全163件 (163件中 1-50件目)
半年振りに更新します!^-^;理由は『まぐまぐ』のメールマガジンを半年以上使わないと消滅してしまうからです最近は自分のページを開く事すら無い日々を送っていましたが、無くなると思うと淋しいので重~い腰をあげてみました・・・。^-^;最近は以前より映画を観ていないですね~。たまに観ても失敗が多かったし・・・。そんな中、印象に残ったのがこの作品です。弁護士のローズ(トニー・コレット)を姉に持つマギー(キャメロン・ディアス)は天真爛漫な女性。姉のような頭脳は持ち合わせていないものの、その美貌で男を惹きつける。一方のローズは敏腕弁護士だが恋には無縁。二人はお互いに自分に無いものを持ち、そしてともに深いコンプレックスを抱いていた。ある日、酔って自宅に帰ったマギーは義理の母親に閉め出されてしまう。困ったマギーはローズの元に転がり込む。しかしローズはこの時、人生最大の喜びを手にしていた。そう彼女の部屋には恋人がいたのだった。始めは仲良くしていた姉妹であったが、次第にマギーの自己中心的な行動が発端でケンカが耐えなくなる。そして遂にマギーはローズの恋人を誘惑してしまうのだった。ようやく女性としての自信を持ったローズもマギーの行動により打ち砕かれてしまう。ローズに追い出され、拠り所を失ったマギーは祖母エマ(シャーリー・マクレーン)を頼りにフロリダへ向かう。安易な生活を求めて旅立ったマギーであったが次第に彼女の心に変化が現れる・・・。裏切りの無いイメージ通りの展開で楽しめました。^-^まさにキャメロン・ディアスのキャラクターがぴったりの作品でしたね♪あまりこの手の役ばかり演じ過ぎるとイメージチェンジが難しくなるような気もしますが・・・。姉役を演じたトニー・コレットも凄い女優さんのようですね。過去には配役のために体重を20キロ増減させて映画に挑んだとか・・・まさにプロ!他にも『シックス・センス』や『チェンジングレーン』など出演作は多数です。更には祖母としていい味を出していたシャーリー・マクレーンはゴールデン・グローブ賞で主演女優賞を4回も獲得したとか!いやはや凄いキャスティングだったんですね!そんな訳でほっこりしたい時にオススメの映画です。^-^★★★☆☆総合評価カーティス・ハンソン監督の代表作は『L.A.コンフィデンシャル』『8Mile』等です。
2006.11.30
コメント(75)
アニー(ケイト・ブランシェット)は夫に先立たれ3人の子供と4人で暮らしている。長男のマイクは父親を失ったという現実を未だ受け入れられず、アニーもまたマイクとの親子関係に悩みを抱えていた。経済的も困窮していた一家であったが、アニーは神に授かった『予知能力』というギフトを活かし何とか生活していた。精神に病を抱える自動車修理工のバディ(ジョヴァンニ・リビシー)、夫の暴力に悩む近所のヴァレリー(ヒラリー・スワンク)ら、助けを必要としている人々をサポートするアニーは貧しいながらも充実した生活を送っていた。ある日、アニーの元をヴァレリー(ヒラリー・スワンク)が訪れた。夫ドニー(キアヌ・リーヴス)の暴力がエスカレートし、たまらず家を飛び出したという。悩むヴァレリーにアニーは法的手段に訴える事を提案する。ヴァレリーがアニーの元を訪れていると知ったドニーは、アニーを魔女扱いして執拗に嫌がらせを仕掛けてくるようになった。そんなある日、事件が起こった。長男マイクの通う学校の教師ウェイン(グレッグ・キニア)の婚約者ジェシカ(ケイティ・ホームズ)ジェシカが失踪してしまったのだ。実はアニーは数日前に二人に会った時、何か奇妙な予感を察知していたのであった。数日が経ったが街の有力者の娘ジェシカの失踪事件は一向に手がかりが見つからない。保安官に協力を要請されたアニーは予知能力によって遂に彼女の居場所を突き止めた。・・・しかし彼女は既に死亡していた。ジェシカの遺体が見つかったのはドニーの土地の中だった。かくしてドニーは裁判にかけられ有罪となった。ようやくアニーに安息の日が訪れたかに見えたのだが、アニーには更なる予知が待ち受けていたのだった・・・。マイペースな更新にもかかわらず見に来てくれて有難うございます♪^-^;久々にレビューを書いたこの作品は、レンタル店で偶然出逢って借りてきました。2000年の作品ですが何と言ってもキャストが凄いですね~。この頃はキアヌ・リーブス以外、まだ今ほど有名な俳優陣ではなかったのでしょうね。流石、サム・ライミ監督~!^-^キアヌの狂演(?)も良かったです。ストーリー的には怖すぎず、難し過ぎず楽しめました。怖い場面も『来るぞ、来るぞ~!』と予期できるので安心でしたし、真犯人探しも予測できる範囲内でした・・・。敢えて言えば、新鮮さは無かったですね~。どこかで見た演出、展開という感は否めません。ま、でも公開当時に見ていれば印象も大きく異なっていたのでしょう!それにしても・・・映画の中でも触れられていますが、こんな才能って持っていない方がよっぽど幸せですよね。『普通である事』。これこそが私に与えられた最高のギフトだったのでしょうか?(笑)そして皆さんに与えられたギフトって何ですか?★★★☆☆総合評価ケイティ・ホームズは言うまでも無くトム・クルーズの奥さん。^-^;二人の間に生まれた女の子はスゥリちゃんと名付けられたそうな。ヘブライ語で『王女』、ペルシャ語で『赤い薔薇』を意味するそうですよ!^-^
2006.05.30
コメント(1)
リー(メリル・ストリープ)は長男ハンク(レオナルド・ディカプリオ)と次男チャーリー(ハル・スカーディノ)の3人で暮らす母子家庭。苦しい家計の中、手に職をつけようと美容師の学校へと通う日々を送る一方で長男ハンク(レオナルド・ディカプリオ)とは心を通わせあう事が出来ずに悩んでいた。ある日、長男ハンクは思いもかけない行動に出た。自分に愛情を注いでくれた唯一の存在である父親の写真だけを持ち出し自宅に火をつけたのだった。そう、自分の気持ちを理解してもらえない淋しさと生きる目的を見出せない悲しみが彼を追い込んでいったのだ。事件後、ハンクは保護施設に収容される事になる。施設からの執拗な催促に応じてようやくハンクを訪れたリーの元に一本の電話が入った。それは疎遠になっていた姉のベッシー(ダイアン・キートン)からの20年ぶりの連絡だった。リーは、ベッシーが白血病に冒されており助かる手段は親族からの骨髄移植しかないという残酷な事実を突きつけられたのだった。リーはハンクとチャーリーを連れてベッシーの住むフロリダへ出かけた。そこで見た光景は、自分の生活を犠牲にして父マーヴィン(ヒューム・クローニン)と母ルース(グウェン・ヴァードン)の介護に尽くすベッシーの姿であった。結婚もせず生活の全てを両親の面倒をみる事に費やしたベッシーと、自分の行き方を貫くリーとが疎遠になっていったのもの当然のことであった。しかし無償の愛を捧げるベッシーの姿を見たハンクは、次第に彼女に心を開いていくようになる。そして骨髄の適正検査を調べる日がやってきた。主治医ウォリー医師(ロバート・デ・ニーロ)によると検査を受けたリーとチャーリーは不適合だと分った。遂にハンクは自分も検査を受けることを決意する。介護に人生を捧げたベッシー。互いの愛情を感じあえないリーとハンク。それぞれがそれぞれの悩みを抱えながらも、少しづつ確実に何かが変わろうとしてた・・・。今から10年前の作品です。ダイアン・キートン、メリル・ストリープを始め俳優陣は超豪華で魅せてくれます。^-^その中にあってレオナルド・ディカプリオも光っていました。彼は『ギルバート・グレイプ』でも分るように優れた演技力を持った俳優ですが、『タイタニック』以降、そういうイメージは薄くなった気がします。もっと出演作を選んだ方が俳優としてプラスになったような気がするのですが・・・。>_<本作品のストーリー自体は上記に記したようなシンプルな内容です。しかし日頃は気付きにくいメッセージが伝わってきました。愛を捧げられる人がいる事って幸せなんですね・・・。T-T★★☆☆☆総合評価デ・ニーロはチョイ役なので御注意あれ!
2006.04.15
コメント(0)
1年程前に愛する息子を亡くしたテリー・パレッタ(ジュリアン・ムーア)は未だにその悲しみから立ち直れずにいる。夫ジム(アンソニー・エドワーズ)は夫婦を襲った突然の不幸から再び立ち直るべく、妻テリーにも優しく接していた。しかし再び深い悲しみに襲われ自分を取り乱したテリーは、かかりつけの精神科医マンス(ゲイリー・シニーズ)から衝撃的な言葉を聞かされる。・・・二人の間には元々子供などいなかったというのだ。確かに部屋の中をくまなく探しても子供がいたという物証は消えていた。精神科医マンスは元々いない子供の形見が見えなくなったのは、病気が治癒してきた事を意味するんだ、とテリーをなだめる。マンスいわく、テリーは流産という受け入れがたい現実から逃避するために妄想を抱いているのだという。自分は精神の病に冒されているのか・・・自答するテリーだがどうしても納得がいかない。そう、テリーの脳裏には一人息子との記憶が克明に記憶されていたのだ。テリーは記憶の糸を辿り、息子を襲った飛行機事故で同じく娘ローレンを亡くした隣人アッシュ(ドミニク・ウエスト)の元を訪れる。しかしアッシュからの返答は期待したものではなかった。アッシュにも元々娘などいなかったというのだ・・・。なんとかアッシュに娘がいたという証拠を探し出そうとアッシュの家の中を物色するという暴挙に出たテリー。しかし呆れたアッシュが警察を呼んだためテリーは連行されてしまう。途方に暮れるテリーの元にアッシュが走り寄って来た。愛娘ローレンの事を想い出した、と叫びながら!絶望の谷底で一筋の光を見出したテリーだったが、得体の知れない追っ手がやってくる。テリーとアッシュは追っ手を逃れながら、真実の追及を始める。しかしそこには想像すらし得ない真実が待ち受けていたのだった。お久し振りです♪すっかり1ヶ月に1度ペースの更新になってしまいました。^-^;最近、あまり面白い作品に出逢えていないので、更新する気になれずスミマセン。+_+感動モノやシリアスな映画を観たい気分でもないし、恋愛系を観たい気分でもない。アクション系でも観てスカッとしたいが、ちょっとは頭も使いたい・・・そう考えていたら自然とこの作品を手にしていました。^-^;しかし事前にあまりチェックをしていなかったので、こんな展開になるとはショックでした。頭の固い私はストーリーにある程度の理由と必然性を求めてしまうので、こういうストーリーは釈然としないんですよね。-_-ま、最初からリアリティのない世界のお話と分かっていれば良いのですが・・・。映像的には後半にところどころビックリする演出があって面白かったです。^-^SFを始め最近の映画は似通ったものが多いですが、そんな中、本作品ではインパクトのあるシーンはありました。ジュリアン・ムーアとアッシュ役のドミニク・ウエスト、精神科医ゲイリー・シニーズ。彼らのファンであれば是非観て損はないと思います・・・。☆総合評価監督はジュリア・ロバーツ主演『愛がこわれるとき』のジョセフ・ルーベン。夫役のアンソニー・エドワーズは『ER』シリーズのグリーン先生で有名だそうです。
2006.03.19
コメント(2)
両親の愛の下、幸せに暮らしていたポードレール三兄弟を襲った世にも不幸な悲劇のお話し。長女ヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)と長男クラウス(リアム・エイケン)、末っ子サニー(カラ&シェルビー・ホフマン*2人1役)は愛する両親を火事で失ってしまう。身寄りの無い彼らを預かることになったのは、遠い遠い親戚のオラフ伯爵(ジム・キャリー)。遺産管理人のミスター・ポー(ティモシー・スポール)の前では普通に接していたオラフ伯爵であったが、ミスター・ポーがいなくなると子供達に冷たい対応を取り始める。そうオラフ伯爵の目的は莫大な遺産だったのだ・・・。次第にエスカレートする伯爵の嫌がらせにも力を合わせて乗り越えていく3人。ヴァイオレットは14歳にして発明の天才。長い髪を後ろに束ねれば集中力も向上する。長女である彼女はその才能を活かし数々のピンチを脱していく。彼女は兄弟の精神的な支えとなっていた。長男のクラウスは読書が大好きで、読んだ物は全て記憶していた。彼は持ち前のポジティブな性格を活かしヴァイオレットをサポートする。末っ子のサニーはまだ赤ちゃん。しかし一旦噛み付いたら決して話さないパワーを持つ。3人は困難に接するたびに、協力し合い、絆を深め合い、そして成長していく。一方のオラフ伯爵も莫大な遺産を前に、どこまでもしぶとく3人を追い続ける。果たしてポードレール三兄弟は不幸せな日々を脱する事ができるのか?世界的に有名な児童文学を映画化した作品。勿論私はこの本を見た事ないのですが・・・。>_<不幸せな物語というだけあってオープニングはインパクトがありました。^-^;ストーリー的には想像通り次々と困難を克服していく明るい話しなのですが、内容的には結構残酷な所もあって、どういう人に観てもらいたいのだろう?と考えてしまいました +_+ファミリー向けとは必ずしも言い切れないですよね?^-^;本作品はジム・キャリーの個性を活かした演技とメリル・ストリープといった大物女優の起用など見所は満載です。しかし、それ以上に、全編を通じた『独特の暗さ』と『子供達の明るさ』との対比が織り成す世界観が他にない個性を発していますね。★☆☆☆☆総合評価続編もありそうですね♪期待したいトコロです!^-^
2006.02.13
コメント(0)
新聞社で訃報告知を担当するダン(ジュード・ロウ)は通勤者の雑踏の中、反対側から歩いてきた赤毛の女性(ナタリー・ポートマン)と運命的な出逢いを果たす。初対面にもかかわらずお互いに視線をまじえ惹かれあう二人だったが、声を交わす距離まで近づいた瞬間、横から車が突っ込んできた。幸い女性は軽傷で済んだ。ダンは彼女を病院に連れて行く。アリスと名乗った彼女はニューヨークでストリッパーをしており、その日にロンドンについた矢先であった。こうして衝撃的に出逢った二人は恋に落ち、そして同棲を始めた。同棲生活にもすっかり慣れたある日、ダンはアンナ(ジュリア・ロバーツ)というバツイチの女性写真家と出逢う。無邪気なアリスと比べ大人の魅力を持つアンナに興味を持ったダンは彼女へ自分の想いを告げる。しかしアリスの存在を知ったアンナはダンに惹かれながらも彼の要求を拒絶する。アンナにあしらわれたダンは、腹いせにインターネットを通じて彼女と医師ラリー(クライヴ・オーウェン)を最悪の状況で引き合わせた。しかしダンの思惑とは異なり、二人は最低の出逢いを乗り越え、恋におち、結婚する。一方、アリスに浮気心がバレてしまったダンも彼女からの信頼を取り戻し幸せに暮らしているように見えた。ところが運命の歯車は大きく崩れ始める。複雑に交錯していく4人の恋愛模様はどのような結末を迎えるのか?本作は観たい、と思う作品では無かったのですが、たまたま意中の作品がレンタル中だったので借りてきました。選んだポイントは2つ。『スター・ウォーズ』のアミダラ役を除けば、自分の中では『レオン』に出てくる少女のイメージのままのナタリー・ポートマン。彼女が同世代の女性をどう演じるのかという興味が1つ。もう1つは他にもジュリア・ロバーツ、ジュード・ロウという強力キャストが揃っている点。ちなみに本作は非常に著名な戯曲を元に脚色された作品だそうです。感想としては・・・私にはあまり面白いと感じられませんでした。>_<というか、この作品はどこを楽しめば良いのかなって感じました。全ての登場人物にあまりにも感情移入出来ず、展開が予想出来ないというか、受け入れられないというか・・・。ジュリア・ロバーツも優等生を脱却したキャラクターを演じたいのだろうなぁとは思いますが、私にはどうもインパクト重視という気がしてなりません。私にとって唯一の救いは個性的な俳優人の存在感だけでした。考えてみればこの作品、4人以外は出てこないといって良いくらいですし・・・。逆に言えば4人の演技を堪能したい方にはオススメかも知れません。ちょっとというか、かなりお下劣ですが・・・。+_+それにしてもレオンでは少女だったのにナタリー・ポートマンも可愛くなったもんだ・・・。☆総合評価監督は『卒業』の巨匠マイク・ニコルズ。
2006.01.22
コメント(0)
かつてはCIAで特殊任務に就いていたジョン・クリーシー(デンゼル・ワシントン)も今や酒浸りの毎日。まるで人が変わったように生きる希望を失い、死場を求め惰性で日々を過ごしていた。ある日、メキシコに住む友人(クリストファー・ウォーケン)を訪ねたクリーシーは、友人からボディガードの仕事を紹介される。紹介された先はある事業家の一家で、夫婦2人と娘ピタ(ダコタ・ファニング)の3人家族であった。メキシコでは身代金目的の誘拐事件が多発しており、子供にボディガードを付けていないのは近所ではもはやこの家庭のみとなっていた。プライベートは語らずあくまで仕事だけを全うするクールなクリーシーであったが、ピタは彼の瞳に孤独と優しさを感じていた。実はクリーシーのCIA時代の特殊任務・・・それは暗殺に明け暮れる毎日だったのだ。良心の呵責に耐え切れず引退後も自分を責め続け、生きる希望を失っていたクリーシーだったが、ピタの純真な姿を前に、次第に彼の心も癒されていく・・・。しかし突然、事件は勃発する。予想もしない悲劇がピタとクリーシーを襲うのだった!すっかりご無沙汰しております。^-^;気まぐれな更新にもかかわらず足を運んで頂きました皆様、そしてメールマガジンも解約せずに頂きました皆様に、この場をお借りして感謝申し上げます。^-^私の方はお陰様で年末年始は海外旅行etcで非常に充実した毎日でした♪皆様はいかがでしたか?さて映画の話題に戻ります。ヒューマン・ドラマを予想して借りた本作でしたが、あまりの展開にビックリしました。よくよく考えれば監督が『トップ・ガン』でお馴染みトニー・スコットですし、ヒューマン・ドラマを予想した私が間違っていましたよね。DVDの本編前の作品紹介で、『タランティーノも絶賛!』となっていたのでおかしいな、とは思っていましたが・・・。>_<デンゼル・ワシントンは既に『トレーニング・デイ』で今迄と全く異なるタイプのキャラクターを演じているのでインパクトは薄かったです。-_-勿論深みのある演技なのですが・・・あまりヘビーな内容を予測していなかった為に、途中からグッタリしちゃいました。圧倒的な残虐さ、強烈なインパクトを売りにするという最近の映画の傾向には、流石に閉口しますね。私にとってはダコタちゃんの演技だけが救いでした。^-^★☆☆☆☆総合評価脚本は『ミスティック・リバー』のブライアン・ヘルゲランドが担当しています。
