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November 22, 2009
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カテゴリ: 日々の素描
彼はあることを繰り返しやっていると、ある日とつぜん訪れる。

とてもシャイな性格なのか、姿かたちを観察しようとするとひょいと隠れてしまう。
だからどんな風体なのかはよくわからない。

かんどころ君は訪れるのが突然なら、去っていくのは忽然。
おもてなしをしていないと、挨拶もなしにいなくなる。


先日の試験で、「おーい、かんどころ君」って呼んだんだけど、
肝心なときに来てくれない。
後で「あのときどうして来てくれなかったの」と聞くと、
「だって君、ちゃんともてなしてくれなかっただろ。そしたら僕は知らないもん。」



あぁなんて気まぐれなの、と怒ってみても仕方ない。
彼はそういうひとなのだから。

でも試験のとき、ずっとお留守だった訳ではなかった。
「その問題はこうすりゃいいよね」と言ってくれる場面もあった。
彼は呼んで来てくれるものではなく、気付くと側にいる、そんな性質の子なみたい。


結果がどうなのか、後で自己採点できるようメモする余裕がなかったので
今のところわからないのですが、
次の目標に向けて来年も勉学に励んでいそうな予感です。


おべんきょに限らず、どんなことでも、一番に難しいのは続けること。
その難しさはいいかげんよくわかっているので、ともかく一つだけ気をつけるようにしてました。
それは楽しむための工夫をすること。


うちのなかでスキップしてみたり。←なんて訳ない。さすがにそこまでやらない。

それから、どうしても、どうしても、気が乗らないときは「やーめた♪」。
と、テキストをほっぽり出すときもありました。
ただ、その責任を自分で取れば済むこと。


おべんきょするにあたり、いろんな言葉を動力源にしてましたが、


>私は演奏するとき、一生懸命にならないように努力しています。
>演奏するときはただ、オープンな気持ちになりたいと思うだけです。
>そうすれば、何が起きてもオープンに受け入れられ
>進んでその瞬間に起きていることの自然な流れの一部になりたいと思うようになります。

ピアニストのハービー・ハンコックさんの言葉だそうです。

一生懸命になるっていうのは良さそうっちゃよさそうなんだけど、
前のめりで必死になると、我欲にとらわれて息苦しくなりがち。

学生の頃ドラムをやっていて、あのときが最高だったという瞬間は
「うまく演りたい」とか考えないで自然に手が動いてました。

そのときの感覚を思い出しながら、机に向かうようにしていたし、
実際の試験のときも最初は緊張したけど、あとの方は楽しむことができました。

かんどころ つぼのすけ君はなかなかユニークで面白い子なので、
また会えたらうれしいな、と願いつつ、もうしばらくおべんきょを続けてみようと思ってます。


ちなみに、かんどころ=勘所、のこと。
かんどころ君へのおもてなし=復習すること、でした。





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Last updated  November 22, 2009 12:43:49 PM
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