わたしのこだわりブログ(仮)

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2014年12月29日
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メルク修道院(Stift Melk)のバロック庭園とパビリオン

前々回に紹介した メルクの十字架ですが、通常は公開されていないものだったようです
バーベンベルグ家(Haus Babenberg)のハインリッヒ1世が殉教者、聖コロマン(St.Koloman)(不詳~1012)の遺骸をメルクに運び入れたのが1014年、それから 今年が1000年目の記念年の為に公開されていたらしいです。 いつも不運続きなのにめずらしくラッキーな事・・ ぽっ

でも1つ疑問が・・。
私が資料にしたメルク修道院の資料本(1998年版)に載っているメルクの十字架と実際に見て撮影した十字架と微妙に違う箇所がある。中央クロス部分のサファイア? の向きが明らかに異なってます。 ( _ ?)


本当に修道院とは思えない華やかさです スマイル
もしかしたら・・。マリーアントワネットがフランスにと嫁ぐ旅の宿として1770年4月22日メルク修道院に滞在しているのですが、その為に整備された可能性があります。

バロックの庭園とパビリオン



入り口は一度修道院を出てから左手。ハビリオンの向こうはドナウ川です。

1747年~1748年に造園された公園デザインはウイーンの建築家で画家の
フランツ・セバスチャン・ローゼンスティングル(Franz Sebastian Rosenstingl)(1702年~1785年)
パビリオンはオーストリアのバロック建築家
フランツ・ムンゲナスト(Franz Munggenast)(1724年~1748年)


パビリオン内のフレスコ画は1763年~1764年に描かれたようだ。
pict-メルク庭 4.jpg
ヨハン・バプティスト・ヴェンツェル・ベルグル(Johann Baptist Wenzel Bergl)(1718年~1789年)

pict-メルク庭 12.jpg
エキゾチックなバロックである。明らかに北アフリカがテーマになっていて見ていて楽しい 手書きハート
これもバロックなんだ・・と驚嘆です。
最近の作家の作品かと思いきやマリア・テレジアのお気に入り・・と聞いて尚驚く。これが250年前の作品だなんて・・。
これを見るとヴェルサイユなどの装飾とは全く違う。オーストリアの趣味の高さがうかがえる・・と言うものです。
pict-メルク庭 11.jpg

pict-メルク庭 13.jpg

pict-メルク庭 5.jpg

現在はガーデンパビリオン・カフェになっていて、ここでコンサートなども行われるらしい。
pict-メルク庭 6.jpg

パビリオンからのメルク修道院
pict-メルク庭 7.jpg

pict-メルク庭 8.jpg

pict-メルク庭 9.jpg

ドナウ川の向こう岸
pict-メルク庭 1.jpg

かつてのメルク修道院(絵葉書から撮影)
pict-メルク庭 10.jpg

クルーズ船 メルクの乗り場の1つ
pict-メルク街 12.jpg

次回は年明けになりそうです。
良い新年をお迎えください (* _ ) ノ”

リンク ​ ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 1 (メルク)
リンク ​ ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 2 (メルク修道院)
リンク ​ ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 3 (メルクの十字架)
リンク ​ ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 4 (メルク修道院教会)

リンク ​ ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 5 (ドナウ川クルーズ船)
リンク ​ ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 6 (シュピッツ界隈)
リンク ​ ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 7 (デュルンシュタイン)
リンク ​ ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 8 (リチャード1世)
リンク ​ ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 9 (クレムス)






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Last updated  2020年09月23日 04時06分06秒
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