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2025.08.02
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カテゴリ: 猛禽類との出会い
鳥友の町でカラスの古巣を使って産卵するような素振りを見せているツミ成鳥ペアの様子を見に出かけました。抱卵はたは育雛中に何らかの事情で放棄したペアと思われました。
古巣に座り込んでいる雌を目にした時はすぐに産卵するのかと思いましたが、そう簡単には進んでいません。
雌が巣に座り込んだと思ったら巣から離れて、巣とは別の木に止まり鳴き声をあげ、カラスが林に飛来すると雌自ら追い払う行動をみせたりしています。
また、産卵前の雄は、巣材を運搬する時や抱卵、育雛の際に巣に雄が飛来し担当することがありますが、今回は古巣を奪還しようと狙っているカラスに対して牽制しているのか雄が巣に入る姿が見られています。林の制空権を制し、産卵する状況ができるまでは雌が産卵準備に入ることにならないようです。
猛禽類のやり直し繁殖については、平野(1998)が「一般にワシタカ類の多くは年1回の繁殖であるが(中略)l979)ハイタカでは産卵頂後に失敗した場合にのみ再繁殖が観察されている。また、チョウゲンボウやり直し繁殖の頻度は繁殖地の食物の豊富さと関係している」と報告しています。今回のペアのやり直し繁殖が成功するのか、単純に繁殖に失敗したペアの居場所で終わるのか、注目されるところです。
(写真)2025年8月1日、2日撮影
平野敏明.1998.住宅地で観察されたツミの2回目繁殖行動について.
Strix.第16巻.p167-170.日本野鳥の会.

















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最終更新日  2025.08.02 18:22:15
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