名無し人の観察日記
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昨年の「江」が見事なまでに黒歴史だったため、今年の「平清盛」には期待してたわけですが、一回目はなかなか期待の持てる内容。今後も視聴しようと思います。 でも清盛御落胤説を採るのか……大胆だな。 そして語りの頼朝。事情通過ぎでしょう。まだ生まれる前の話なのにどういう伝で平家の内部事情を聞いているのでしょうか(笑)。 さて、今回「王家」と言う言葉が使われてることについて国士サマがブチ切れたようで、皇室と言いなおせ、と主張している模様。 韓国では天皇の事を「日王」と言うことから、韓流に支配された売国奴NHKがその意を汲んで王家と言う用語を使っているんだ、とか言う陰謀論に発展しているようで、まぁ正直「お前ら馬鹿じゃねぇの」 以外の感想が思い浮かびません。「王家」ってのは、平安末期の院政期に、天皇ではなく上皇/法皇を家長とする天皇家を指す用語で、この時代の一次資料には頻出します。そもそもこの時代には「王」「皇」はあまり厳密に区別されていません。 つうか、ドラマ見てればわかりますが、鳥羽天皇の事は「帝」と呼ばれています。天皇ではないんですが国士の皆さんは怒らなくて良いんですかね(笑)。 個人的には、院の御前で舞子を射殺したとか、忠盛が「陰陽師の戯言を」とか言う事のほうが、よっぽど歴史的にNGだと思うのですが。宮中を血で汚すなんてとてつもないタブーですし、当時の人はもっと迷信深くて、陰陽師の言うことは普通に信憑性あったはずですしね。 ともあれ、ちょっとなじみのない用語が気に食わんと言うだけで、調べもせんとキレた挙句無知と妄想をさらしまくるあたり、右も左もイデオロギーをこじらせたヤツにロクなのはいないと言う非常にわかりやすい例でしたとさ。
2012.01.09
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