2006.01.11
コメント(0)
ビートルズ好きで知的障害を持つサム(ショーン・ペン)は一人娘ルーシー(ダコタ・ファニング)と仲良く幸せに暮らしている。ルーシーの母親は出世後すぐに彼女の元を去ってしまったが、サムは隣人で外出恐怖症の才女アニー(ダイアン・ウィースト)や、同じく知的障害を持つ仲間イフティ(ダグ・ハッチソン)達のサポートを受け、ルーシーを素直で優しい子に育てあげた。しかしルーシーの成長と共に1つの問題点が浮き彫りとなってきた。サムは7歳程度の知能しかなかったのだ。遂に7歳の誕生日を迎えたルーシーは、父親の知能を越えてしまう事への不安と父親の大人らしくない振る舞いに、次第に戸惑いを感じるようになっていた。そんな折、ルーシーの先行きを懸念した教師やソーシャル・ワーカーは、サムにこれ以上の子育ては困難とし、ルーシーを強制的に施設に入れてしまう。愛する我が子と離れ離れになり言いようの無い絶望感を味わったサムは、エリート弁護士のリタ(ミシェル・ファイファー)に助けを求める。リタは弁護士としての腕前は申し分無かったが、報酬を払える筈も無いサムに冷たい対応をする。しかし利己的なリタは周囲の人達の自分への評価を回復させる為だけにサムの弁護を引き受ける事に決めた。最初こそ不純な動機で弁護を引き受けたリタであったが、次第にサムのルーシーへの愛情に強く心を揺さぶられるようになる。実はリタの私生活は夫と上手くいっておらず、また仕事に振り回され長男との関係も冷え切ったものとなっていたのだった。サムを通じて次第に自分の心に向き合っていくリタ。裁判で悩み、傷つき、苦しみながらもルーシーを取り戻そうとするサム。そしてサムを愛し待ち続けるルーシー。果たして3人はどのような結末を迎えるのか?ショーン・ペンがアカデミー主演男優賞にノミネートされた本作は、世界を感動の嵐に巻き込みました。T-Tショーン・ペンは2003年の『ミスティック・リバー』でアカデミー主演男優賞の栄冠を獲得していますが、ぜひこの作品で受賞させて欲しかったと感じますね♪^-^それにしてもこれほど優しくピュアな映画に出逢ったのは久し振りという気がします。ショーン・ペン、ダコタ・ファニングがあまりにも上手過ぎるという事もあって、涙無しには見られない作品に仕上がっていますね。;_;悩みを抱えて生きている友人、弁護士、優しい里親、そして厳しい検事!!^-^;登場人物にもリアリティがあって良かったですね。これ以上どんなコメントも作品の素晴らしさを表現するのには不十分だと思います・・・もし万が一、観ていない人がいたら是非観て下さいね!!★★★★☆総合評価ダコタちゃんがあまりに可愛かったのでデンゼル・ワシントン共演の『マイ・ボディーガード』借りちゃいました♪
2005.12.13
コメント(0)
昆虫学者の世界的権威であるアラン・オズボーン(ウィリアム・ハート)は多忙な毎日を送っている。今日もモントリオールの博物館で講演を行っていた。するとアランの元にピート・カールトン(マーク・ドネイト)という一人の少年と母親テレサ(パスカル・ブシェール)という人物が突然現れた。少年ピートは尊敬するアランに、自分と一緒に世界で最も美しいとされる幻の蝶、ブルーモルフォを捕らえに言って欲しいと懇願する。実はピートは末期の脳腫瘍を患っており、残された命の灯火はあと僅かであったのだ。ピートはこの世での最後の願いとして、憧れであった幻の蝶ブルーモルフォを見たいと願ったのだった。突然の依頼に困惑するアラン。ブルーモルフォは遠く離れた熱帯雨林にしか存在せず、アランは多忙の身で自分の生活もある。そして実は子供もあまり好きではない。更にはブルーモルフォを捕らえるには時期が少し遅すぎる。多少気がかりではあったがアランはピートの切なる願いを断ってしまう。しかしピートはあきらめなかった。ブルーモルフォを見ればこの世の神秘が分かる。夢を実現する為に必死になるピートに胸を打たれたアランは遂に根負けしてブルーモルフォを探しに行く事を約束する。熱帯雨林に入ったアランとピート少年、そして彼の母テレサ。実際にジャングルに入るとブルーモルフォを見つけるのは想像以上に大変である事を痛感する。蝶を捕まえるには時期的にも遅いし、ピートは車イスでの行動。加えて3人の人間関係も微妙であった。テレサは旦那に他界された後は男運に恵まれない。またずっと面倒を見てきたピートがアランに心を開いていく事に僅かながらも嫉妬心を持ってしまう。そしてピートの夢を実現させたいと想う気持ちと彼の体調を心配する気持ちとが交錯して悩んでいた。一方アランも人とコミュニケーションを取るのが苦手で、私生活でも仕事に没頭する余り妻には逃げられ、娘とも全く連絡を取っていない状態。真面目な性格が故に、ピートに尊敬され感謝される度に自分はそんな人間じゃないんだと自分を責めてしまう。かくして3人は悩み苦しみながら、希望の象徴、幻の蝶ブルーモルフォを探し続ける。しかしピートに残された時間は迫っていた。果たしてブルーモルフォを見つける事は出来るのか?この作品は実話を元にした作品です。T-T見ていない人の為に結末は書けませんが、非常に心に残る作品でした♪特にマーク・ドネイトという少年、そしてウィリアム・ハートの演技が素晴らしかったです。登場人物が皆悩みを抱えながらも、少年と接している過程でその悩みと向き合い、やがて心が変化していく過程を描いている点が素晴らしいと思いました。自分の余命があと僅かであったら自分は何をしたいのだろうか?また余命が短い人に協力を求められたら、自分は快く受け入れられるのだろうか?色々と考えさせられる映画でした。★★☆☆☆総合評価他のウィリアム・ハート主演作品では、『愛は静けさの中に』が好きですね♪
2005.12.08
コメント(0)
レイ(トム・クルーズ)は妻と離婚し、長男ロビー(ジャスティン・チャットウィン)、次女レイチェル(ダゴタ・ファニング)とも離れ、一人気ままに暮らしている。ロビーは気難しい年頃で、レイの事を’パパ’とも呼ばず冷めた目で見ていた。一方レイチェルはレイを慕ってはいたが、やはり二人の間には距離があった。妻は新しい夫と暮らしており、彼女のお腹には既に新しい命が宿っていた。ある日、元妻と新しい夫は子供達をレイに預けて旅行に出掛けた。レイはロビーを強引にキャッチボールに付き合わせコミュニケーションを図るが、相変わらずロビーは心を閉ざしたまま。兄との接し方にアドバイスをするレイチェルにも八つ当たりする始末。しかしレイ自身、幸せそうな元妻と上手く自分の気持ちを伝えられない子供達を前にして、どう振舞うべきか悩んでいたのだった。そんな折、突如、異常気象が世界を覆い始めた。日本やヨーロッパ各国など大規模な停電が起こりTVでも盛んに報道が行われていた。やがてレイの家でも突然の落雷が発生する。それはかつて経験した事もないような激しい稲妻の連続だった。慌てて家を飛び出したレイは不思議な光景を目の当たりにする。行きかう車は全てストップしており、地面には落雷した箇所と想われる大きな穴が開いていた。人々が好奇心で穴の周りを取り囲んだ瞬間、地面は音を立てて崩れ始めた。そして人々が目の当たりにしたのは、想像もしえない光景だった。道路の下から巨大なロボットが姿を現し人間を次々と抹殺し始めたのだった。突然現れた宇宙からの侵略者。しかもその圧倒的な攻撃力を前に、人々はただ恐れ、逃げ惑うしか手段が無かった。周囲の人々が次々と消されていく中、レイは全力でその場から逃げ出した。そう、愛する家族を守るため・・・。『マイノリティ・リポート』に続き、スピルバーグがトム・クルーズと超強力タッグを組んだこの作品は、当然のことながら大きな話題を呼びました♪原作はSFの巨匠ジョージ・ウェルズ。100年以上も前に活躍した天才作家が映画に与えた影響は絶大で、宇宙モノやタイムトラベルを始め今日のSF映画のベースになっている事は間違いないでしょう。^-^一方、監督のスピルバーグも間違いなく歴史に名を残すであろう現代洋画の超大御所。そのスピルバーグと、今や名実ともに一流と評される人気俳優トム・クルーズが再び組むのだから面白くない筈は無い。・・・そういった過度の期待が評価を厳しくしてしまう要因なんですよね、+_+やっぱりちょっと面白い、映像に新鮮味がある程度では満足出来ないです・・・。^-^;それにしてもトム・クルーズは昔から好きな俳優ですが、年を取ってもカッコ良いですね。ダコタ・ファニングも秀でた演技力を見せていました。二人の演技が冴えていただけに、家族愛を描いた観点は非常に良かったと思うのですが・・・正直そこだけが最大の見所になってしまいましたね。>_<ちなみに出演者もロクに知らずに観ていたらティム・ロビンスも出てたんですね。途中でビックリ!でもちょっと期待外れな役回りでしたけど・・・。*_*★☆☆☆☆総合評価スピルバーグのパニック映画は人間描写に優れていますね。人智を超えた事態が発生した時こそ、その人のありのままの姿が映し出されるという事でしょうか・・・。人を救う人もいれば、人を押しのけて自分だけ助かろうという人もいる。人間って素晴らしくもあり、怖い生物でもありますね。-_-
2005.12.03
コメント(0)
舞台はブダペストからウィーンに向かう列車の中。隣席の口論に嫌気がさしたフランス人の女性セリーヌ(ジュリー・デルピー)はアメリカ人の旅行者ジェシー(イーサン・ホーク)の隣に席を替えた。ジェシーは繊細で優しい純粋な若者。セリーヌは好奇心に満ちた不思議な魅力を持つ女性。偶然、同じ列車そして同じ車両に乗り合わせ、隣に座った二人。更に二人はたまたま同じ本を読んでいた事もあって会話を交わし始める。ジェシーは翌朝には飛行機でアメリカに帰国する予定だった。そして夜明けまでの残された時間はウィーンでぶらぶら過ごすつもりでいた。一方のセリーヌはパリに帰る途中。様々な会話をする中で、お互いに魅力を感じた二人。ジェシーはセリーヌに一緒にウィーンで下車しないかと誘う。セリーヌはその提案を受け入れウィーンの美しい街を巡る。二人は互いの人生観や宗教、お互いの考えを共有する。しかし二人に残された時間はあと僅か。夜明けは迫っていたのだ・・・。映画好きの知人に薦められて観てみました。^-^1995年の本作は原題『Before Sunrise』。2004年には続編の『Before Sunset』が撮影されています。9年後に同じ監督、主演、スタッフで続編を撮るというのは凄いですね。続編は観ていませんが、きっと時を経てより味わい深い作品になっているのでしょう。^-^インターネットで本作の評価を見ていたら、この作品を好きな人は結構多いようですね。・・・しかし残念ながら何故か私は全く楽しめませんでした。>_<元々恋愛映画はあまり得意では無いですし、フランス映画系のテイストもあまり慣れていないせいなのでしょうか・・・。(勿論本作はフランス映画では無いですが。)これだけ評価されている作品を楽しめないのは、どこか自分に欠如した感性があるのかな、或いは自分の恋愛感は子供っぽいのかな?と不安になりますね。でも逆にこれだけ評価が異なるというのは興味深いな、と感じました。万人が面白いという作品もあるのでしょうが、感性は十人十色なのだなぁと改めて感じた次第です。☆総合評価監督のリチャード・リンクレイターの代表作は他に『スクール・オブ・ロック』があります♪両作のギャップに驚きます!^-^
2005.11.29
コメント(0)
ボクシングジムの経営者兼トレーナー、フランキー・ダン(クリント・イーストウッド)は、20年来の友人であるスクラップ(モーガン・フリーマン)とともに古びたジムを運営している。ダンはボクシングを心から愛し、自分の選手達を心から愛していた。そして長年かけて、ようやく世界チャンピオンを狙える逸材であるウィリーというボクサーを育て上げた。しかしダンはウィリーの事を想うばかりに、はやるウィリーの気持ちを抑え世界タイトルマッチの時期を先延ばしにしてしまう。遂に痺れを切らしたウィリーはダンの元を離れて別のプロモーターと組み、世界チャンピオンの座を獲得するのだった。ウィリーと入れ替りに、女性ボクサー、マギー・フィッツジェラルド(ヒラリー・スワンク)がジムに入会した。彼女は32歳とボクシングをするには遅すぎる年齢であったが、自分の好きなボクシングで何とか身を立てたいと、ストイックなまでに練習に打ち込んでいた。複雑な家庭環境に身を置くマギーにとって、ボクシングは唯一の心の拠り所だった。マギーの一際熱心な姿勢にスクラップは手助けをしようとするが、ダンは女性のトレーナーはやらないと取り合わない。しかし遂にマギーに根負けしたダンは遂にトレーナーを引き受ける事を決意する。最初はマギーに距離を置いていたダンであったが、次第に二人の間には信頼の絆が結ばれる。世界タイトルは狙える実力を備えつつあるマギーに、焦らず試合をこなすように指示するダン。そしてマギーもダンを信じ付いて行くのだった。そしてついにミリオンダラーをかけて世界タイトルに挑戦する日がやってきた。しかしそこには想像もし得ない運命が待ち受けていたのだった・・・。2004年度アカデミー賞で、作品賞、主演女優賞(ヒラリー・スワンク)、助演男優賞(モーガン・フリーマン)、監督賞(クリント・イーストウッド)の4冠を達成した名作です♪事前に情報を持たずに観たので、ヘビーな展開に驚きを隠せませんでした。クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマン。名優2人の演技は最高で言う事はありませんが、ヒラリー・スワンクも流石に主演女優賞を取っただけの事はあります。CGを駆使して莫大な作成費をかけた映画が多い中、演技だけでここまでのインパクトを残した映画は最近少ないですよね。多少評価が厳しいのは、内容を知らなかった為に観る前のギャップが大きかった事、人物描写が時間内では描き切れなかったと感じた事、そして(ネタバレの無いように描くなら)『一方的な悪役』が存在する事などが観ていて若干気になりました。とはいえ、きっとこれから忘れられない記憶に残る作品になりそうです。★★☆☆☆総合評価クリント・イーストウッドは1992年にも『許されざる者』で作品賞と監督賞、助演男優賞(ジーン・ハックマン)のトリプル受賞をしています。
2005.11.24
コメント(0)
私立探偵のジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーブス)は相棒のチャス(シア・ラブーフ)や仲間とともに、規則を破った悪魔を地獄に送り返す仕事をしている。コンスタンティンは自らの罪により地獄行きが決まっていたが、この仕事をする事で神への点数稼ぎを行っていた。自らが送り返した悪魔達が待っている地獄ではなく、天国に送ってもらうよう自らの実績を交渉材料として大天使ガブリエル(ティルダ・スウィントン)にアピールしていたのだった。しかしガブリエルの反応は冷ややかなものであった。悪魔を退治する力を持つコンスタンティンであったが、自らの体は煙草の害に犯され肺癌を患い余命1年となっていた。それでも彼は決して酒と煙草を止めようとしなかった。人間界は天国と地獄の狭間にあり、天使と悪魔はともに人間界には入り込めず人間を騙したり勇気付けたりしながら微妙なバランスを保っていた。人間のすぐ目の前には天国と地獄が広がっている。しかし誰もがそんな事には気付かずに生活していた。そしてついに往年の均衡を破る出来事が起こる。キリストの胸を貫き、その血を浴びた『運命の槍』が見つかったのだ。『運命の槍』と『極度に霊感の強い人間』・・・。この2つを利用すれば悪魔の子供マモンは人間界に足を踏み入れる事が出来るのだった。敏腕刑事アンジェラ(レイチェル・ワイズ)は幼い頃から霊感が強く、ある日、双子の妹イザベラが飛び降り自殺をする夢を見る。そして悲運にもそれは現実となってしまう。カトリックで自殺は大罪。熱心な信者である妹の死は他殺によるものと疑ったアンジェラは、防犯ビデオに写ったイザベラが『コンスタンティン』という言葉を囁いている事に気付きジョン・コンスタンティンの元を訪れる。一方、アンジェラを利用してマモンを復活させようとしたバルサザール(ギャビン・ロズデイル)も彼女の後を追っていたのだった。果たしてジョンは彼女を救えるのか?そしてジョンの運命は?『マトリックス』シリーズを途中で断念した私ですが、この作品は楽しめました♪キリスト教に詳しい人であればもっと楽しめる(?)かと思いますが、私レベルでも十分に満足出来ます。何といってもキアヌのヒーローらしからぬ振る舞いが新鮮ですね。^-^レイチェル・ワイズの美貌も光ってました。^-^;続編があるのか分かりませんが、是非作って欲しいものです♪原作は大人向けのアメコミ『ヘルブレイザー』という作品だそうです。流石に子供には刺激が強いでしょうからね。>_< DVDでは監督の解説もありますが、登場人物も映画オリジナルの設定にしているみたいです。ちなみにこの解説バージョンを聞くとストーリーも試行錯誤の末だったのだなぁと感じます。エンディングも2つくらい考えていたようです。むぅ~果たして本当の地獄とはこの作品の映像のようなものなのでしょうか。コワイ、コワイ! >_<天国に行けるよう日々善行を心掛けないといけませんね!^-^★★★☆☆総合評価エンドロールの後の映像もお見逃しなく!
