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2022年09月20日

記録として残しておこう。

エリザベス英女王死去、９６歳　最長在位「開かれた王室」模索―チャールズ新国王即位

　新国王は声明を出し「愛する母である女王の死は、私と家族にとって大きな悲しみだ」と表明。国民や英連邦、世界中の人々と「深い喪失感」を共有すると述べた。トラス首相も官邸前で演説し、「英国が偉大な国であるのは女王のおかげだ。その義務への献身はわれわれの手本だ」と長年にわたり国家に奉仕してきた女王を称賛した。
　エリザベス女王は１９５２年２月６日、父ジョージ６世の急死を受けて２５歳の若さで即位。英国をはじめカナダやオーストラリアなど英連邦加盟１５カ国の国家元首を務め、生前は世界の現役君主の中で最長の在位期間を誇った。在位中の首相はチャーチル氏から、最近就任したばかりのトラス氏まで計１５人に上る。
　２６年、国王ジョージ５世の次男ヨーク公（後のジョージ６世）夫妻の第１子としてロンドンで生まれた。出生時は王位継承順位３位で、伯父エドワード（後のエドワード８世）への継承が当然視されていたため、即位は予想されていなかった。しかし３６年末、エドワード８世が離婚経験のある米国人女性シンプソン夫人と結婚するため退位。ヨーク公が即位したことから、突如として王位継承順位１位に躍り出た。
　第２次大戦中は戦時労働に積極的に従事し、国民の人気と信頼を集めた。４７年にフィリップ殿下と結婚、チャールズ皇太子、アン王女、アンドルー、エドワード両王子の３男１女をもうけた。５３年６月にウェストミンスター寺院で盛大に戴冠式が催され、その様子は当時最新機器だったテレビで全世界に生中継された。
　チャールズ皇太子の不倫問題やダイアナ元妃との離婚など、王室を取り巻くスキャンダルの続出に頭を悩ませていたといわれる。一部で王室廃止論も浮上する中、国民に親しまれる王室を模索し、地方訪問や慈善活動に積極的に取り組んだ。
　２００７年１２月に英君主としてこれまで最長寿のビクトリア女王の年齢を超え、英史上最高齢の君主となった。１５年には在位期間も同女王を超えた。８０歳を超えて以降は、休息時間を増やすためとして公務の一部をチャールズ皇太子らに引き継ぎ、昨年４月にはフィリップ殿下を亡くした。今年２月に在位７０年（プラチナ・ジュビリー）を迎え、６月には国を挙げて記念行事が盛大に開かれた。
　７１年の昭和天皇の訪英への答礼として７５年に日本を公式訪問。上皇さまは皇太子だった５３年に女王の戴冠式に参列されている。
　女王の国葬については昨年、計画がメディアに漏れている。それによると、死去から６日目にロンドンのウェストミンスター宮殿にひつぎが運ばれ、３日間安置されて公開される。国葬は死去から１１日目にウェストミンスター寺院で行われるという。

英女王に最後の別れ、葬列の映像に市民が総立ちで拍手…追悼のため休日・飲食店軒並み閉店9/19(月) 20:25配信

両陛下、英女王国葬に参列　各国元首らと最後のお別れ　9/19(月) 9:27

ご夫妻で参列できたのは、本当に良かったと思う。
昨夜は国葬のライブニュースばかりだったが、BSで「英国王のスピーチ」を放送していたので、途中からであったがそれを観ていた。
この映画を観るのは多分三度目だと思うし、内容をほとんど覚えているのだが、やはり感動した。
それにしても、イギリスの王室はゴシップネタが続いているんですね。
エリザベス女王は偉大な君主で国民から信頼されていたと思うけれど、一人の娘・母親・祖母としては悩ましいことの続いたご生涯だったと思う。
さて、チャールズ国王はこれからどのような君主になるのでしょうか。

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最終更新日 2022年09月20日 16時43分41秒
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■コメント

Re:エリザベス女王死去、96歳。9月19日に国葬。(09/20)

maki5417 さん

軍人ばかりが目立つ葬列でした。
武力で侵略した時代のなごりなのでしょう。

ヘンリーのように、モーニングというわけにはゆかないのでしょうか。 (2022年09月20日 22時20分57秒)

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Re:エリザベス女王死去、96歳。9月19日に国葬。(09/20)

msk222 さん

エリザベス女王の逝去による国葬儀式については、さすが大英帝国の名残りあるものとして、ある種の感銘を受けました。ほぼすべての国民が敬意をもって見送るのも素晴らしいし、儀式としても荘厳で美しかった。
日本で強行されようとしている「国葬」は嫌でも比較され、金だけかけても惨めで恥ずかしいものになるでしょう。
とはいえ、英国らとってエリザベス女王の死は歴史の大きな変換点になることでしょう。チャールズ国王のもとでは、ただでさえ求心力を失いかけている英連邦諸国の共和制への離脱は免れないでしょうし、王室そのものの存続問題も出てくる。
また、英国本土の一層の独立分裂が進む可能性もある。日本本土から沖縄や北海道が切り離されるような大きなものと感じます。さりとて、力で抑えたらまたテロの応酬が起きるかも知れない。
王室とか皇室とか、理論的には人間の平等に反するものでありながら、ときには人々を糾合する象徴としての機能する。エリザベス女王も日本の上皇、今生天皇も役割を果たしていて、ぼくはその面では評価します。しかし、誰もがその役割を正しく果たせるとは限らない。
ことにスキャンダルまみれの英国の新国王は、これから難しい局面に立つことになるのではないかと思わずにいられません。 (2022年09月20日 23時09分20秒)

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Re[1]:エリザベス女王死去、96歳。9月19日に国葬。(09/20)

みらい０６１４さん

maki5417さんへ

>軍人ばかりが目立つ葬列でした。
>武力で侵略した時代のなごりなのでしょう。

そうなのでしょうね。
伝統には、現代の価値観にはそぐわないことが多いものです。 (2022年09月22日 08時08分02秒)

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Re[1]:エリザベス女王死去、96歳。9月19日に国葬。(09/20)

みらい０６１４さん

msk222さんへ

ウェストミンスター寺院での国葬はとても荘厳で、私も不思議な感動を覚えました。
しかし同時に、今後の英国と王室の行方を思うと、チャールズ新国王の心境やいかにとも思わずにはいられませんでした。
王室も皇室も、そのメンバーへの敬愛や尊敬で国民に支持されなければ、現代では「砂上の楼閣」で崩れてしまうでしょう。
伝統や伝統への国民の誇りが、楼閣を支える土台になるのかどうか、私にはわかりません。
私自身、日本の皇室の天皇ご一家には尊敬と信頼を感じていますが、これからも無私の心で国民の象徴となる人が続くかどうか…。
とりあえずは天皇皇后ご夫妻がエリザベス女王の国葬に参列できたことにホッとしています。
控えている日本の国葬については、書く気にもなれませんが。 (2022年09月22日 08時19分14秒)

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