わたしのこだわりブログ(仮)

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2015年01月18日
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ヴァッハウ渓谷、今回はデュルンシュタイン (Durnstein)です。私の中の目玉でした スマイル
ここは小さな中世の街がそのまま残ったところです。
中世ながらの造りの家が現役でリフォームされて今に使われている。
しかも景観を残す為に幹線道路や鉄道は街の地下を走っている。日本のように電線が見えている事も無い。綺麗目な中世の街はとても居心地の良い所でした。
滞在時間は次の船まで。ランチをして山の城跡までリチャード1世を探しに行ってきました ウィンク

それにしても、資料が少なすぎて建物の正式な名前など調べるのに苦労しました。
調べていると時間が早くたつ。夜の方がはかどるのでもっぱら夜の作業なのですが、最近0時過ぎると眠くて仕方がない。
無理したくても眠気の誘惑に負けてしまう昨今です しょんぼり


ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 7 (デュルンシュタイン)

デュルンシュタイン (Durnstein)の街

吟遊詩人ブロンデル(Sanger Blondel)

中世の大イベント、十字軍の遠征については、以前紹介していますが(2013年8月)、 今回紹介するデュルンシュタイン (Durnstein)は第3次十字軍(1189年~1192年)の功労者、イングランド王のリチャード1世(Richard I)が幽閉された場所として歴史に残っている有名な街 です。

ヴァッハウ渓谷 (Wachau)最大の観光スポット
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デュルンシュタイン (Durnstein)の街
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街の象徴とも言える水色の塔はデュルンシュタイン・ドナウ教会(Kirche in Dürnstein Donau)
pict-クルーズ 35.jpg
教会左隣は参事館(Chorherrenstift) 
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左に見切れているのが5つ星のホテル・シュロス・デュルンシュタイン(Hotel Schloss Dürnstein)

デュルンシュタイン (Durnstein)は街を取り囲むように石の壁が築かれた城塞都市です
pict-デュルンシュタイン 1.jpg
オレンジ で城壁の部分を塗り分けてみました。 デュルンシュタイン 城跡( Burgruine Dürnstein)は見切れている上方にあります。

A ・・デュルンシュタイン・ドナウ教会(Kirche in Dürnstein Donau)と参事館(Chorherrenstift)
B ・・宿・サンガー・ブロンデル(Gasthof Sanger Blondel)
C ・・前クレア修道院(ehem. Klarissinnenkloster)で現在はホテル・レストラン リチャード獅子心王(Hotel Richard Lionheart)
D ・・古城(ehem. Schloss)のホテル・シュロス・デュルンシュタイン(Hotel Schloss Dürnstein)

参事館(Chorherrenstift)の下に船着き場があるのですが、そのまま真っ直ぐには街には入れません。
街に入るルートをピンクで示してみました

城壁の下のトンネル
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城内から見たゲート
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たまたま居合わせたデュルンシュタイン・ドナウ教会で式を挙げたばかりの新郎新婦。
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大人のカップルですねハート

メインストリートに繋がるゲートの方
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メインストリートのハウプト通り(Hauptstrabe)
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ラートハウス(Rathaus) 旧市庁舎? 現在はペンションのようです。
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ロケーションもNo1
pict-デュルンシュタイン 12.jpg
ホテル・シュロス・デュルンシュタイン からのヴァッハウ渓谷 (Wachau)の眺め
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ホテル・シュロス・デュルンシュタインから先は岩山に張り付くように建つ教会や邸宅が並ぶ。
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街を囲む城壁と岩山に溶け込むかのようにはまっている建物。
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吟遊詩人ブロンデル(Sanger Blondel)
最初に、ここは第3次十字軍(1189年~1192年)の功労者、イングランド王のリチャード1世(Richard I)が不本意にも、幽閉された街・・と書きましたが、 リチャード1世はデュルンシュタイン城(Burg Dürnstein)に幽閉されていたとされています。

なぜ幽閉されたかについては、次回説明しますが Blondelsageと呼ばれる逸話 があり、それによれば リチャード1世の家臣で、吟遊詩人ブロンデル(Sanger Blondel)の歌声が彼の場所を突き止めて、救出にいたった・・とされる 話です。
その為に功労者プロンデルは英雄となっています

前クレア修道院(ehem. Klarissinnenkloster)入り口
pict-デュルンシュタイン 17.jpg
現在はホテル・レストラン リチャード獅子王(Hotel Richard Lionheart)
そして中庭右に同じく宿・サンガー・ブロンデル(Gasthof Sanger Blondel)が同居しています。

しかし、実際 Blondelsageはイングランド側による作り話かもしれません。
なぜなら、実際リチャード1世は神聖ローマ皇帝ハインリヒ6世に身代金を払って解放されている
のです。
そして、実際山の上の デュルンシュタイン 城跡( Burgruine Dürnstein)はかなり遠く、風も強い。
とうてい下から声が届く場所ではなかったのです。
仮に下の方に小屋があったとしたら可能かもしれないが、1000年近く前の話である。建物など今は存在していないので検証もできない。
天下のリチャード1世が身代金で解放ではみっともないから後世そんな話が作られ吟遊詩人が歌い続け、さもそれが事実のようになったのかもしれない。・・と思うわけですしょんぼり

デュルンシュタイン (Durnstein) つづく
リンク ​ ヴァッハウ渓谷 (Wachau) 8 (リチャード1世)






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Last updated  2020年11月07日 19時13分42秒
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