2005.11.13
コメント(2)
松本朔太郎(大沢たかお)には律子(柴咲コウ)という恋人がいた。二人は婚約し結婚を目前にしていた。ところがある日、律子は突然『心配しないで』と書き置きを残し姿を消してしまう。友人の大木(宮藤官九郎)が経営するバーでたまたま律子の行き先を知った朔太郎は、台風の向かう中故郷である四国へと急いだ。しかし律子の後を追い続けるうちに、朔太郎は初恋の相手アキ(長澤まさみ)との想い出に胸をとらわれてしまう。朔太郎にとってアキは忘れる事の出来ない特別な存在だったのだ。高校時代のアキはアイドル的な存在で常に皆の視線の中心にいた。一方の朔太郎(森山未來)は朴訥として目立たないキャラクター。しかしアキは朔太郎に惹かれていたのだった。写真屋を経営する重蔵(山崎努)、通称『しげじい』や、ラジオ番組のリクエストを通じて仲の良くなった二人は、カセットテープを通じてやり取りを始める。好きな食物、好きな色、そして自分の気持ち・・・。かくして二人は付き合い始める事になった。しかし二人にはあまりに辛くて切ない現実が待っていたのだった・・・。朔太郎と律子、そして高校時代の朔太郎とアキ。2つの時代を行き来しながらストーリーが交錯する感動作です♪ T-T原作は200万部突破の大ベストセラーを記録して話題になりましたが、TVシリーズ版の放映もすっかり終わった最近になってようやく観ました。-_-;本作では森山未來と長澤まさみは完全に大沢たかおと柴咲コウを凌駕しましたね。二人の存在が薄れる程の印象を残したと思います。もっともストーリー上、二人にフォーカスがあたっているので当たり前かも知れませんが・・・。何はともあれ、純粋で透明な気持ちを持った二人の若者の姿を好演していましたと思います。何度も泣かされました。T-Tストーリーに関して原作とのギャップのせいか、映画版の評価は結構厳しいみたいですね。私は原作を読んでいないのですが、確かにちょっと律子の存在が浮いてしまっている気もします。律子とアキとに接点を持たせるのも違和感がありました。でもベストセラーの映画化って難しいですよね。原作を読んでイメージされた想像の世界に勝つのは大変でしょうから・・・。『いま、会いにゆきます』とともに久々に邦画を観ましたが・・・やっぱり邦画も良いですね。また興味がある作品があったら観たいと思います。^-^★★★☆☆総合評価平井堅の『瞳を閉じて』も凄く良かったですね♪
2005.11.07
コメント(0)
オレゴンの大自然に囲まれた森の中、残忍な連続殺人事件が勃発する。犯人は過去にコソボ紛争で暗躍した特殊部隊員、ハラム(ベニチオ・デル・トロ)であった。精密機械のような殺人マシーンと化したハラムは紛争の中で自分を見失い、遂には心を病んでしまっていた。ハラムに手も足も出ないFBIは引退した伝説のトラッカー=追跡者であるL.T.(トミー・リー・ジョーンズ)に協力を求める。皮肉にも彼は戦場でハラムの教官として殺人のノウハウを教えた張本人だった。ハラムを捕らえる決意を固めて森に入ったL.Tは、自然から様々なサインを受け取り次第にハラムに迫っていく。そしてハラムも神経を研ぎ澄ませてL.Tに襲い掛かる・・・。かくして2人の激しい戦いが始まった。皆様、お久しぶりです。パソコンの調子が悪かったのをきっかけにズルズルと・・・約1ヶ月振りの更新となってしましました。^-^;さて久々の更新でご紹介する作品は1993年の『ハンテッド』です。演技派ベニチオ・デル・トロと『逃亡者』、『追跡者』でも活躍のトミー・リー・ジョーンズの渋い二人の大物をキャスティングした本作は、実在のトラッカーをモデルに作成されたそうです。二人の対決自体は流石になかなか見ごたえがありました。-_-しかしハラムの人格が崩壊する過程やL.Tの内面の描写等が今ひとつで、正直観ていて希薄な印象がありました。>_<その点をもっとキチンと描けていれば楽しめたハズなのに・・・。ちょっともったいない気がしました。★☆☆☆☆総合評価ウィリアム・フリードキン監督の代表作には『フレンチ・コネクション』、『エクソシスト』などがあります。
2005.11.02
コメント(0)
ER担当の医師ジョー・ダロウ(ケビン・コスナー)と小児科に勤務するエミリー(スザンナ・トンプソン)は誰もが羨む幸せな夫婦。エミリーが子供に恵まれた事を知ったジョーは正に幸せの絶頂だった。ある日、エミリーの元にベネズエラへの医療ボランティアの依頼がきた。妊婦であるエミリーを気遣ってジョーは参加を止めるよう説得したが、医師としての責任感の強いエミリーはジョーの反対を押し切って出掛けてしまう。遠くベネズエラで不運にもエミリーが乗っていたバスは豪雨の中、崖から転落する。そしてエミリーは他界してしまうのだった。愛する妻の突然の不幸、更には彼女の遺体が見つからなかった事も重なって、現実を受け入れられないジョー。ジョーは今まで以上にストイックに、文字通り不眠不休で仕事に打ち込んだ。一心不乱に働くジョーを見て、上司や周囲の人々は心配し彼に休暇を取るように説得する。いくら仕事に打ち込んでもエミリーの事を忘れられないジョーは、ふとある事を思い出した。妻エミリーはジョーに、いつか小児癌病棟を見に来てね、と約束していたのだった。約束を想い出し小児ICUへやって来たジョーの元に瀕死状態の少年ジェフリー(ロバート・ベイリーJr.)が運ばれてきた。 そこでジョーは奇妙な体験をする。瀕死状態の彼が『ジョー、ジョー!』と自分を呼んでいる気がしたのだ。 翌朝、幸運にも一命を取りとめたジェフリーの元を見舞うジョー。ジェフリーはジョーに、エミリーからの伝言があるという。そして波打つ十字架のような不思議な絵を差し出した。それからというもの、ジョーの周囲では不可解な事が起こり始める。そして更にジェフリー以外の小児癌の患者を見舞ったジョーに、少年は例の十字架のような絵を指差し、こう伝えた。『エミリーが虹の中に来て欲しいって言っているよ!』ジョーは信頼する隣家の弁護士ミリアム・ベルモント (キャシー・ベイツ)に相談する。彼女もまた夫と死別してしまっていたのだ。キャシーは現実に目を背けるジョーを心配し、妻の死を受け入れて人生を歩みだすよう説得する。ジョーは最初こそ彼女の説得を受け入れなかったが、次第に自分が精神的に病んでしまっているかもしれないと疑い始めた。そしてジョーはようやく現実を受け入れて前に進もうとするのだが・・・。本作は観たい映画が無かったので、たまたま借りたのですが・・・面白かったです♪感動作というよりちょっとホラー系かな?という先入観がありましたし、正直言ってケビン・コスナーは特に好きではないので興味がなかったんですよね。^-^;前半こそホラーっぽい感じがありましたが全体としてはピュアな夫婦愛のお話しです。そもそも前半でドキドキさせる演出が必要だったのかは分かりませんが・・・。-_-愛する人の突然の他界。僅かな可能性すら信じてみたい心境になっても不思議ではないですよね。悩みつつもなかなか現実を受け入れられないジョーを演じたケビン・コスナーの演技には非常に好感が持てました。それから隣人を演じたキャシー・ベイツ。彼女をキャスティングしたのは素晴らしかったと思います。ラストには涙を誘われます。T-T★★☆☆☆総合評価監督のトム・シャドヤックは代表作に名作『パッチ・アダムス』があります。他に『ナッティ・プロフェッサー』、『ライアー・ライアー』など。
2005.10.08
コメント(0)
ニューヨークの広告会社に勤務するマシュー(ジョシュ・ハートネット)は仕事の都合で故郷シカゴへ戻ってきた。レストランで商談をしていたマシューの目に映ったのは元恋人リサ(ダイアン・クルーガー)の後姿であった。2年前、マシューはリサと出逢い、運命の恋に落ちた。お互いに強く惹かれ愛し合っていたはずの2人であったのに、ある日突然、何の前触れもなく、リサはマシューの元を去ってしまったのだった。リサと別れてからのマシューはニューヨークの広告会社で働き会社での将来も有望されるエリートとなっていた。そして将来を約束した婚約者も出来ていたのであった。リサを見かけたマシューは仕事への影響も覚悟して中国への出張を延期する。婚約者にも出張に出掛けたと嘘をついて、密かにリサを探し始めたのだった。ようやくリサの手掛りをつかんだマシューはアパートの一室に辿り着く。期待と不安を胸に扉を開くマシューの前に現れたのはリサと同じ名前を持つ別人(ローズ・バーン)だった。戸惑いと落胆を隠せないマシュー。果たしてどういう展開が2人を待っているのか?本作はヴァンサン・カッセル出演のフランス映画『アパートメント』のリメイク版だそうです♪私としては正直言ってあまり楽しめませんでしたが、非常に良かったと評価する人も多いようなので感性って様々だなぁと感じました。-_-でも楽しかった、感動したという基準は皆が異なるのは当たり前で、だからこそ人は面白いのだと思います!^-^本作のオリジナルはフランス映画という事ですが、私はあまりフランス映画を見たことがないのです。先日も人に薦められて見たのですが全然楽しめませんでした・・・。>_<めげずにまた今度チャレンジしたいと思います。^-^そういえば婚約者がいながら運命の人を追い求めるという設定は、ジョン・キューザック、ケイト・ベッキンセールの『セレンディピティ』を思い出します。こういう設定、私は(捨てられる?)婚約者の気持ちになってしまいます。-_-だから主人公があまりにも身勝手な人間に感じてしまうのです。T-T一方、俳優陣は充実していましたね。ジョシュ・ハートネットは若手の中でも非常に清涼感のあるキャラだと思います。意外といそうでいない俳優ですよね。^-^ハリソン・フォードと共演した『ハリウッド的殺人事件』も良かったです♪ダイアン・クルーガーも不思議な魅力がありました。ちなみにヒロインのダイアン・クルーガーとローズ・バーンは『トロイ』でブレイクしましたが、実は本作の方が先に撮影されたそうですね。監督の先見の明があったという事でしょうか。☆総合評価私には今ひとつ楽しめませんでしたが、良かったという方も多いようなので興味がある方はぜひご覧下さい♪ジョシュ・ハートネット、ダイアン・クルーガーが好きな方も勿論必見です!
