全3件 (3件中 1-3件目)
1

今年の雪は遅そうなので、数日前に締めのナメコ採りへ。ナメコ発生ポイントをあまり知らないし熊も怖いので、道路わきの森を「あれば、いいな」くらいの気持ちで歩いてきました。出始めや老菌、どちらも見ることができて、ヒラタケ・クリタケも採れ、今年最後のきのこ狩りは満足のいくものとなりました。十二月も半ばにさしかかり、正月を母と過ごすための帰省が近くなってきました。今年は確か五回目の帰省、通算すると五か月ほど母と過ごしたことになる。こんな生活を十二年ほど続けていて、夫には申し訳ない気持ちでいっぱい。あるべき場所で咲く野の花たちのように、難しく考えずに日々の生活を続けていこうと自分に言い聞かせる日々です。
2020.12.13
コメント(4)

菌友に誘ってもらって収穫してきた黒トリュフ。こうして並べてみると美しい。私のモットーは「美しくあれ」なので、いつまでも眺めていられる。あっ、「美しくあれ」というのは、「美は万物に宿る」と思っているからで、美人とかイケメンとは全く関係ありません。人の所作や言葉使い、考え方・佇まい等内面からにじみ出る事柄に美しさを見出すことはよくあります。前置きがくどくなりました。このトリュフは一か月以上前に収穫したもので、いい状態でまだ半分ほど残っております。熟成を待つには、長期に保存するには?と調べてみると、お米に埋めておくのがいいとのことで、密閉容器の中でお米に埋めて眠らせております。さて、半分ほどに減ったので容器を取り換えることに。使っていたお米は三カップほど。しっかりとトリュフの香りを吸収したそれはとっても匂います。これを捨てるわけにもいかず、試しに炊いてみることにしました。おかずは、山採りヒラタケ入りの八宝菜・塩サバの焼き物・ナメコのお味噌汁・春に作り置きしていたキャラブキです。あとはご飯の炊きあがりを待つだけ。「うん?臭い」「やっぱり、匂ってきたね」とほのぼのと話していたら、それはますますひどくなってきて、家じゅうに広がっていきます。炊きあがりの頃はピークに達して、「これは日本住宅の匂いじゃない、ヨーロッパの国のキッチンってこんな匂いかな」「なんだか銀杏を踏み潰した林の匂いにも似ているね」とのんきな私達。では炊飯器オープン。「うっ、臭っ」蒸気で飛んでしまうと思っていましたが、しっかり残っております。「どうする、冷蔵庫の冷やご飯チンする」迷いましたが、炊いてしまったからには食べるしかありません。これも経験です。口にしたご飯は、なんとなくねっとりしていて(一か月以上かけてトリュフの水分がしみこんでいたので)ふっくら感は無し、色も銀シャリには程遠くて薄っすら黄色みを帯びているよう、用意していたおかずとの相性は最悪でした。食事の後、窓を全開にして風を通したことは言うまでもありません。残りご飯は、しっかりチーズを効かせた即席ドリアにするつもりでしたが、カレーなら匂いも気にならないかもと今日のお昼に、でも、その匂いはカレーをも超えていました。昨日から今日にかけて、何度「臭っ」と言ったでしょうか。収穫したものの、あるいは頂いたトリュフがあるけど匂いがイマイチ分からないの・・・という方、こうしてご飯を炊き上げてみてください。その香りがどういうものなのか、よ~く分かります。オムレツやパスタに使って、「ほんのり香るけどよく分からないなぁ」という使い方が正解だったと、今回分かりました。残りのトリュフは視覚に訴える食材として、上手に使っていきます。
2020.12.11
コメント(2)

「ヒラタケ出ているよ~」と散歩中の夫から連絡が。それは行かねばと、こんな時の身支度の早いこと。一部めくった跡は、きのこに興味がない人の仕業でしょうか。反対側にも二か所出ていて、結構な収穫となりました。きのこ狩りシーズンも終わり山へ行くことがなくなると、暫くは魂が抜けたようにぼぉ~と暮らしますが、そんな日が続くと、生産的な事をしていない自分に嫌気がさしてきて動きだします。でも、持続しなくて単発的。夜が長くなると、夜食に温かい飲み物とお菓子が欲しくなる・・・前回のナメコ遠征の時にリンゴ園で求めたフジを使い、久しぶりのアップルパイ作り。市販のパイ生地の使い勝手の良さを知ってからは、生地の手作りをしなくなりました。今回も生地は市販のものです。何かと事が多かった一年も残り少なくなってきました。今年は何回帰省したかしら・・・今月末からまた実家での暮らし。安普請の古い家なので、冬場は寒さが堪えるのですよね。「冬来たりなば・・・」を唱えながら、山菜が芽吹く春を待ちます。
2020.12.05
コメント(2)
全3件 (3件中 1-3件目)
1