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2009.01.31
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カテゴリ: 雑感


今期の事業環境は、比較的好調だった上半期までと、第3四半期以降では急変していますので、従来の決算チェックとは違った観点を重視する必要があると思っています。
私が今、通常時よりも重視しているのは、以下のようなポイントです。

そろそろ来期の業績予想が気になる季節ですが、現状の厳しい状況が当面続くことを前提にせざるを得ないと思います。

その場合、決算発表数値は累計ではなく、第3四半期実績と第4四半期予想を、四半期単位で見る必要性が高まります。
上半期の貯金は、とりあえず忘れた方が無難です。

例えば第3四半期累計や通期予想で利益が出ていても、第3四半期(10-12月)実績や第4四半期予想では、赤字になっているケースが多く見受けられます。
この場合には、来期の業績予想も赤字になる危険性があることを、覚悟する必要があります。

また従来ですと、通期予想に対する進捗率に注目し、進捗率が高い事を好材料視するのですが、今回の場合は

 進捗率が高い=第4四半期の業績予想が悪い→来期の業績も期待できない

という見方もできます。
したがって今は、進捗率にはあまりこだわらないほうが良いと思います。
事業環境が好転しそうなのか悪化傾向なのか、その方向がより重要です。

なおこの見方は、10月以降に業績が急激に悪化した企業についてであり、景気低迷の悪影響を受けていない企業にはあてはまりません。
現在も業績好調な企業は、従来通りの分析方法をすれば良いと思います。


次に内容に目を向けます。
上半期の事業環境を一言でまとめると、原材料価格の高騰を、如何に販売価格に転嫁できるかがポイントでした。
したがって、利益率に注目していました。

それに対して下半期では、売上が急激に減少していることが、最大の問題です。
したがって、売上高と受注高の動向を重要視しています。
(今は将来の見通しが立たないでしょうけどね)

また、売り上げ減少の利益への影響を把握するために、固定費の割合にも着目したほうが良いと思います。
在庫が急増していないかも、注意点です。
資金繰りは当然、要チェックポイントですね。(経験者は語る)

株価等の下落により、多額の有価証券評価損を計上するケースが多発しています。しかしこれは一過性のものなので、私はあまり気にしていません。
(洗い替え法であれば、3月期末の株価が上がれば、第3四半期までの評価損もなくなるかもしれないし。)
繰延税金資産の取り崩しも発生するかもしれませんが、まとめて今期中にうみを出し切ってください。

来期の予想がすべてだと思っています。
第3四半期/第4四半期が黒字を維持している会社は、そろそろ投資チャンス、赤字の会社は来期業績を見てから検討、というふうに考えています。

買うチャンスは何度もありますので、あわてて追っかけ買いをすることだけは、避けましょう。





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Last updated  2009.01.31 19:30:09
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