2005.10.02
コメント(0)
超やり手のFBI捜査官のイリアナ・スコット(アンジェリーナ・ジョリー)はモントリオールで起きた殺人事件のプロファイリングを担当する事に。FBIの介入に反発するパーケット(オリビエ・マルティネス)ら地元刑事とともに捜査を開始する。そんな矢先に新たな殺人事件が起こった。目撃者のコスタ(イーサン・ホーク)は犯人の似顔絵を描いた。これにより事件は解決の糸口を見出すことになる。時を同じくして老婦人アッシャー(ジーナ・ローランズ)が警察を訪れた。彼女は死んだはずの息子マーティンをフェリーの中で目撃したと主張する。彼女いわくマーティンは昔から非常に残忍な性格で、フェリーで目があった瞬間に殺意を感じたというのであった。スコット達はマーティン・アッシャーが生存している事を突き止める。マーティン・アッシャーは殺人を犯した後、本人になりきって生活を送る、つまり大胆不敵にも“人生そのものを乗っ取って(=テイキング・ライブス)”いたのだった。捜査に没頭するスコットはコスタから犯人の情報を収集しているうちに彼に好意を抱いてしまう。私情を抱くと捜査に影響を及ぼし兼ねないと懸念した彼女は捜査を外れようと決意する。その頃、唯一の手がかりであるコスタの元に謎の男(キーファー・サザーランド)が近づいていた・・・。ようやくレンタルできました♪実はこの作品、私の行きつけのレンタル店ではほぼフル回転で稼動しており、一度もレンタル中の札が外れているのを見た事がなかったのです!あとで知ったのですがアンジェリーナ・ジョリー様の大胆なベッド・シーンがあった事も話題になっていたみたいですね。-_-;ジョリー様の今回の役柄を見て思い出されるのは『ボーン・コレクター』です。あの作品では共演したデンゼル・ワシントンにも負けない強烈な存在感を示していたのが印象に残っています。ちなみにジョリー・ファン、そして彼女の父親ジョン・ボイド・ファンの私(といっても『チャンプ』だけしか見ていませんが・・・)としては『ボーン・コレクター』は非常に好きな作品です。映画自体はショッキングなシーンもありましたが、彼女の体当たりの演技に役者魂を感じました。役者魂という意味では本作でも彼女のプロ意識を感じました。^-^さて映画の感想に戻ると、ストーリー自体は面白かったと思うのですが、やはり犯人像がある程度予測できた時点で面白さが半減してしまった気がします。>_<結論が分かってしまうとあとはどう展開するのかを追うだけになってしまいますから・・・。-_-アル・パチーノの『シー・オブ・ラブ』、ハリソン・フォード&ミシェル・ファイファーの『ホワット・ライズ・ビーニーズ』など印象に残る作品は、私はどれも最後まで目が離せなかったです・・・。このあたりを作り込めれば凄く面白い作品になった気がするのですが・・・如何でしょうか?★★☆☆☆総合評価余談ですがジョリー様と父親ジョン・ボイドとは上手くいっていないみたいですね。-_-遂にはアンジェリーナ・ジョリー・ボイトという本名を捨て絶縁状態らしいです。なおブラピとの共演で話題の『Mr. and Mrs. Smith』は12月公開予定です♪
2005.09.23
コメント(2)
赤穂巧(中村獅童)は妻である澪(竹内結子)に先立たれ、1人息子の佑司(武井証)と2人で暮らしている。巧は病気を患っており、人込みは苦手。息子の佑司を色々と遊びに連れていてあげたいが、病の為にそれも叶わぬ願いだった。更に巧は家事も得意な方ではなく料理の味もイマイチ。でも佑司はそんな父親『たっくん』が大好きで父を気遣い暮らしていた。巧は自転車で通勤していた。同僚の永瀬みどり(市川今日子)は巧に恋心を抱いているが、澪への変わらぬ想いを持ち続ける巧の前に何のアプローチも出来ずただ日々が過ぎていった。そして妻であり母である澪が去ってもう1年が過ぎようとしていた。巧は仕事と家事をこなしつつ病院へ通う。長年の付き合いである医師の野口(小日向文世)は信頼できる先生で、巧はふと『雨の季節』の話しを口にする。『雨の季節』・・・澪は亡くなる前に佑司に絵本を描いて渡していた。その本の中で澪は、自分は死んでしまうが『雨の季節』に一度戻ってくると語っていた。信じられない話しだが、嘘をつかない澪の性格を知っている巧と佑司は、梅雨を前に儚い期待を隠せずにいた。てるてる坊主を逆さにして待つ佑司。そして二人の待つ『雨の季節』、梅雨に入った。三人でよく来た森の中で立ち尽くす巧と佑司。そこにはまぎれもなく澪がいたのだった。喜びを抑えきれない巧と佑司。しかし澪は一切の記憶を失っていた。自分が誰なのか分からない・・・そして夫と子供の事さえも。巧と佑司はそんな澪を受け入れ三人の同居生活が始まった。澪が帰って来た。今までの暗い生活がガラリと変わって幸せ絶頂の巧と佑司。ただし巧と佑司にはひとつの不安があった。澪が生前に描いた絵本では、『雨の季節』の終わりには再び澪と別れを告げることになっていたのだ・・・。連休中、久々に邦画を2本観ました。この作品と『世界の中心で、愛をさけぶ』です。邦画を借りたのは『座頭市』以来ですね。『座頭市』の前は記憶に無いくらいなので、どれだけ邦画を観ていないか、お分かり頂けると思います。>_<この作品では登場人物こそ多くありませんが、それぞれ光っていましたね。実直で朴訥とした役柄をこなした中村獅童、その息子役、武井証という子役は素晴らしかったと思います。冒頭から泣きっ放しでした。(笑) T-T竹内結子も可愛かったですね。^-^;実生活でも2人は結婚されたそうですが、きっと映画の様に温かい家庭を築いていくのでしょうね♪どうぞお幸せに!あとYOUも出ていましたね。余談ながら私が邦画を遠慮してしまうのは、このように『おっ、○○が出てる!』とか『○○ってこういう演技するんだー!』と客観的に観てしまって映画に没頭できないからです・・・。本作では私は中村獅童、竹内結子をよく知らなかったので素直に入り込めたのだと思います。愛する人の死と残された父子・・・ストーリーとしてはコテコテのお涙頂戴モノと思うのですが、観たら感動しちゃいますよね。反則ですよ、これは。きっと私が映画館で観てたら涙を隠すのが大変だったでしょう!^-^;結論を急いで観てしまいましたが、ファンタジックな点を受け入れる、受け入れないは別として心温まる素晴らしい作品でした♪オレンジレンジの曲をBGMにエンディングまで優しい気持ちに包まれます。★★★★☆総合評価本作は既にハリウッドでのリメイクが決定しています。『エレクトラ』の主演女優ジェニファー・ガーナーのキャスティングが決まっているそうです。どんな映画になるのやら期待半分、不安半分・・・。
2005.09.19
コメント(0)
ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)を筆頭とした強盗団オーシャンズ・イレブンがラスベガスのカジノから大金を奪って早3年。オーシャンは妻テス(ジュリア・ロバーツ)とよりを戻して幸せに暮らしていた。誰もがカジノ強盗を忘れ日常生活に耽っていたある日、方々に分かれたメンバーの元に突如、大金を奪われたカジノのオーナーであるベネディクト(アンディ・ガルシア)達が現れた。ベネディクトはメンバー達に奪った金に3年分の利子を付けて返さねば命は無い、と脅迫する。しかしオーシャン達は当然の事ながら奪った金をそのまま残している筈も無かった。ラスティ(ブラッド・ピット)も奪った金を元にしてホテル経営を始めたが、上手く行かずに遂には分け前も底を尽きていた。オーシャンはライナス(マット・デイモン)らメンバーを収集する。そして新たなるターゲットをアムステルダムに定め出発するのであった。アムステルダム・・・何の因果かそこはラスティの元彼女で、ユーロポールの敏腕捜査官イザベル(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)の活躍している地でもあった。進入不可能とされた家に忍び込み、完璧に仕事をこなしてお宝を手に入れようとしたオーシャン達だったが・・・何とお宝は既に先客に奪われていた。フランスの大強盗ナイト・フォックス(ヴァンサン・カッセル)の仕業だった。ナイト・フォックスは『世界一の強盗』の座をかけてオーシャンズ・イレブンに挑戦状を叩きつけたのだった・・・。皆さんお元気ですか?私はすっかり体調を崩してダウンしてしまっていました。>_<ようやく復活の兆しです。^-^さて豪華キャストによる第二弾は相変わらず見所満載です。流石にここまでの大御所が揃うと、強盗団が『奪った金に利子を付けて返却する為に』新たな強盗を働く・・・こんな理不尽なストーリーも全く無視して楽しめます。^-^特に今回はキャサリン・ゼタ・ジョーンズがブラッド・ピット演じるラスティの元彼女、かつユーロポールの捜査官という設定なので、この二人の関係がどう発展するか、という点も楽しめました。ま、予想を裏切らない展開でしたけど!それにしてもキャサリン・ゼタ・ジョーンズ・・・いつ見てもやっぱり美しいですね。^-^;あと個人的にはブルース・ウィリスが出演するシーン展開が意外で楽しめました♪ちょっと遊び過ぎっていう気もしますが・・・。★★☆☆☆総合評価監督は勿論、前作に続きスティーブン・ソダーバーグです。これだけのキャストを揃えられるのは正に彼の力ですね♪
2005.09.14
コメント(2)
エドワード・ブルーム(アルバート・フィニー)は魅力的な語り口で聴衆を想像の世界に誘う。真実か作り話かは別として村の人々はエドワードの話を楽しみ、そして誰もが彼を慕っていた。しかしたった一人だけ、エドワードの話を聞くのを苦痛に感じる人がいた。彼の息子ウィル(ビリー・クラダップ)だ。ウィルは自身の結婚式で相変わらず自分の話ばかりをする父親に愛想が尽き、遂には喧嘩別れしてしまう。それ以来2人は口を聞かぬ仲となってしまった。ある日、ウィルのもとに一本の電話が入った。母親サンドラ(ジェシカ・ラング)からだった。父エドワードが倒れたというのだ。ウィルは身重の妻ジョセフィーン(マリオン・コティアーヌ)と父の見舞に出掛けた。体調を崩し病床に臥したエドワードだったが、相変わらず皆にユーモラスな話しを語る。若かりし自分(ユアン・マクレガー)の冒険話、それは見た事もない巨人の話しや詩人(スティーブ・ブシェミ)が登場し、サーカス劇場ではキャロウェイ団長(ダニー・デビート)の元で働いたという話しや、恐ろしい魔女(ヘレナ・ポナム・カーター)の話し等、とても全てを信じられるモノではなかった。エドワードから妻サンドラとの壮大な恋愛話しを聞かされたジョセフィーンは感動するが息子のウィルは『作り話し』と取り合わない。しかし父を退けていたウィルは、実は皆が慕うエドワードの話しをどうしても好きになれない自分自身に悩んでいた。ウィルはウィルで、作り話ではない父親の本当の姿を見たかったのだ・・・。ウィルと父エドワードとの心のすれ違いを悟ったジョセフィーンは、ウィルに父エドワードとちゃんと話し合うよう説得する。ジョセフィーンの言葉に意を決したウィルだが、いくら父に話しても思うように父と分かり合うことが出来ない。そしてエドワードに残された時間は刻一刻と迫っていた・・・。ファンタジーの世界と父子の確執という2つの相反する世界を見事に描いたのは、『シザーハンズ』のティム・バートン監督です。さすが!^-^若き日のエドワードを演じたユアン・マクレガーは絶賛されましたが、私としては息子ウィルを演じたビリー・クラダップも良かったなと思います。父への愛と苦悩に満ちた姿を巧く演じていました。原作であるダニエル・ウォレスの小説『ビッグ・フィッシュ』は映画化が待望されたベストセラー。でも映画ではキャラクターを含め随分とオリジナルな味付けがなされているようです。DVDの特典映像ではそのあたりの詳細も解説されています。-_-しかし親と子、これは永遠のテーマですね。父を毛嫌いしていた娘が結婚相手に父親そっくりの男を選ぶ・・・良くある話しですよね。(笑) 親子ってそんなモノなのかも知れませんね。ラストシーンは感動的です! T-T★★★☆☆総合評価脚本担当のジョン・オーガストは『チャーリーズ・エンジェル』シリーズの共同脚本を手がけています。
2005.09.01
コメント(2)
ジェームズ・バリ(ジョニー・デップ)は20世紀初頭イギリスの劇作家。待望の新作を劇場の隅で見ていたバリは観客の反応を見て落胆する。作品の評価は散々たるもので、遂には自らも駄作と認める始末。興行者のチャールズ・フローマン(ダスティン・ホフマン)の期待も大きく裏切ってしまった。そう、バリはスランプに陥っていたのだ。バリの妻のメアリー(ラダ・ミッチェル)はバリの新作を酷評している記事を新聞から切り取るなど夫を気遣う日々。ある日バリは気分転換に愛犬ボーソスを連れて公園に散歩に出掛ける。そこでシルヴィア(ケイト・ウィンスレット)と4人の息子達に出逢った。無邪気に遊ぶ子供達の中でただ1人、三男のピーター(フレディ・ハイモア)だけはどこか冷めていて子供らしさが無い。気になったバリは愛犬ボーソスとダンスをして見せて子供達にイマジネーションの素晴らしさを伝えた。自宅に戻ったバリは妻のメアリーからシルヴィア達が夫を亡くし生活に苦慮している事、そして彼女の母デュ・モーリエ夫人(ジュリー・クリスティ)が社交界の名士である事を聞く。それ以来、日々純粋に子供達との触れ合いを楽しみ続けるバリに対し、妻メアリーは次第に嫉妬心を抱き周囲の人々もあらぬ噂を立て始める。しかしピーターの中に自分の面影を感じたバリは、ピーターを放っておけなかったのだ。実はバリは幼くして兄をなくし、少年である自分自身をネバーランドという想像の世界に追いやってしまっていたのだった。毎日子供達と遊んでいたバリは、彼らを通じて新作『ピーターパン』のアイデアを思いつく。構想は着実に深まり、そしてピーターもバリとの心の交流によって次第に本来の心を取り戻していった。だがそれと同時に妻との関係は悪化し、デュ・モーリエ夫人からはバリとの交流がシルヴィアの縁談を阻んでいると叱責される・・・。果たしてバリの選んだ道は?言わずと知れた『ピーターパン』誕生の秘話の舞台裏を明かした本作品は、非常に前評価が高かった感動作です。^―^実は★4つの評価にしようと考えていたのですが見終わって暫くしてから気が変わりました。理由としては、本作はあくまでバリとピーター少年との交流をメインに描いているので、ある意味ちょっと事実が美化されているかな、と感じた点です。実際は妻メアリーと、もっと色々あっただろうと思ってしまうのです・・・。>_<勿論、作品としてそこまで描写する必要はないと思いますし、心温まるシーンには感動しました!それからジョニー・デップについては今後厳しいな、と感じました。というのは、彼の熱演に非の打ち所は無いのですが、逆に彼は今やどんな役でもこなせるキャラクター作りをしているし、安心して観ていられるという点で、成功のインパクトが薄くなってしまうのです。そういう意味では無名の新人とか、ギャップのある俳優をキャスティングして欲しかったですね。一方ジョニー・デップには今後もロビン・ウィリアムズと同様、期待を更に上回るような演技を観せ続けて欲しいですね♪★★★☆☆総合評価監督は『チョコレート』のマーク・フォースター。DVDの特典映像ではジョニー・デップがどういう姿勢で映画に望んでいるかを垣間見ることが出来て、彼の凄さを改めて感じます。またジョニー&フレディ・ハイモア+ティム・バートン監督の最新作『チャーリーとチョコレート工場』は9/10(土)から上映です♪
2005.08.27
コメント(0)
市民の味方スーパー・ヒーロー。彼らはかつてたびたび人々を危機から救う事で周囲から感謝され、そして信頼されていた。また子供達はヒーローに憧れのまなざしを向けていたものだった。そのかつての栄光も過去の時代。今やヒーローが悪を倒す際にもたらす機械的な損害が社会問題となり、政府はスーパー・ヒーローの活躍を制限し遂には封印する事を決意する。Mr.インクレディブル、イラスティ・ガールの超大型スーパー・ヒーロー夫婦にとっても、ヒーロー時代は過去の話し。今やヒーローの中のヒーロー、Mr.インクレディブルはボブ・パーとして保険会社で働くサラリーマン。上司との軋轢に悩みながら日々を送っている。イラスティ・ガールも透明能力を持つ内気な長女ヴァイオレットと超高速で駆け抜ける元気を持て余した長男ダッシュと赤ん坊の3人を何とか一般人として育てようと家事に追われる日々・・・。しかしどうしても昔を忘れられないMr.インクレディブルは、イラスティ・ガールの目を盗み、ある日、元相棒で何でも凍らせるフロゾンと密かに闇のヒーロー活動を行うことに。そんな矢先元スーパー・ヒーローが次々に行方不明となる不可解な事件が起こったのだった・・・。夏休みの最後にオススメの本命♪ヒーローが溢れて最終的に活動が禁止という発想が笑えます。^-^しかし『ファインディング・ニモ』のピクサー・スタジオ作品の本作は、ただ面白いだけではありません。本作は家族愛をテーマとしたファンタジックなストーリーに仕上がっています。音声もホリー・ハンターやサミュエル・L・ジャクソンを起用するなど力の入れ具合が伺えます。フルCGという技術的な面はさておき、こういった分野では日本のレベルは非常に高いので、Mr.インクレディブルやフロゾンを見た時は『ちょっと冴えないキャラクター』と思ってしまいましたが、見終わってみると逆に味があって良かったと思います。普段アニメ系はほとんど観ない私でも十分に楽しめる作品でした♪★★★☆☆総合評価監督のブラッド・バードは『ニューヨーク東8番街の奇跡』の脚本を担当した人です。
