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2024年03月04日
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テーマ: エッセイ(94)
カテゴリ: 過去のエッセイ
「正しい『秘め事』を!」

最近は「不倫」ばやりだ。現実にはどれほどあるのかわからないけれど、渡辺淳一氏の「失楽園」が大ヒットしていることからも、男女を問わず「秘め事・不倫願望」が強まっているかに思える。思えば「マディソン橋」あたりからそんな兆候があったような気がする。
  渡辺氏が書きたかったのは、「とことんまでの愛の追及」だったようだが、社会現象としてのこの「秘め事ブーム」は、何か変だと思うばかりだ。
「秘め事」は、倫理観というか罪の意識があってこそのものであると思っていたのに、テレビのワイドショーや週刊誌を見ると、まるで秘め事の告白大会のようだ。誇らしげに言いふらしたり、自慢したいようにすら思える。
  人に知られたら誰かを傷つけると苦しみ、誰かを守るためには絶対口には出せないと悩み、外に出してしまったら色あせてしまいそうだから大切に秘めている…。だからこそ「秘め事」には一種の甘美さも合わせ持っていたはずなのに。
  テレビでレポーターが聞く。「ご主人に悪いとは思いませんか?」
画面にぼかしこそ入っているが、出演者はしゃあしゃあと答える。
「全然思いません。彼と会うことで自分が満足でき、かえって夫や家族に優しくできていいと思っています」。
こんなアッケラカンとした答えを聞くと、(アリャリャ…)とただ呆れるばかりだ。その上、「二人の男性を共に愛しています」なんて、失楽園じゃなくて失笑園じゃないか。
  二人を愛することもあるだろう。でも、それには苦しみも伴うのではないか。匿名とはいえ得々と情事を語るなんて、これはもう秘め事ではない。援助交際の名で売買春人たちと同じではないか。
  フェミニズムが求めてきた女性の解放は、今や女性自身によって裏切られている。
女性の仲間達よ、お願いだからみんなで正しい「秘め事」を取り戻しましょう!
(うん、わかった。でもどうやって?)



これを書いた当時の私は、ひょっとすると今よりも規範意識が強かったのかもしれない。
今では、テレビのワイドショーは面白くするためのやらせもあるし、
テレビに出る人は受けを狙ってのリップサービスも多いと思っているから、
面白半分に見ていてあまり腹も立たなくなっている。
いちいち腹を立ててしまうのは、今では政治家がらみのことだけになってしまった。
小説も映画もテレビドラマも、私が面白いかどうか、好きか嫌いかだけであり、
社会現象になった時には「なぜこれがそれほどに支持されるのか」と考えてしまう。
映画も小説も、事前にネットで調べられるので、自分の関心の持つものを選ぶようになっている。
かつてのように「流行っているから」ということで選ぶことはほとんどない。
残念ながら、恋愛に関してはいくら社会的ルールや倫理観で人を縛ろうとしても、
それはあまり有効に働かなかないどころか、
かえって燃え上がらせてしまうということも事実だ。

やはり人として周囲の人への責任感だけは見失ってほしくないと願う。





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最終更新日  2024年03月04日 08時37分14秒
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