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最新の「アントニ・ガウディ(Antonio Gaudí) 」シリーズのリンク先をラストに載せました。
さて、グエル公園のメイン部分はおおかた終わりました。
後は、通常ではあまり紹介されない丘陵側面を覆う擁壁や柱廊を少し紹介しておきます。
グエル公園(Parc Guell) 6 (擁壁と柱廊)
擁壁と柱廊
エウゼビ・グエル(Eusebi Güell)のセメント工場
グエル公園内ロードマップ
赤・・広場山側の擁壁
黄・・女神のいる柱廊
擁壁と柱廊
モンターニャ・ペラダの 丘陵を削った時に排出された岩を丘陵壁面や高架橋、柱廊に
うまく取り入れているので自然の中に一体化
した造りになっています。
しかし、 中身は鉄骨やコンクリートがしっかり使われて耐久性は計算されて施工
されています。
グランド(ギリシャ劇場)の山側後方はこんな造り
ロードマップの 赤の部分
一番下段がグラウンドでその上の道路上は今はティー・テラスとして使用されています。
さらにその上に歩行用通路があります。
そこはイベントの見学場所にもなっていて、まさに円形劇場のような階段テラスと言えるでしょう。
丘陵を飾るヤシの木を模したと言われるこの擁壁はただの飾りではない。
広場の後方外周を囲うこの擁壁は巨大な控え柱とそのその間に筒型のヴォールトを垂直にした壁体として設計
されているそうです。
内部には土圧を減らす為に穴が掘られ洞窟のようになっていて当初予定では下水道などの設備空間にする予定
だったと言います。
現在その人工洞窟の一部は喫茶の店舗に使用されています。
広場から見えるガウディ・ハウスの方角に見える擁壁
位置的には地図のピンク部分
エウゼビ・グエル(Eusebi Güell)のセメント工場
以前どこかで紹介した事があったと思いますが、 ガウディはグエル公園でスペイン初の鉄筋コンクリートを使用
したと言われています。
今回紹介している擁壁も前回紹介しているドーリス式列柱ホールも円柱表面はプレキャスト・コンクリート製ですし、大階段もそうです。
今なら不思議ではない事ですが、 当時は画期的な先進的な建築手法
だったようです。
実はこのグエル公園住宅の建設に当たって、 グエルはカタルーニャで初めてのセメント工場とアスファルトの工場「アスランド社」を1901年に創設
。
機材はアメリカからの輸入で、 近代的なモデル工場
だったようです。
セメント工場が先なのか? 住宅が先なのか?
公園住宅の建設そのものは失敗に終わりましたが、セメント工場の宣伝にはなったようで、失敗したとは言え実はとっていたのかもしれません
。
今度はグランドの左裏手。学校の裏側部分・・黄色の部分の擁壁です。
こちらは柱廊仕立てになっています。

こちらの柱廊はちょっとアーティスティクな造りです。
本当は今回でグエル公園を終えたかったのですが、この柱廊の写真を紹介したいので次回につづく
リンク グエル公園(Parc Guell) 7 (テクスチャーにこだわった柱廊と陸橋)
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リンク アントニ・ガウディ(Antonio Gaudí) 1 高級住宅
リンク アントニ・ガウディ(Antonio Gaudí) 2 コロニア・グエル教会とカテナリー曲線
リンク グエル公園(Parc Guell) 1 (2つのパビリオン)
リンク グエル公園(Parc Guell) 2 (ファサードのサラマンダー)
リンク グエル公園(Parc Guell) 3 (大階段のタイル)
リンク グエル公園(Parc Guell) 4 (列柱ホール)
リンク グエル公園(Parc Guell) 5 (ギリシャ劇場)
リンク グエル公園(Parc Guell) 7 (テクスチャーにこだわった柱廊と陸橋)
リンク ガウディ博物館 1 (グエル公園)
リンク ガウディ博物館 2 (ラ・トーレ・ローザ・la Torre Rosa)
リンク ガウディ博物館 3 (ガウディ家の人々)
リンク ガウディ博物館 4 (ガウディの病気)
リンク アントニ・ガウディ カサ・ミラ 1 (外観)
リンク アントニ・ガウディ カサ・ミラ 2 (パティオ)
リンク アントニ・ガウディ カサ・ミラ 3 (屋上1)
リンク アントニ・ガウディ カサ・ミラ 4 (屋上2)
リンク アントニ・ガウディ カサ・ミラ 5 (屋根裏の梁)
関連
リンク コミーリャス(Comillas)エル・カプリーチョ(El Capricho)
リンク ガウディの椅子
リンク モンセラート(Montserrat)
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