2005.08.23
コメント(0)
アメリカ軍のレンジャー部隊に配属された新人達は日々、鬼教官ネイザン・ウエスト(サミュエル・L・ジャクソン)の厳しい指導を受けている。新人達の中から選抜された6名はある日、パナマ基地から訓練に出かけて密林の中で消息を絶ってしまった。捜索のヘリコプターが発見したのは何と新人レンジャー達がお互いに実弾で撃ち合っている姿であった。救出されたのは2名のみ。負傷したリーヴァイ(ジョバンニ・リビシ)と彼を肩に担いで危機を脱したレイモンド(ブライアン・ヴァン・ホルト)だった。尋問を担当するジュリー・オズボーン(コニー・ニールセン)は、救助された2名の兵士へ尋問を始めるが、彼らは固く口を閉ざす。彼女の手に負えないと判断した上官のスタイルズ大佐(ティモシー・デイリー)は友人のトム・ハーディ(ジョン・トラボルタ)を招聘した。トムは元レンジャーの凄腕で今は麻薬捜査のエージェントであったがを贈収賄の疑惑が持たれ謹慎中の身であった。トムの手腕により、ようやくレイモンドとリーヴァイは重い口を開く。・・・しかし2人の証言は嘘と矛盾ばかり。交錯する推理。果たして密林で何がおこったのか? そして真実はどこに?夏休みに浸って更新を怠っておりました。^-^;さて本作は複雑なストーリーで観る人をあっと驚かせる展開のサスペンスです。ジョン・トラボルタ主演という事で『ソード・フィッシュ』を想い出しました。登場人物の中で尋問するジュリー・オズボーンを除くと全ての人物が疑わしく疑心暗鬼になります。そういう意味では真偽、善悪、どちらも演じられるジョン・トラボルタを主役に持ってきたのは非常に良い選択だったのではないかと思いますね。この作品は日本の巨匠、黒澤明監督の『羅生門』と対比されているようです。私は恥ずかしながら映画『羅生門』も芥川龍之介の原作となった『藪の中』も読んだ事が無かったのですが、改めてこの映画『羅生門』が海外で非常に高い評価をされている事を知りました。^-^ ちなみに1997年にも『藪の中』を原作とした豊川悦司、天海祐希、金城武共演の『MISTY』という映画が公開されたそうですが、この映画『羅生門』が偉大過ぎて評価はいま一つだったようですね。-_-『閉ざされた森』に話を戻すと、ストーリー自体は非常に面白くてかなり好きなのですが、何せ舞台が密林という事もあり、登場人物の名前と顔を良く覚えておかないと話しについていけなくなる節があります。>_<私も最初は軽い気持ちで観ていたので多少混乱してしまいました。レンジャー役にもう少し個性的な俳優陣を使っていてくれたら、もっと分かりやすかったと思うのは私だけでしょうか???★★☆☆☆総合評価監督は『ダイ・ハード』『レッド・オクトーバーを追え!』のジョン・マクティアナン。緊迫感のある映画作りに定評がありますね♪
2005.08.17
コメント(0)
ロックバンドでギタリストを担当しているデューイ(ジャック・ブラック)はライブ中にノッてくると自分を見失う悪いクセがある。今日もライブ中に盛り上がって客席にダイブしたものの、客からは逃げられてそのまま地面へと転落し怪我を負うハメに。そんなデューイの傍若無人な振る舞いに愛想を付かしたメンバー達は遂にデューイをクビにする事を決めたのだった。自分で結成したバンドから外され失意のどん底にあったデューイに更なる不運が襲う。居候している親友ネッド(マイク・ホワイト)から未払いの家賃を払うよう請求されたのだ。人の良いネッドを見るに耐えかねたネッドの彼女(サラ・シルヴァーマン)からの圧力だった。困ったデューイの元に1本の電話が鳴った。ネッド宛てにかかってきた、名門の小学校、ホレス・グリーン小学校からの代用教員の依頼だった。電話に出たデューイは週650ドルというその報酬の高さから、ネッドに成りすまして教員を演じようと試みる。かくして教員に成りすましたデューイ。ところがデューイを待ち受けていたのは競争社会を反映した厳しい教育の現場であった。マリンズ校長(ジョーン・キューザック)の厳格な指導の元、生徒達は個性や独創性を奪われ、規律と競争意識だけが子供達の行動基準となっていた。任務期間を消化し収入を得る事だけが目的のデューイは、そんな事は気にせず連日自習を続ける。だが音楽の授業を覗いて生徒達のレベルの高さを目の当たりにしたデューイは、あるとんでもない作戦を思いつく。それは、子供達にロックを教えてバンド・バトルに出場し、優勝賞金を手に入れよういうものだった・・・。この日以来、デューイの極秘の音楽授業がスタートする。最初は戸惑っていた生徒達も次第に個性を取り戻し、自分を解放していく。そしていつしかデューイの気持ちにも変化が現れ・・・。夏休みにオススメの一作です♪最初は観る気が全くしなかったのですが取りあえず観てみようと思ったら・・・結構面白かったです。実は私も昔バンドをやっていたのでBGMやロック・グループの譜系図なども楽しめました!^-^ジャック・ブラックといえば『ジャッカル』で、ブルース・ウィリスに武器を作った挙句、その性能を試す為に殺されてしまうという悲惨な役柄を演じてた記憶があるくらいで、あまり良く知らない俳優でした。>_
2005.08.01
コメント(0)
ワシントン・ポスト社のエリート記者ジョン・クライン(リチャード・ギア)は、クリスマス・イブを妻メアリー(デブラ・メッシング)と一緒に過ごす為に会社のパーティを欠席して帰路に付く。ジョンとメアリーは念願のマイホームの下見に出掛け、気に入った物件に巡り合うとすぐに購入する決意をした。まさに幸せの絶頂にいる2人であったが、突然の不幸が2人に襲い掛かる。2人は帰りの運転中に交通事故をおこしメアリーが重体の身となってしまったのだ。意識を取り戻したメアリーは奇妙な言動をとるようになる。彼女には得体の知れない何かが見えるというのだ。医者は事故とは関係なく脳に出来た非常に稀なタイプの腫瘍のせいで幻覚が見えるのだという。やがてメアリーは静かに息を引き取った。ジョンはメアリーが残したスケッチを見て驚嘆する。そこには見た事もない奇妙な生物が描かれていた。それから2年後、ジョンは車でリッチモンドへ向かっていた。道中で導かれるようにポイント・プレザントという街を走っていると車が突然動かなくなった。時間は深夜2時半。近くにはホテルも見当たらない。困ったジョンは家の明かりを見つけノックする。出てきたゴードン(ウィル・パットン)という男は、いきなりジョンに銃を突きつける。ジョンが3日も続けて深夜2時半に訪れたというのだ。あらぬ誤解を受けたジョンであったが、居合わせた女性警官コニー(ローラ・リネイ)に助けられる。コニーにゴードンの事を聞くと彼は非常に信頼できる市民で、決して頭のおかしい人物ではないという。・・・コニーいわく最近この街では奇妙な事がたくさん起こっているそうだ・・・。不審に感じたジョンは最近街で起きているという奇妙な現象についてコニーに教えてもらうことにした。住民らの話では彼らは不思議な現象、得体の知れない生物を目撃したというのだ。そして彼らが描いた一枚のスケッチを見て愕然とする。そこには妻メアリーが描いた奇妙な生物と全く同じものが描かれていたのだったのだ。ジョンはそれが『モスマン(蛾男)』と呼ばれるものと知った。やがてモスマンはゴードンの前に現れた。そして『99人が死ぬ』と予告したという。そして翌日のニュースを見てゴードンとジョンは言葉を失う・・・。モスマン・・・果たしてその正体は何者なのか?この映画は全米で実際に起きた超常現象事件を元にして作成されたそうです。一体どこまでが実際に起きた事なのかは分かりませんが不思議なストーリーです。-_-観た事が無い方のために詳しくは描きませんが、リチャード・ギア扮するジョンの行動を観ている中で、とある一つの推理が成り立ったので、展開の予想がつきました。・・・でもそれは全くの勘違いでしたっ!>_
2005.07.29
コメント(0)
記憶を無くした男、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)。彼は元CIAのエージェントで、状況判断能力、解決能力そして闘争能力に優れ、どんな任務も冷徹かつ確実にこなすプロの中のプロであった。そんな忌まわしい過去の自分と決別し、恋人のマリー(フランカ・ポテンテ)とインドで暮らしていたボーンであったが、過去の残虐な任務が脳裏をよぎり悪夢にうなされる日々が2年も続いていた。一方、CIAではパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)がある捜査の指揮をしていた。CIA内部の横領に絡む情報を入手したのだ。パメラのチームが情報屋と接触し、まさにその情報の取引をしようとした瞬間、現場は爆音に包まれた。何者かが厳重な警備をかいくぐり現金と情報を奪っていったのだった。残された唯一の証拠は犯人のものと思われる指紋であった。その指紋はある人物と一致するものであった。そう、指紋はジェイソン・ボーンのものであったのだ。何者かによって犯人に仕立て上げられたボーン。何も知らない彼の元に、ボーン暗殺を謀っているキリル(カール・アーバン)が向かっていた。平和な生活を送っていたボーンの元に再び生命の危機が訪れる。果たしてボーンは濡れ衣を晴らす事ができるのか?そしてボーンの頭を離れない過去の残虐な任務に関する記憶の断片・・・果たしてこの記憶は現実のものなのか?待望のシリーズ2作目♪ 今回はインド、イタリア、ロシア、ドイツを舞台に展開されます。見所は何といってもボーン演じるマット・デイモン。彼の冷静なキャラクターがスパイ役に適任で、前作以上にハマっています。脇を固める俳優たちも『ロード・オブ・ザ・リング』のエメオル役のカール・アーバン、『モナリザ・スマイル』のジュリア・スティルス、『トロイ』のブライアン・コックスなど渋いキャストです。^―^また少しずつ明らかになるボーンの記憶も目が離せないトコロです。既に3作目の作成も内定しているようなので今後も楽しみですね。^-^★★☆☆☆総合評価監督はポール・クリーングラスに替わりましたが、ボーンの魅力を失わず’二作目のジンクス’となる事なく、見事に作品を仕上げています。
2005.07.24
コメント(0)
時は第二次大戦の時代。敗色が濃厚となったナチスは恐るべき計画を決行しようとしていた。現世と魔界を操る怪人ラスプーチン(カレル・ローデン)の手によって、地獄から悪魔の子を召喚しようとしたのだ。しかしヘル・ボーイ(ロン・パールマン)はブルーム教授(ジョン・ハート)率いる連合軍に救出され、ブルーム教授の本当の子供のように愛情を持って育てられた。悪魔の子としてこの世に生を受けたヘル・ボーイは正義の味方として成長していく。ブルーム教授はヘルボーイを育てる一方で極秘の超常現象調査防衛局(BPRD)を創設し、ヘル・ボーイや半魚人エイブといった特殊な能力を有するエージェント達に怪奇事件の解決を行わせていた。ある日、FBIの新任捜査官マイヤーズ(ルパート・エヴァンス)は、ヘル・ボーイの担当を命ぜられる。しかし案の定、横暴なヘル・ボーイは言うことを全く聴こうとしない。更にはヘル・ボーイが想いを寄せているリズ(セルマ・ブレア)はマイヤーズに好意を抱いている、と直感したヘル・ボーイは益々マイヤーズに反感を抱くのだった。そんな中、魔界からラスプーチンが再生し世界を征服しようと試みる・・・。果たしてヘル・ボーイはラスプーチンの野望を打ち砕く事ができるのか?またしてもアメコミを原作とした映画の紹介です♪古くは『スパイダーマン』、『バッドマン』、そして最近では『X-men』、『スパイダーマン』、『デアデビル』と続々とアメコミが映画化されており流石に多少食傷気味です。・・・とは言いつつ、ついつい手を伸ばしてしまうのは、何も考えずに観られる手軽さからでしょうか。-_-;セレクトする映画って、その人の精神状態を反映しますよね。^-^そんなにストレスは溜まってないハズですけど・・・。(笑)さて本作では悪魔の姿をしたダーク・ヒーローという新しいジャンルのキャラクター『ヘル・ボーイ』が登場します。恐々しい面持ちをしているものの人間よりも、より人間味を持っているのが親しみを感じるトコロですね。^―^アメコミもたくさんある中で、キャラクターの棲み分けが出来ているのは流石です。『スパイダーマン』や『スパイダーマン』が正統派の本流とすると、この『ヘル・ボーイ』や『デアデビル』はブラック・ヒーローといったところでしょうか。それにしても次々と出てくるモノですねー。流石にこれで当分はヒーロー物は観なくてよいかも・・・。>_<★☆☆☆☆総合評価製作総指揮のパトリック・パルマーは『愛は静けさの中に』、『月の輝く夜に』、『ブレイド2』などを手がけた大物です。監督のギレルモ・デル・トロはこのコミックの大ファンだったとか。
2005.07.20
コメント(2)
小説家モート・レイニー(ジョニー・デップ)は小説家特有のスランプに陥っていた。加えて私生活でも妻エイミー(マリア・ベロ)はテッド(ティモシー・ハットン)という男と浮気しているという事実が発覚し、精神的にもダメージを負っていた。そんなある日、そんなモートの前に見知らぬ男(ジョン・タトゥーロ)が訪ねて来た。山高帽をかぶり物々しい表情をしたその男は、ジョン・シューターと名乗り、モートが執筆した小説は自分の盗作だと主張した。最初こそ相手にしないモートであったが、シューターが持ってきたコピーを見て愕然とする。それは一字一句違わず同じ内容であったのだ!!しかしモートの小説はシューターが執筆した7年も前に雑誌に掲載されたものであった。盗作を認めるよう執拗に迫るシューターに対し、モートは自分の小説が先に雑誌に掲載されたという事実を証明しようとするだが・・・。スティーブン・キングとジョニー・デップが強力なタッグを組んだ本作は正に予測不能のミステリー映画です。^-^・・・とはいえ、実はかなり早い段階で真相が分かるように作られているんですよね。^-^;確かに最近の映画はストーリーが複雑だし、疑わしい人物が多過ぎると、見ている方としてはツライのですが、それにしても多少なりとも期待外れでしたね。>_<原作とは随分と趣を替えたようですが・・・もう少し考える猶予が欲しかったです。^-^;とはいえジョニー・デップの好演は光ります。脇役で出演していたティモシー・ハットンという俳優もなかなか渋い。この俳優は映画家系で監督としても活躍しているようですね。^-^★★☆☆☆総合評価デビッド・コープといえば『スパイダーマン』、『ミッション・インポシブル』など脚本家としてのベースがあります♪^-^
2005.07.13
コメント(4)
