁度良いところに台湾料理店。「ここだよ」ランチを注文したところ、なんか凄いことに。これ、税込み735円のランチ定食です。ガッツリ食べたい人には良いかもしれない...。道端に沢山あった庚申塔やら小さな仏塔を一箇所に纏めてお祀りしているのでしょう。沼目の八坂神社。道祖神さま。真ん中のは夫婦道祖神ですね。右は日向へ。左は大山へ。「左に行くよ」道沿いに新しい道祖神が見受けられました。伊勢原駅近くの下原公園で30分ばかり休憩。線路をくぐり、龍神通りを歩きます。これは絶妙なネーミング。伊勢原大神宮。五霊神社。鳥居も無い神社ですが、とても良い感じです。二の大鳥居。新しい高速道路をくぐります。比比田神社。ここまで来ると宿坊はもうすぐ。地元有志の花壇。綺麗ですね。這子坂。この辺りから坂がきつくなってきます。大山南尾根の中継塔が見えます。シャガの花、好きなんですよ。道三の大鳥居。宿坊に到着!「ゴール!!」落ち着いたたたずまい。チェックイン。「粟船講」と書いてありますが、私の住む大船には富士講も大山講も残っていないと思います。今回は大船にそういう講社があったらという仮定で歩いてみました。私の住む「大船(おおふな)」の地名は元は「粟船(あわふね」だったそうです。平安時代は海面が今よりも高く、柏尾川は今よりもっと広く深かったそう。粟など雑穀などを運ぶ船の往来があったり、運ぶ船を作っていたのでしょうね。そして粟船(あわふね)から現在の大船(おおふな)という表記になったのだとか。夕食。めっちゃ豪華です。そしてこれだけじゃない。「美味しそう!!」茶碗蒸し、美味しい!お豆腐の味噌田楽。ついさっき絞めたばかりの魚の塩焼き。地元の豚肉と野菜。うまみがギュッとつまってる。お豆腐を揚げた物。コレもまた美味しい!最後は焼きおにぎりのお茶漬け。お出汁を入れて食べます。こんな感じで1日は無事終了。土曜日、朝7時に朝食。チェックアウトして出発です。「今日も一日がんばるぞい」見事な山藤。小さなお不動様。手を合わせてゆきましょう。おまんじゅうを購入。「山頂でたべよう」今日のコースは大山寺を経由するコース。「がんばろう」シャガの花が群生していました。女坂を登ります。「ゴー!!」路傍の花を愛でながら歩いて行きましょう。女坂のほうが参道っぽさがあります。途中、お地蔵様が居られました。全部のお地蔵様に手を合わせられないので、軽く頭を下げてゆきます。子育て地蔵。爪切り地蔵。古いお堂が。ご年配の方が登っておられました。大山は信仰の山ですね。大山寺の本堂までもうすぐです。階段を登って...無事到着。お不動様に手を合わせてゆきましょう。丁石がありました。十町目と書いてあります。ケーブルカーが来ました。ここで私のすぐ足下にあるトンネルに入ってゆきます。大山阿夫利神社の階段を歩荷さんが登ってゆきます。少しお話したのですが、荷物の積み方が今日は微妙にズレていて、僅かなバランスの違いが背負い加減に出てくるとのこと。その僅かなズレも意識しながら歩くのでしょうね。階段を登り切り、阿夫利神社の下社に到着。神社のお水を頂きます。クラーク先生ポーズの少年。「杉の子よ、大志を抱け!」入山料を入れ、お祓いをして入山します。綺麗ですね。脱帽、一礼してゆきましょう。二町目の丁石。二町目...?「え?番号がリセットされてる?」たぶん下社からのカウントに切り替わったのでしょう。ここは白山神社の跡だそうです。夫婦杉。立派ですね。南尾根ルートとの出会いまで来ました。「まだままだね」富士山が綺麗に見えました。東国三葉ツツジでしょうか。ヤビツの登山コースとの出会いまで来ました。「あともう少し!」ヤビツからの登山客も合流するので結構沢山の人になります。頂上に到着。まずは阿夫利神社の奥社にお参り。頂上の道標。「疲れたね」おまんじゅうを食べましょう。「美味しそう!」一息ついたところで下山開始。「混む前に下りよう」まだいくつかの種類の桜は咲いています。阿夫利神社下社に向け、急な階段を下ってゆきます。下社の階段を下りきったら、ケーブルカーに乗ります。前日25kmを歩いているので、ちょっと疲れが....。いつもなら大山の帰りは南尾根(蓑毛越~高取山~弘法山)で帰りますが、今回はズルをします。さっきケーブルカーの写真を撮った場所がありました。ケーブルカーを下車し、コマ参道を下ります。「アッという間だね」バスに乗り、伊勢原駅へ....。駅の近くのとんかつ屋さんで遅い昼食。ジャンボロースカツ定食。「ちょっと多すぎない?」結構歩いた割に、ボリューム一杯の食事で全然痩せないです。(汗)今回、昔の大山講のコースを辿って歩いてみましたが、とても良い体験でした。また歩いてお参りしたくなりますね。
Apr 23, 2021