東欧の小国クラコウジアからやって来たビクター・ナポルスキー(トム・ハンクス)は『ラマダ・ホテル』に向かうためアメリカへ入国しようとしていた。ところが心浮きたつ彼の目前に入国ゲートの職員が立ちはだかった。実はビクターの祖国クラコウジアは彼が飛行機に乗っている間にクーデターによって消滅してしまったのだ。国が無くなった以上、パスポートは無効で入国は勿論帰国も出来ない。空港で足留めを喰らったビクターは改装中の67番ゲートを拠点に空港で生活する事になった。言葉も通じず最初は食べることにさえ苦労していたビクターであったが清掃員や空港スタッフなど次第に周囲の人々と心を通わせていく。正式な形で入国する迄は空港に留まることを決めたビクターは、ある日、運命の女性と出逢う。フライト・アテンダントのアメリア(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)であった。しかしビクターの気持ちとは裏腹にアメリアは妻子ある既婚者と不倫をしていたのだった。果たしてビクターの恋の行方は?そしてビクターは無事に『ラマダ・ホテル』に辿り付けるのか?そもそも彼がそこに行く理由とは・・・?ここ最近はいつも同じ書き出しですが・・・お久しぶりです!^-^;相変わらずマイペースな更新にもかかわらず、見捨てずに立ち寄って下さっている皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。^―^さて『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』以来となるスティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスがコンビを組んだ本作品は空港をテーマにしたヒューマン・ドラマに仕上がっています。かなり期待していただけに、ビクターがニューヨークに来た理由の描写など随所に希薄な印象は否めませんでしたが、流石トム・ハンクス、ピュアな役柄を演じたら右に出る役者はいない程ですね♪ 体形はちょっと太りすぎという気もしますが・・・。>_<ビクターが孤独と戦い次第に周囲の人々から受け入れられていく姿を見ているとホッと心が和みます。現代社会ではこういった心の交流が少なくなってきているので、こういったストーリーについつい感動を誘われてしまうのでしょうか?個人的にはビクターとアメリアが食事をするシーンが好きですね。・・・すっかりコメディですけど。^―^★★☆☆☆総合評価キャサリン・ゼタ・ジョーンズ・・・相変わらず魅力的ですね♪^-^映画の中のセリフにも年齢の話しがありましたが、実際の彼女は1969年生まれなんですよね。うーむ・・・美しい。^-^;
2005.07.08
コメント(0)
1929年、アメリカ。ウォール街での株価暴落に端を発した世界大恐慌は資本主義諸国を闇の世界へといざない、そして今まさに3人の男の運命を変えようとしていた。サンフランシスコで自動車販売業を営み巨万の富を築いたハワード(ジェフ・ブリッジス)は、悲運にも自分の人生を切り開いた自動車による交通事故によって1人息子を亡くしてしまう。そして妻は立ち直れないハワードの元を去って行った。ハワードとは遠く離れた地でやはり時代の流れに運命を変えられた男がいた。果てしない草原を駆け抜けるカウボーイのトム・スミス(クリス・クーパー)であった。彼もまた文明の発達により生きる場を失いつつあった。大恐慌は幸せな家庭にも悲運をもたらした。ジョン・ポラード(トビー・マグワイア)は恵まれた家庭に育ち、ある1つの類稀なる才能を身につけた。それは乗馬だった。ジョンが馬に乗った姿は美しく誰もが目を向ける程であった。しかし恐慌による生活苦に喘いだジョンの両親は、ジョンをある人物に預けるという苦渋の決断をする。ジョンは競馬場を営む男の元に引き取られたのだった。ジョンはその赤毛からレッドと呼ばれるようになる。生活する為には競馬で勝つ事。これがジョンに求められた運命であった。競馬で勝てない日にはボクシングで金を稼ぐ。ある日強烈なパンチを食らった彼は片目の視野を失ってしまう。ジョン、ハワード、トム。悲運の3人を結びつけたのが1頭の小柄な馬だった。足に怪我を負い、そしてそのあまりの荒くれ振りに薬殺されようとしていたその馬をスミスが引き取った。マルセラ・ザバラ(エリザベス・バンクス)という若い女性と再婚したハワードは競馬馬でその馬を見て秘められた可能性を信じてオーナーとなった。その馬をシービスケットと名づけられた。シービスケットのジョッキーにはジョンが選ばれた。こうしてツキから見放された3人と1頭の快進劇が幕をあける。そしてついに最強馬ウォー・アドミラルを標的に収めるのだが・・・。400万部を超えるベストセラー作品を元に作成された本作はオスカーの最有力と評価され絶賛されました。心に傷を負った3人と1頭が希望を捨てずに人生を歩んでいく姿には感動を与えられました。久々の良作といった感じです。きっと原作は更に素晴らしかったのでしょう♪^-^ただしそもそも映画という限られた時間ではこれだけ深みのあるストーリーを表現するのは難しいのかもしれませんね。-_-トビー・マグワイアの演技は光っていましたよ。^-^★★☆☆☆総合評価ゲイリー・ロス監督とトビー・マグワイアのタッグは『カラー・オブ・ハート』でも観られましたね。同作にも出演していたウィリアム・H・メイシーもアナウンサー役で出演しています。
2005.06.27
コメント(4)
マックス(ジェイミー・フォックス)はロサンゼルスで12年間、タクシー運転手として働いている。持ち前の洞察力と気配りで乗客の心を掴むマックスは、将来リムジンを購入しハイヤー業を起す夢を抱いていた。今日もマックスは客として女性検事を乗せる。そして彼女との会話を楽しみ、正確なルートで彼女を目的地へと運んだのだった。次の客はクールなビジネスマンだった。彼はヴィンセント(トム・クルーズ)と名乗った。ヴィンセントはマックスに多額の報酬と引き換えに翌日の空港までの運転を頼まれる。戸惑うマックスだったが破格の報酬に魅力を感じ断りきれなかった。しかし、幸運に感謝するマックスに悲劇が待っていた。ヴィンセントを待っていたタクシーの上にマンションから人間が落ちてきたのだ。呆然とするマックス。ヴィンセントはマックスに自らが殺し屋であることを明かし運転を強要する。ヴィンセントは夜明けまでにあと4人の殺害を計画していたのだ・・・。果たしてマックスに未来はあるのか???2004年の作品。常にヒーローを演じてきたトム・クルーズが不精髭をたくわえたクールな悪役を演じて話題になった話題作です♪初めて観るトムのワルっぷりは必見です。^-^;冷徹な中にどこかヒューマニティを感じさせるシャープで孤独な殺し屋は結構ハマっていました。ハマり度からすると私的にはブルース・ウィリスが『ジャッカル』で演じた殺し屋並の存在感でしたね。また正にコラテラル(=巻き添え)となった不運なタクシードライバーを演じたジェイミー・フォックスの演技も冴えていました。^-^映像的にはさすがマイケル・マン監督作品だなぁと思わせる仕上がりでした。しかしヴィンセントのバックボーンを敢えて描いていない分、観る側としては、どこかのめり込めない感がありました。もう少しヴィンセントの人物像が分かった方が楽しめる気がするんですけどね~。皆さんは如何でしたか?★☆☆☆☆総合評価マイケル・マン監督としては『アリ』、『インサイダー』、『ヒート』『ラスト・オブ・モヒカン』などがあります♪^-^
2005.06.15
コメント(0)
2035年シカゴ。人類の長年の夢であった人間型ロボットを完成させたロボティックス社は家庭用ロボット'NS-5’の発売を目前に控えていた。そんなある日、ロボットの開発に携わったロボット工学の権威、ラニング博士が謎の死を遂げる。自殺・・・或いは他殺なのか?ラニング博士と交流のあったシカゴ市警のスプーナー刑事(ウィル・スミス)は、博士を殺したのはロボットであると主張する。しかし既にロボットへの信頼が確立されている時代、世間も上司バーギン警部補もスプーナー刑事の言葉に耳を貸さない。更には開発に携わったロボット心理学者の美女カルヴィン博士(ブリジット・モイナハン)もその主張を退ける。’NS-5’には『ロボット3原則』が搭載されていると言うのだ。その『ロボット3原則』とは・・・1、人間に危害を加えない。2、人間の命令に従う。3、前の2つに反しない限り自分自身の身を守る。行き詰まるスプーナー刑事の前に一体の’NS-5’が現れた。明らかに他の’NS-5’とは異なる行動を取るロボット。彼の正体は一体???2004年に公開された本作は、ご存知SF作家の巨匠アイザック・アシモフの作品をモチーフにした近未来アクション大作です。ロボットをテーマとした作品としては『ターミネーター』、『ブレードランナー』、『A.I』、『ロボ・コップ』、そして同じくアシモフの作品を原作とした『アンドリューNDR114』などを思い出します。そういえば『エイリアン2』でもビショップというロボットが出てきましたね♪作品はそれぞれ個性的ですが、ロボット達の’人間の感情を持ちたい’、もしくは’人間になりたい’といった苦悩・願望や、人間がロボットをどこまで信用できるか、といったテーマはどの作品も共通ですね。-_-ちなみに原作でアシモフの提唱した『ロボット3原則』は工学分野に与えた影響も大きかったとか。残念ながら今から十数年前に還らぬ人となりましたが、ロボットシリーズだけでなく、銀河帝国興亡史シリーズでも映画界に絶大な影響を及ぼした偉大なる人物です。アシモフ作品にご興味のある方はぜひ検索して見てくださいね~♪^-^・・・不親切でゴメンなさい。+_+★☆☆☆☆総合評価:コンバース・シューズのヴィンテージ・シューズにもご注目!
2005.06.12
コメント(0)
看護士としてシカゴの病院で働くグレッグ(ベン・スティラー)は、付き合って間もないパム(テリー・ポロ)との結婚を決意する。しかしパムいわく、まずは父ジャック(ロバート・デ・ニーロ)と母ディーナ(ブライス・ダナー)の承諾が先決。グレッグは不安を胸に彼女の両親が住む高級住宅地へと向かった。まずは出だしから空港で荷物が紛失するなど最悪の1日が始まった。ジャックの気をひきたいグレッグだったが、些細な行動の全てが裏目に出てしまう。グレッグは猫が嫌いだったがジャックは大の猫好き。そしてグレッグが折角買ったプレゼントもジャックは気に入らず・・・。落ち込むグレッグが部屋で気付いたのは不思議な設備、そして謎の写真・・・。実はジャックは元CIAで、スパイを暴く心理尋問のプロフェッショナルだったのだ。グレッグに付きまとう想像を超えた不幸!果たしてグレッグはジャックの信頼を得られるのか?またもや久々の更新です・・・。+_+すっかり手抜きになってしまってゴメンなさい。>_<先週末に気分転換に借りた映画のご紹介です。スカッと笑いたいトコロでしたが、ベン・スティラーの役柄があまりに不幸過ぎてかえってストレスが溜まり、笑えませんでした。T-T 一方、デ・ニーロの親バカっぷりは面白かったです。こうしてどこか’抜けた’役もシリアスな役もこなせるのはホントに凄いですよね♪最近はお笑い系が多いようですが・・。今度は『アナライズ・ミー』でも観てみようかなっ!★☆☆☆☆総合評価監督はジェイ・ローチ。『オースティン・パワーズ』シリーズの監督です。^-^
2005.06.08
コメント(0)
3人のエンジェル、ナタリー(キャメロン・ディアス)、ディラン(ドリュー・バリモア)、アレックス(ルーシー・リュー)が帰ってきた。今回の任務は拉致された米警察の要人カーター(ロバート・パトリック)の救出。容易に救出に成功するエンジェル達であったが、実は犯人の真の狙いはカーター本人ではなく彼の隠していた組織犯罪の証人リストであったのだ。犯人の意図に気付いたエンジェル達・・・しかし組織犯罪の証人リストの中には、昔の恋人シーマス(ジャスティン・セロウ)の殺人を証言したディランの名も見られたのだった。動揺するディラン。バランスを崩すエンジェル達の前に強大な敵が現れた。その敵とは元エンジェルのマディソン(デミ・ムーア)だった。彼女はチャーリーへの復讐を企てていたのだ・・・。どもっ!このところバタバタしていて、すっかり更新が遅れちゃいました!+_+スミマセン。T-Tさて以前に紹介した『チャーリーズ・エンジェル』の第二弾!2003年の作品です。今回もお色気たっぷり、アクション満載でまさにフルスロットルというタイトルがぴったりの作品です♪^-^前作同様に中身が無いとか、アクションがCGばかりで迫力が無いとか、かなり厳しい意見も多かったようですが、まぁこの手の作品は出演者、キャラクターをどこまで受け入れられるかにかかってますよね。^-^;リアルタイムのTV『チャーリーズ・エンジェル』は勿論知らないので、私的にはこの3人のイメージが定着しました。これはこれで楽しいのではないかと思います。^-^;とはいえ3人の女優ともそんなに好きという程ではないので、一回観ればOKで、DVDを買おうとまでは思えないですけど・・・。>_<製作は前作に続きドリュー・バリモアという事で、またして一番オイシイ場面を持ってってしまっています。う~ん、やり過ぎ??? >_< ★☆☆☆☆総合評価監督も前作に続きマックジーが担当してます。
2005.05.31
コメント(0)
時は19世紀。人里離れた深い森に外部との接触を拒んだ小さな村があった。その村に暮らす人々は皆家族同然で規律を守り幸せに過ごしていた。人々は金や名誉に躍らされることの無い平穏無事な暮らしを送っていたが、ただ一つ決して破ってはならないルールがあった。そのルールとは森に住む魔物を刺激しないこと・・・。人々その掟を守り森に足を踏み入れなかった。そして魔物を挑発する赤い色を封印し、村の端には見張り台を設置し、万が一魔物がやって来た時には警鐘を鳴らすようにしていた。ルシアス(ホアキン・フェニックス)はその村に暮らす寡黙で思慮深い若者であった。教師で村の主導者であるエドワード(ウィリアム・ハート)の長女キティはルシアスに好意を持ち交際を申し込む。しかしルシアスは彼女の申し出を断った。実はルシアスは彼女の妹アイヴィー(ブライス・ダラス・ハワード)に惹かれていたのだ。アイヴィーは幼馴染で精神に障害のあるノア(エイドリアン・ブロディ)の面倒を見る心優しい女性であった。彼女は盲目であったが人望があり勇敢な女性であった。そんなある日、事の判断がつかないノアは禁断の森に足を踏み入れてしまう。村人と森の魔物との暗黙のルールが破られた瞬間であった。そして遂に森に住む魔物が村に警告を与えにやって来た・・・。すっかりアップが遅れてしまってスミマセン。>_<先週は家にいる時間が少なくて・・・と言い訳はこの辺にしておきます。-_-;さて2004年に公開された本作はご存知、M.ナイト・シャマラン監督の作品です。個人的には『シックス・センス』、『アンブレイカブル』は好きでしたが、『サイン』に関しては期待も大きかったせいか私にはいまひとつでした。T-Tこの『ヴィレッジ』こそはと更なる期待をしたせいか・・・またしても肩透かしを喰った感が否めません。あー・・・残念です。T―T確かに俳優もホアキン・フェニックス、エイドリアン・ブロディ、シガニー・ウィーバー、ウィリアム・ハートなど実力者を集めていましたし、実際素晴らしい演技でした。そしてストーリーと色彩に関連を持たせたM.ナイト・シャマラン独特の世界観も魅力的だったのですけどね・・・。今回の肩透かしにより、さすがに次回は期待出来ないですね。・・・案外こういう見方をした方が次は楽しめるかも♪★☆☆☆☆総合評価:有名俳優に負けるとも劣らない演技力を果たしたアイヴィー役のブライス・ダラス・ハワードは、なんとあの有名監督ロン・ハワードの娘さんなんですね♪舞台を中心に活躍する実力派の女優さんだそうです。^-^
2005.05.22
コメント(2)
チャールズ・タウンゼント探偵事務所。この事務所にはナタリー(キャメロン・ディアス)、ディラン(ドリュー・バリモア)、アレックス(ルーシー・リュー)の美女が所属していた。‘チャーリーズ・エンジェル’、と呼ばれる3人は美貌だけでなく体力抜群、頭脳明晰と3拍子揃ったスーパーウーマンだった。3人のマネージャーであるジョン・ボズレー(ビル・マーレイ)から今回の任務が伝えられる。彼女らに与えられた新たな任務は、誘拐されたノック社社長エリック(サム・ロックウェル)を救出する事。彼は’音声追跡ソフト’を開発した人物であった。その音声追跡ソフトは、この世のどんなトコロにいても盗聴が可能になるという極めて危険なシロモノであった。エンジェル達の戦いが今始まった・・・。大人気TVシリーズの映画版です♪第2作目に続き3作目も決まった等の噂を聞きましたが、ドリュー・バリモアはこの作品とは別の配給会社と契約を結んだとのニュースもあったので、どうなるやら???そもそもこの作品は彼女がプロデューサー、製作を務めているんですよね。だからこそ当時付き合っていたとされる俳優を、スクリーン上でも彼氏 ’チャド’役として出演させるコトが出来たのでしょう。-_-まぁそういう目で観るからか、ところどころちょっぴり彼女が演じるディラン役にフォーカスがあたっているというか、オイシイ場面があるような・・・。個人的にはドリュー・バリモアよりキャメロン・ディアス、ルーシー・リューの方が好きですね♪^-^;特にルーシー・リューは私が良く観ていた海外人気ドラマ『アリー・マイ・ラブ』に出演していたので贔屓しちゃいます。>_<と、この映画はストーリーを楽しんだりする作品では無いので、こうやって女優陣を観て楽しめる方には特にオススメです。またワイヤーアクションやたまに出てくる’日本’を意識した演出も見所の一つです!★☆☆☆☆総合評価続編『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』もほぼ同じ顔ぶれで作られています。^-^ エンジェルvsデミ・ムーアの新旧ヒロイン対決(?)が魅力です!