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木曜日、ヤビツから三ノ塔まで歩いてみました。コースは、ヤビツ峠→岳ノ台→菩提峠→ヤマトタケルの足跡→二ノ塔→三ノ塔→二ノ塔→寺山富士見橋公衆トイレ→ヤビツ峠です。ヤビツまではクルマで行きました。7時20分ごろ、出発。「今日も一日がんばるぞい」岳ノ台コースとヤマトタケルコースは歩く人が少ないです。しかも平日でしたので、コースに誰も居ないんじゃないかというくらい。愛らしい花がお出迎え。桜が咲いています。岳ノ台コースにはヤビツからすぐのところに東屋があります。鉄塔(新多摩線:No.9鉄塔)の近くを通りながら進みます。ずいぶんと背の低いタンポポ。右を見ると大山が。立派な姿に思わず帽子をとって手を合わせました。小さな花が咲いていました。立ち止まり、路傍の花をめでながら歩くのは楽しいです。これこそ山歩きの醍醐味です。あ、展望台が見えてきました。岳ノ台に到着。丹沢の奥の方の山々が見えます。奥に3つ見えるのは太礼の頭~円山木の頭~本間の頭の山なみでしょうか...よくわかりません。(岳ノ台の位置からだとそう見えそうな感じもします)菩提峠に向けて進みましょう。菩提峠の一寸手前にある風の神様。このあたりに来るまでは風が音を立ててましたが、「ビュービューする音が怖いので、どうか風を鎮めていただけませんか」と手を合わせたら、菩提峠に到着する頃には風が落ち着いていました。本当の話です。風の神様は確かに居られます。工事でしょうか?作業者と重機が置いてあります。ハングライダーのテイクオフ場所。今まで私の鬼門だったヤマトタケルコースの入口です。「今日こそ踏破する!!」まだハイキングを始めて数週間程度の私は2015年11月のハイキングでは、標準コースから二ノ塔へゆきました。実は、ヤマトタケルコースは入口を入ってすぐ、どこがコースだか初心者にはわかりにくいのです。うーむ、やっぱりわかりにくい。とりあえず地図とGPSと踏み跡を確かめながら、登ってゆきます。このコースで一箇所だけ、ちょっと険しい場所があります。しっかり登れば大丈夫です。でもここは下りたくないな。そこ意外は穏やかな山道です。小さな花ですね。可憐な花、名前はわかりません。道標がありました。「ここだね」帽子をとって、鳥居をくぐります。これがヤマトタケルの足跡だそうです。確かに足跡のように見えますね。もとのコースに戻ります。暫くすると二ノ塔尾根にぶつかります。「行こう!」右が二ノ塔で左が三ノ塔でしょうか。桜が綺麗!!二ノ塔に到着。結構広々しています。三ノ塔を目指してゆきましょう。植生を守り土砂流出を抑えるようコースは木道になってますね。鮮やかな黄色の花。三ノ塔に到着!「おつかれ~」三ノ塔からの風景。さらに奥へ丹沢の山々が連なります。遠くの山小屋。塔ノ岳でしょうか。アマチュア無線局が50MHz SSBでの運用をしていました。ヤビツに戻りましょう。「帰ろう」二ノ塔から下りてくると、工事車両の置いてあるエリアが見えました。あのあたりが菩提峠ですね。何とかリンドウという名前らしいです。愛らしい花ですね。スミレの仲間かな?原生している桜は白っぽいのが多いですよね。林道を突っ切ります。「もう少しだね」あと1.7キロ。「がんばろう」あとは道路をテクテクあるくだけです。この日は天気も良く、楽しい山歩きができました。念願のヤマトタケルコースも歩けたし。また訪れたいと思います。
Apr 8, 2021
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こないだの土曜日、irukaで鶴見川沿いを走ってみました。大船駅→横浜駅→東神奈川駅→矢部駅で下車。すぐに鶴見川源流の泉を目指さず、尾根緑道を通って一寸遠回り名コースをチョイス。種入バス停付近の桜。このあたりから尾根緑道に入ります。尾根緑道は静かな遊歩道です。丹沢山系の大山が見えました。一寸ひと息。今日は天気が良いです。星谷戸トンネル付近から尾根緑道を降り、三菱食品の建物を左に見ながら進みます。途中、花の綺麗な場所がありましたので、自転車をとめて休憩。鶴見川源流の泉。私有地なので、外から見るだけです。これ、鶴見川かな?では進んでゆきましょう。道路沿いにチューリップ。お地蔵様と道祖神があったので、手を合わせ、道中安全を祈願してゆきます。UFOの発着基地と思しき塔が2つ。おや、ここにもお地蔵様。ベーカリーカフェのエピソードで軽い朝食。可愛いクリームパンがあったので買ってしまった。テラス席から観る鶴見川。スズカぁぁぁあああ!このあたりから川沿いの遊歩道があります。途中で立ち止まり、路傍の花を愛でながらゆきましょう。道標がありました。あと35kmくらいですね。頑張りましょう。桜の絨毯ほどではないですが、なんか心地よいです。ちょっと休憩。大きな道路が現れてきました。少しずつ都会の雰囲気が。川和車両基地の横を通過。川幅もだんだん広くなってきています。鴨居付近の芝桜。港北IC付近。何かの物流センターを作ってるのでしょうか。僅かな区間ですが、物凄く道幅が広い。日産スタジアムが見えます。あと10kmです。お腹が空いてガッツリ食べたいと思い、舎鈴 クロスガーデン川崎店で坦々つけ麺を食べました。すっごく美味しかったです。ボートを楽しんでいる人たち。楽しんでいるというか練習?河口も近いでしょうか。あと2kmです。もう少しですね。鶴見川河口0km地点に到着。向こうにB線と産業道路。鶴見小野駅で自転車を折りたたみ、帰路につきました。上流から河口に下る道のりですので、楽に走ることができました。
Apr 7, 2021
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