2005.05.15
コメント(0)
ポール(トム・ハンクス)はジョージア州の刑務所で看守主任として働く真面目な男。ブルータス(デイヴィッド・モース)など大方信頼の置ける部下に恵まれていたが、新人のパーシー(ダグ・ハッチソン)だけは州知事の甥という立場を利用し自分勝手に振舞っていた。ある日、ジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)という黒人の大男がやって来た。彼は少女惨殺という極めて残忍で冷徹な事件の犯人として収容されたのだった。同じ時期に刑務所に収容されていたメンバーには、ネズミを友人としどこか憎めないドラクロア(マイケル・ジェッター)や、彼とは正反対で狂気の問題児ウォートン(サム・ロックウェル)らがいた。刑務所の誰もが警戒する中、ポールは日々、コーフィの優しい性格を目の当たりにして、彼があんなに残忍な犯行に及んだと次第に信じられなくなる。そんな中、新人のパーシーがドラクロアの可愛がるネズミの命を奪うという嫌がらせをする。・・・すると見る堪えきれないコーフィは奇跡の力でネズミを生き返らせた。そう、コーフィには人知を超えた不思議な力が宿っていたのだ・・・。スティーヴン・キング原作のヒット作です♪何やら近々、地上波でも放映されるそうなので先走っておきました。^-^;スティーヴン・キングの刑務所モノで真っ先に思い出すのは『ショーシャンクの空に』ですね。こちらの作品のファンも多いのではないでしょうか?ちなみに両作品ともフランク・ダラボンという方が監督をされています。スティーヴン・キング原作としては『スタンド・バイ・ミー』と並んで心温まるストーリーで、『スピルバーグも四回泣いた』などというキャッチコピーが流れていました。ただし刑務所での処刑など『ショーシャンクの空に』と比べると残忍でショッキングなシーンも出てくるのは確かです。また出演者の巧みな演技力もあって全体のストーリーとしては感動するのですが、所々違和感が生じる点もあるんですよね。-_-まぁそのせいか3時間超という時間が若干長く感じてしまいました・・・。なにやら批判的な側面を多く書き過ぎた気もしますが、基本的にはオススメの作品です♪レンタルが面倒な方はぜひ地上波で観てくださいね~♪★★☆☆☆総合評価:コフィー役を演じたマイケル・クラーク・ダンカンは2003年の『デアデビル』でも活躍していましたね。^-^そういえば最近は見かけませんがどうしているのやら? >_<
2005.05.13
コメント(2)
シカゴ警察で内偵捜査を行っていたネイサン(ポール・ギルフォイル)は年金基金の不正の証拠を掴んだ。しかしそんな矢先、ネイサンは殺害されてしまう。容疑をかけられたのはネイサンの相棒で交渉人ローマン(サミュエル・L・ジャクソン)であった。何者かにハメられたのだった。このままでは殺人と横領という無実の罪を着せられてしまう。彼は遂に最後の手段に訴える事を決意する。タレ込み屋のルーディ(ポール・ジャマッティ)、ニーバウム(ジェイ・ティー・ウォルシュ)、秘書マギー(シオバーン・ファロン)、フロスト警視(J・T・ウォルシュ)を人質に立てこもったのだ。ローマンは交渉人として所轄外のセイビアン(ケヴィン・スペイシー)を指名する。人質の解放を条件に自分の無実を晴らそうとしたのだった。トラヴィス署長(ジョン・スペンサー)やSWAT隊長のベック(デイヴィッド・モース)は、しきりに強攻策を講じようと試みるが、経験豊富なローマンに次々と交わされていく。しかしローマンにとって唯一の頼りであるセイビアンは、自分の任務はあくまで人質の解放でありローマンの無実を晴らす事ではないと告げ、ローマンの目論見通りには動かない。二人の交渉人の知力を尽くした闘いが始まった・・・。久々の更新です!T-TすっかりGWを満喫してしまいUPを怠ってしまいました・・・。>_<ちなみにGWは屋久島、石垣島と島ツアーを果たして参りました!^-^一足先に’夏’を楽しんじゃいましたぁ~。さて本作は先日TVにて放映されていて、気が付いたらついつい最後まで観てしまいました。サミュエル・L・ジャクソンとケヴィン・スペイシーの対決はなかなか見ごたえありましたね♪ローマンの元同僚を演じたデイヴィッド・モースは『グリーン・マイル』ではトム・ハンクスの相棒を演じてます!次週のTV放送はこの『グリーン・マイル』だそうなので、2週続けてということになりますね。ちなみにTVでは日本で公開されている『交渉人 真下正義』のPRのために、サミュエル・L・ジャクソン本人からこの映画にメッセージを貰ってました。・・・絶対映画を観てないよなぁと感じるコメントが笑えました!^-^★★☆☆☆総合評価この映画でキーパーソン役を演じたジェイ・ティー・ウォルシュは以前に御紹介した『カラー・オブ・ハート』で保守派の町長さんを演じた人物です。本作が遺作となったとの事です。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2005.05.10
コメント(2)
ニューオーリンズの証券会社で銃乱射事件が起こった。凶弾の被害者は何と11名にも及んだ。この事件で夫を失ったセレステ(ジョアンナ・ゴーイング)は、銃器メーカーを相手に訴訟を起こす決意をする。子供の誕生日を祝う温かい幸せな家庭。それが過去の物となってしまったのは、売上を重視し、ずさんな管理を続けた銃器メーカーが原因だと・・・。裁判は陪審員で争われる事となった。セレステは’庶民派代表’ 弁護士ローア(ダスティン・ホフマン)を雇った。一方もしこの裁判で敗れれば全米各地で同様の訴訟がおきたちまち倒産の危機に立たされる銃器メーカーは、凄腕コンサルタント、フィッチ(ジーン・ハックマン)を雇う。フィッチのチームは過剰なまでに陪審員候補を監視し過去を探り、必要とあれば直接接触して、彼、彼女らが有利な発言をしてくれそうな陪審員となるかを判断し、陪審員の選定を行っていた。陪審員候補の中にはゲーム店で働くニック・イースター(ジョン・キューザック)も含まれていた。彼を調査したフィッチのチームは、シューティングゲームで銃を撃ち放つニックを見て、陪審員にゴーサインを出す。しかしフィッチ自身の勘は彼を危険と感じていた。双方悩みつつ陪審員の選定が終了し冒頭陳述が始まる。その冒頭陳述の最中、ローアとフィッチの元に封筒が手渡される。中身を見た二人は驚きを隠せない。そこには’この判決を売ります!’とのメモがあったのだ。陪審員を操作していたのは他ならぬニックであった。彼はマーリー(レイチェル・ワイズ)と名乗る女性と組んで判決を意のままに動かそうとしていた。果たして’判決を買う’のはローアかフィッチか?そしてニックの真意とは???2004年に日本で公開された作品です。さすがベストセラー作家、ジョン・グリシャム原作の作品なだけに、期待を裏切らない面白さでした♪^-^ちょっと強引な展開もありますが、スリリングで最後まで目が離せません!ちなみに原作では’銃器メーカー’ではなくて’たばこメーカー’だったようですね。-_-陪審コンサルタントという職業の姿を見ることが出来たのも興味深かったです。まぁこの映画ほどヒドくはないでしょうが、商売として成り立っている事を考えると近いものがあるのかも知れませんね。確かに陪審コンサルタントの書いた人間観察術の本でベストセラーになっているものもありますし・・・。-_-果たして日本でも陪審員制度が定着したら、このような商売が成り立つ日が来るのでしょうか?一方演技で光っていたのはやはりジーン・ハックマンです。^-^俳優としては、私はダスティン・ホフマンの方が好きですが、今回はジーン・ハックマンの方が癖のある役であったので、より目立ってしまうのは仕方ないですね・・・。勿論二人の演技の中にあっても、ジョン・キューザックの演技はひけをとっていませんでした。★★★☆☆総合評価:ジョン・グリシャム原作で好きなのは『ペリカン文書』、『ザ・ファーム』『依頼人』、そして『評決のとき』・・・って、ほとんど全てですね!(笑)
2005.04.26
コメント(4)
心疾患を患い心臓移植しか生きる道の無いポール(ショーン・ペン)はメアリー(シャルロット・ゲーンズブール)と、僅かな望みを持ってドナーからの臓器提供を待っていた。残された時間はあと1ヶ月。絶望の渕に立たされた2人であったが、メアリーはポールの子供を生むべく人工授精をしたいとポールに相談する。そんなある日の真夜中、ポールに1本の電話が入る。ドナーが見つかったのだ。ポールは手術を受け、奇跡的に一命を取り留めた。ポールに提供されたのは交通事故にあった人の心臓であった。クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)は夫と幼い娘2人の4人で幸せな生活を送っていたが、ある日、突然、交通事故の知らせが入り家族を全て失ってしまった事を知る。クリスティーナの家族を交通事故に巻き込んでしまったのはジャック(ベニチオ・デル・トロ)という男であった。彼には前科があり、何度も服役した身であったが、最後の出所後は信仰に生きがいを見出し、妻と2人の子供と平和に暮らしていた。そんな矢先の交通事故。自主する事を決意する夫に、妻は目撃者もおらず他に容疑者が浮上している現状を見て、思い留まるよう説得する。深い絶望の中、生を与えられたポール、かけがえのない家族を失ったクリスティーナ、そして自分の信念に基づき意思を貫くジャック・・・。出逢うはずのない3人の人生が次第に交錯していく・・・。2003年の作品です。人は生命が途絶える際に21グラムだけ体重が軽くなるという。魂の重さとされるその21グラムは何なのか?3人の役者を通じて生きる事の難しさ、そしてその有難さを痛切に訴える作品でした。-_-映画のストーリーも、ただ時系列に応じて話が展開するのではなく、敢えて過去と現在を交える事で、観ている人への参加を促す工夫をしています。好き嫌いは分かれると思いますが、『メメント』を彷彿させるこの手法によって、単に観客のイマジネーションを引き出すだけでなく、緊迫感ある作品に仕上がったと思います。^-^テーマに悲壮感があり、かつ出演している俳優陣は巧い人ばかりなので、見終わって決して明るい気持ちになれる訳ではないのですが、それだけにズッシリと心に響きました。ショーン・ペンの演技力は勿論ですが、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロにも脱帽です。特に後者2人の演じた役柄は誰にでも起こり得る事であるだけにリアリティがありました。ちなみにDVDの特典映像にイニャリトゥ監督のコメントがありました。この映像を観ると監督が伝えたかった事やエンディング・シーンの経緯等が聴けて、より作品を深く理解できます。^-^まだ観ていない方はぜひご覧になる事をオススメします♪★★★☆☆総合評価:監督のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥはメキシコ出身の新鋭。『アモーレス・ペロス』という作品に続き2作目になるそうです。今後要注目の監督です。^-^
2005.04.24
コメント(4)
麻薬ブローカーであるモンティ・ブロガン(エドワード・ノートン)は、警察のガサ入れで大量の麻薬を発見され、逮捕される。収監までに残された時間は25時間のみ。恋人のナチュレル(ロザリオ・ドーソン)は残された時間を一緒にいて欲しいと懇願する。しかしモンティにはやっておきたいコトがあったのだった。モンティはまず2人の幼馴染をパーティに来るよう誘う。1人はジェイコブ(フィリップ・シーモア・ホフマン)。彼は高貴な家の出だが、その優遇された環境を苦にして高校教師をしながら質素な生活を送っている。独身である彼は1人の女生徒(アンナ・パキン)に興味を抱いていた。もう1人はフランク(バリー・ペッパー)。彼は証券会社に勤める独身貴族のエリート・サラリーマン。収監を待つモンティの身を案じるものの、この夜がモンティとの永遠の別れと覚悟していた。次にモンティは父親(ブライアン・コックス)の元を訪れる。そして更には麻薬を手配していた元締めであるマフィアに決別を告げに向かう。そして収監まで残された時間はあと僅か。押し寄せる恐怖・不安と、そもそも密告したのは恋人のナチュレルではないかという猜疑心。そして刻一刻と時は流れていった・・・。2002年の作品。スパイク・リー監督待望の意欲作は、主人公モンティらを9.11同時多発テロ以降のアメリカの姿とシンクロさせて描いています。正直、お涙頂戴のヒューマンドラマを期待して観ていた私にはギャップが大き過ぎて、最後まで違和感が払拭出来ませんでした・・・。>_<しかし改めて振り返ってみると印象に残る作品作りだったと思います。-_-ドラッグに手を染めたモンティ、彼を愛しながらも結局は彼とドラッグとの縁を断ち切れなかったナチュレル、崇高な思念を持ちながら危うい誘惑の前に葛藤するジェイコブ、そして経済的成功を収めながらどこか満たされないフランク・・・。登場人物とその人間関係に現在のアメリカを投影し、原作には無かったグランド・ゼロと対比させ強いインパクトを残しています。エドワード・ノートンの悲壮感漂う演技も冴えていました。女性とのアンナ・パキンは『X-Men』のローグの印象が強く、まさに触れたらコワイと思って観てしまいました。-_-;★☆☆☆☆総合評価:本作では『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイアが 『シービスケット』に先立ち初めて製作を担当しています。
2005.04.19
コメント(2)
73歳になる老人アルヴィン・ストレイト(リチャード・ファーンズワース) は娘ローズ(シシー・スペイセク) と2人で暮らしている。ある日、アルヴィンの元に、兄ライル(ハリー・ディーン・スタントン) が心臓発作で倒れたという知らせが入った。アルヴィンと兄のライルは10年前に喧嘩をして以来、ずっと口すら聞いていておらず音信不通となっていたのだった。アルヴィンが住むのはアイオワ州ローレンス。そして兄ライルはウィスコンシン州のマウント・ザイオンに住んでいた。その距離は約563キロ。車だと1日で辿り付ける距離だが、アルヴィンには運転免許もなかった。更にはバスなど公共機関の便も悪い事に加え、アルヴィンは眼も悪く、腰の調子も思わしくなく杖を2本も使っている。そんなアルヴィンであったが、『兄ライルと幼少の頃に見た星空を眺め仲直りをしたい』、そんな一心で誰にも頼らず自力で兄の元に訪れることを決意した。アルヴィンが選んだ移動手段は、何と時速約8キロのトラクター。アルヴィンはトラクターに荷台を引き長い旅路に向かったのだった・・・。1999年の作品。ニューヨーク・タイムズ紙に掲載された実話を元にした作品です。ずっと気になる映画でしたが、初めて観て、久々に良質な映画を観たなぁと感じました♪シンプルなのはストーリーだけではありませんでした。無用な回想シーン等も使わず、ほぼ主人公の言葉で語られるという極めて珍しい形で、構成・映像上も非常にシンプルでありました。しかし逆にそれが非常に斬新でリアリティを持たせ、観る人の心の琴線に触れるのでしょう。アルヴィンが出逢う人々が全て良い人々で、非常に温かい気持ちになりました♪しかしそれと同時に偶然出逢った人々が心を通わせる姿を見て、利便性を極めた現代社会が失いつつある大事な価値観があることを改めて感じずにはいられませんでした。-_-アルヴィンを演じたリチャード・ファーンズワースの事をリンチ監督は『この映画のために生まれてきたような俳優』と称したほど適役だったと言っていたそうですが、本当にその通りでした。撮影当時は79歳。実際にこれだけの演技が出来るという事はそれだけで感動しますし、夢がありますよね♪ 汚い言葉や暴力シーンは大嫌いで、そんな映画のオファーであればデイヴィッド・リンチからのオファーであれ参加しないと決めていたリチャード・ファーンズワース。数々の映画に出演しながらも、この作品まではそれほど俳優としてフォーカスが当たっていなかった彼ですが、主人公アルヴィンの生き方、セリフを通じて彼のポリシー、そして人生を垣間見る事が出来るという点も、この作品の価値を高めています。残念ながら翌年に癌を患い帰らぬ人となりましたが、心よりご冥福をお祈り致します。いつまでも記憶に残る優しい作品でした♪★★★★☆総合評価:デイヴィッド・リンチ監督作としてはまさに異色。 家族で安心して観られる作品です。^-^
2005.04.16
コメント(6)
強さと美貌を兼ね備えたトレジャー・ハンター、ララ・クロフト(アンジェリーナ・ジョリー)の次なるターゲットは、ギリシア神話でおなじみの『パンドラの箱』。実は地上に疫病をもたらすという『パンドラの箱』は実在し、紀元前、そのパワーを目の当たりにしたアレキサンダー大王が人類起源の地『生命のゆりかご』に封印したとされる。アレキサンダー大王はその『生命のゆりかご』の場所の手がかりとなる‘黄金の珠’を神殿に隠していた。ララはギリシアに渡り、天才プログラマーのブライス(ノア・テイラー)、執事のヒラリー(クリストファー・バリー)と協力し、‘黄金の珠’を手に入れる。しかしその‘黄金の珠’はノーベル賞受賞者であるジョナサン・ライス(シアラン・ハインズ)らの武装軍団に奪われてしまう。ライスはテロリストらに生物兵器を提供し金儲けをしていたのだ。『パンドラの箱』がライスの手に渡ってしまったら、世界は破滅する・・・。ララはかつての恋人テリー(ジェラルド・バトラー)を引き連れて、珠を奪い返しに出掛けた・・・。前作から2年後の2003年に公開された第二段♪今回は監督に『スピード』でおなじみのヤン・デ・ホンを迎えパワーアップしています。作品の内容は前回と変わらず、あまり深みが無く、ツッコミどころも多いのですが、そもそもこの映画に求められているのはストーリーや構成などではなく、アンジェリーナ・ジョリーの活躍っぷりでしょうから、頭をカラにして観るコトをオススメします。^-^前作ほどのインパクトはないものの、考えてみれば女性アクション物でシリーズ化したのって、この作品が最初のような気がしますし、十分評価に値すると思います!あと特筆すべきはララのかつての恋人役でジェラルド・バトラーが出演しているコトでしょうか。今や『オペラ座の怪人』のファントムでファン急増だと思いますが、本作品と続く『タイムライン』でその下地を作ったと言っても過言ではないでしょう。^-^あとはマサイ族の役でジャイモン・ハンスゥという役者が出演しています。彼もまた『アミスタッド』や『グラディエーター』等、演技に定評があります。こう考えるとこの映画、なかなか役者の選定も良かった訳ですね♪★☆☆☆☆総合評価:冒頭でギリシアのサントリーニ島が出てきます。 実は日記のタイトルに張ってある画像は、そのサントリーニ島の夕焼けです♪ う~ん、いつかまた行ってみたいなぁ~。^-^;
2005.04.15
コメント(4)
CBSの人気報道番組『60ミニッツ』の名プロデューサーであるローウェル・バーグマン(アル・パチーノ)はタバコ産業に関する内部告発の情報を入手した。バーグマンはジェフリー・ワイガンド(ラッセル・クロウ)の元を訪ね、協力を要請する。ワイガンドは大手のたばこ製造業、ブラウン&ウィリアムソン社では研究開発部に所属していたが、最近会社を解雇されていた身であったワイガンドに近づいたのは告発資料に関するアドバイスを求める為であったが、ワイガンドが執拗にマスコミを拒む様子を見て、バーグマンは彼が何らかの重要な秘密を握っているのではないかと直感的に察知した。実はワイガンドは同社に関する重大な秘密を知ってはいたが、同社との守秘契約に同意しており、彼が自分の家庭を支えるためにはその契約を守る必要があった。自分の確固たる信念を貫きたいという想いと、全てを犠牲にしても家族を守りたいという想い。二つの相容れない想いにワイガンドは苦悩する。そしてやがてバーグマン自身も報道者としての信念が試される事となる・・・。1999年の作品。約2時間半に及ぶ大作です。何といっても事実ベースの話しですからスゴイですよね~♪もちろん、会社名も実名です。^―^アメリカでは今年に入ってもたばこによる健康被害の訴訟判決が次々と下されているようですが、いずれもたばこ会社には厳しい結果となっているようですね。ちなみに本作で出てくるブラウン&ウィリアムソン社は『キャメル』でお馴染みのレイノルズ社と合併してフィリップ・モリスに次ぐ第二位の会社と報道されていましたね。そういえばその後はどうなったのやら?まぁノンスモーカーの私としては、ただただ、たばこを吸わない人への悪影響が無いような人体に優しいたばこを作って欲しいと望むのでした。>_<さて作品に戻るとアル・パチーノ、ラッセル・クロウともに流石の好演でした♪特にラッセル・クロウは今迄の役柄とは異なって、短所もハッキリしていて、ちょっぴり気持ち悪い系の役柄でしたが、実際にそう思えるということはやはり演技力が突出しているんだなぁと思いました。一方アル・パチーノはいつもながらカッコ良いのですが、バーグマン本人はその後もマスコミにも多く登場していて、個人的にはどこまでが事実なのかなぁと疑ったりしてしまうのでした。★★☆☆☆総合評価:大御所マイケル・マンは『ヒート』などヒット作もたくさんあります!中でも注目作はトム・クルーズ主演『コラテラル』。早く借りなきゃ!
2005.04.10
コメント(0)
5千年に一度おこるという太陽系惑星直列。その瞬間、聖なるトライアングルを手にした者は、秘めたパワーにより時空の流れを替える事が出来るという。その謎に迫り、手がかりを掴んだクロフト卿(ジョン・ヴォイト)であったが、宿敵であるマンフレッド・パウエル(イアン・グレン)らに阻まれる。クロフト卿は自分の命と引替えに得た秘密を娘のララ(アンジェリーナ・ジョリー)に託し、世界の秩序を変えると言われるそのパワーが悪用されるのを阻止しようと考えた。20年後、ララは健康で美しい女性に育っていた。しかしその麗しい外見とは裏腹にララは天才プログラマー、ブライス(ノア・テイラー)の作ったロボットと訓練のためのバトルを繰り広げる日々を送っていた。惑星直列の日、失踪した父の隠し部屋から不思議な時計を発見する。彼女は亡き父の意思を継ぎ、秘宝の発見に出掛けるのだった。1995年の作品。ご存知の通りTVゲームからを生まれた映画です♪この映画はある意味凄い作品だと思います。映像、ストーリーとも特に新鮮さ、面白さは特記すべき事は少ないのですが、何といってもアンジェリーナ・ジョリーの魅力によって成り立っていると言っても良いでしょう。^-^アンジェリーナ・ジョリーは本当に魅力的な女性ですね。^-^;本シリーズでも必要以上にスタイルを強調するコスチュームで、全く必然性を感じませんが(笑)、やっぱりカッコ良いです♪しかし私が彼女に肩入れしてしまう理由はそれだけではありません。実は父親役で出演しているジョン・ヴォイトはオスカー俳優で彼女の本当の父親です。私はジョン・ヴォイトが出演した『チャンプ』(1979年)という作品が大好きなので、アンジェリーナ・ジョリーが彼の娘と知ってファンになったのでした・・・。^-^;ちなみにヴォイト自身も『ミッション・インポシブル』や『ヒート』など、実はここ10年来でも多くの作品に出演しています。娘も自分と同じ映画の世界で活躍し、かつ競演が実現するなんて、父親としての喜びは計り知れないだろうなぁと、ストーリーを追いながらも父親ヴォイトの気持ちになっている私でした。-_-;こりゃパート2も観なきゃいけませんな!★☆☆☆☆総合評価:アンジェリーナ・ジョリーの作品で印象に残っているのが『ボーン・コレクター』。デンゼル・ワシントンの存在感にも決して負けてなかったです♪
2005.04.05
コメント(2)
ニューヨークのとあるビルの屋上で、今まさに自殺を図ろうとした若者(ジョニー・デップ)がいた。彼は仮面とマントを羽織り、自らを愛の貴公子‘ドンファン・デ・マルコ’と名乗った。その奇妙な若者を説得し救出したのは、引退を数日後に控えた精神科医ジャック(マーロン・ブランド)であった。彼は‘ドンファン’を病院に連れて行く。‘ドンファン’の純粋な心に興味を持ったジャックは反対を押し切り自分が担当医師となることを主張する。そして自殺を試みた理由を尋ね始めた・・・。‘ドンファン’の告白が始まる。ドンファンは21歳にして1500人もの女性を虜にしたという。事実、彼が病院に来てからというもの、周囲の女性は色めきたち明らかに雰囲気が変わっていった。しかしドンファンにとって女性は決して遊びではなく、女性に真の喜びを与え開花させること事こそが彼の幸せであったのだ。彼は女性を外見だけで判断するのではなく、心の内側を見つめて美しさを見出していた。そんな彼であったが、唯一初めて心奪われた女性とは幸せを分かち合えなかったという。だからこの世にもう未練は無いのだと・・・。訝しげに話を聞いていたジャックであったが、次第にドンファンの世界に感化される。そして妻マリリン(フェイ・ダナウェイ)への愛情を取り戻すのであった。しかしドンファンを拘束する時間も残り僅かとなっていた。病院側は妄想癖のある‘ドンファン’に薬物治療を行うようジャックに迫る。苦悩するジャック・・・。果たして真実はどこに?10年前、1995年の作品です。ハリウッド大御所、フランシス・フォード・コッポラとマーロン・ブランドが手を組んだ本作は、‘ドンファン’役に当時上り調子のジョニー・デップを起用し話題を呼びました。予想と異なりコミカルな場面も多く随分とイメージと違いましたが、独特の世界観・哲学があり、それだけで充分面白味がありました♪^-^往年のマーロン・ブランドには厳しいの評価も多いですが、私はこの作品での彼の演技は好きですね。^-^;日本では旦那さんが定年退職すると同時に離婚というパターンもあると聞きますが、この映画のように老いてなお夫婦間が親密になっていく姿は素晴らしいですね♪ジョニー・デップとは2回目の競演となるフェイ・ダナウェイも◎でした。^-^★★☆☆☆総合評価:主題歌はブライアン・アダムスの1曲。 コッポラ関連作品で好きな映画は古くは『タッカー』、 そして何と言っても『ゴッド・ファーザー』シリーズです♪
2005.04.02
コメント(2)
地味でオタクな高校生デイヴィッド(トビー・マグワイア)が最近ハマっている再放送のテレビ・ドラマがある。それは50年代に放映された『プレザントヴィル』という番組だった。当時はまだテレビも白黒、そして登場人物も毒気が無く良い人達ばかりで、筋書きも簡素、正にその時代の名作ドラマであった。デイヴィッドがそのドラマにハマったのには理由があった。ドラマに描かれた温かい家庭とは異なり、彼の両親は離婚し母親は精神的に不安定な状態。そして双子の妹ジェニファー(リース・ウィザースプーン)は今時の女子高生で、兄を馬鹿にしていた。また自分に自身を持てないデイヴィッドは意中の女性には心を打ち明ける事も出来ない・・・。そんな彼にとって唯一の心の癒しとなるのが『プレザントヴィル』だったのだ。ある日、デイヴィッドと妹のジェニファーの前に、テレビ修理工と名乗る謎の老人(ドン・ノッツ)が現れる。その老人によって、何と彼ら二人はドラマ『プレザントヴィル』の世界に連れ込まれてしまうのだった。『プレザントヴィル』は白黒の世界。ドラマと同じキャラクターが存在し、同じストーリーが展開される。そしてデイヴィッドは主人公のパーカーとして、ジェニファーはその妹メアリー・スーとしての生活が始まる。そこでの両親はドラマ同様、父親ジョージ(ウィリアム・H・メイシー)、母親はベティ(ジョアン・アレン)であった。当初は戸惑うデイヴィッドとジェニファーであったが、次第に生活に慣れていく。しかし素朴で禁欲的な生活に耐え切れず、遂にジェニファーはドラマの世界の秩序を乱していくのだった。すると不思議なことにジェニファーによって感化された人間が次第にカラーになっていった。嫉妬、怒り、性欲・・・新たな感情を知った『プレザントヴィル』の世界は徐々に変化し始めるが・・・。1994年の作品。モノクロの映像がキャラクターの感情の変化と共にカラーに変わっていくという極めてオリジナリティのある展開です♪ ^-^真面目な話かと思っていたのですが、コミカルな場面も多くちょっとギャップがありましたがファンタジックで充分に楽しめました。大人の男へ成長していくデイヴィッドを演じるトビー、自我に目覚めるジェニファー役のリース・ウィザースプーン、そして両親役ウィリアム・H・メイシー、母親役ジョアン・アレン、それぞれが持ち味を活かした作品だったと思います。★★☆☆☆総合評価:監督のゲイリー・ロスはトム・ハンクスの出世作『ビッグ』ではアン・スピルバーグと一緒に脚本を手がけた人物です。
2005.03.27
コメント(2)
妻を殺害したとして自首した元警部の梶聡一郎(寺尾聡)。捜査一課のホープである志木刑事(柴田恭兵)は梶の聴取を担当する事になる梶の自供によると、白血病で息子を無くした、アルツハイマー病を患っている妻、啓子(原田美枝子)から殺して欲しいと懇願され、見るに絶えず殺害したらしい。啓子の姉、康子(樹木希林)も、『妹は梶を恨みはしない』と感想を漏らす。しかしここで一つの謎が浮上した。梶は罪こそ認めるものの、事件後の出頭するまでの空白の2日間について決して口を開かなかったのだ。検察側のエリート佐瀬(伊原剛志)は捜査過程に疑問を抱き真実を探ろうとするが、上司に圧力をかけられ葛藤する。東洋新聞の中尾洋子(鶴田真由)は事件を追うも、警察上部から特ダネのリークと引替えに取材を断念するよう取引を持ちかけられ、歩むべき道を見失う。担当判事となった元裁判官の父を持つ藤林圭吾(吉岡秀隆)は事件に強い関心を持つが裁判官として冷静な判断を要求され、対応に思い悩む。そして弁護士植村学(國村隼)は何とか梶の真意を探り彼を救い出そうと努力する。それぞれの人達がおのおのの立場で葛藤し、真実を追い求める。果たして空白の2日間には何があったのか?梶は口を開かないまま、遂に公判が始まった・・・。本日記で初の邦画です!^-^ずっと気になっていたのですが、昨日テレビで放映されていたので迷わず観ました♪感想としては、やっぱり良かったです。泣けました。T-T寺尾聡の演技、そして何より事件に拘るあらゆる人達の悩み、苦しみをそれぞれの役者が好演しておりテレビ放送であったにも拘らず惹きつけられました。いつかもう一度、オリジナルを観てみたいと思いました。★★☆☆☆総合評価:原作は横山秀夫のベストセラー『半落ち』。 監督は佐々部清。6月公開予定の『四日間の奇蹟』も観たくなりました♪
2005.03.24
コメント(0)
舞台は19世紀のヨーロッパ。バチカンから遣わされた正体不明のモンスターハンター、ヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)の新たな任務はドラキュラ伯爵(リチャード・ロクスバーグ)達の撃退だった。ドラキュラは代々の宿敵であったヴァレリアス一族を血祭りに上げ、いまや残るは王女アナ(ケイト・ベッキンセール)のみとなっていた。アナの兄であるヴェルカン(ウィル・ケンプ)は既にドラキュラに身柄を捕えられており、彼女は危険を顧みず唯一の身内となった兄の救出に死力を尽くしていた。そんな中、ヴァン・ヘルシングがバチカンの兵器スペシャリストで、僧侶のカール(デヴィッド・ウェンハム)とともにトランシルバニアへやって来る。一方のドラキュラはアナの兄ヴェルカンをウルフマンに変異させ操り、そして一族を繁栄の為にフランケンシュタインのバイタリティーを活用しようと行方を追っていた・・・。ヴァン・ヘルシングはブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』に登場するヴァンパイア・ハンター。今まではヴァンパイアの研究家で、老教授というインテリっぽいイメージで描かれることが多かったようですが、この映画では何と言っても彼が若くエネルギッシュでカッコイイ、ヒーローとして描かれていたトコロが最大の特徴ですね♪キャラクター設定を従来の解釈と大きく替えるだけで、ここまで全く新しいヒーローが創造できるのって感心します♪ 最近、アジア映画をリメイクした作品等も多いですが、ただ配役を替えるというのではなく、キャラクター設定も大胆に替えたりしてみたらリメイク版も観てみようと思えるかも知れません。-_-配役も興味深かったです。ヒュー・ジャックマンは『X-men』でもウルヴァリンとして主演していましたが、本作では完全に異なるキャラクター作りをしていました。(・・・ただしこの役でも記憶喪失という設定は一緒でしたが・・・)その他でも、私は未見ですがヒロインのケイト・ベッキンセールは『アンダーワールド』では逆にスタイリッシュなヴァンパイア役だったそうですし、お茶目な僧侶のカールを演じたデヴィッド・ウェンハムは『ロード・オブ・ザ・リング』ではファラミア役だったですし(笑)、見所満載です。しかしこの手の映画を観てると映像分野の進歩って目覚しいですね。ウルフマン対ドラキュラの映像など、想像の世界を超越しています。近い将来、こういった映像も家庭で3Dで観れる日が来るのでしょうね。^―^★☆☆☆☆総合評価:監督は『ハムナプトラ』シリーズのスティーブン・ソマーズ。
2005.03.21
コメント(0)
全163件 (163件中 1-50件目)