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k.m.p.という変わった名前のユニットが出した本を二冊読んだ。コレ金もーけプロジェクト。とコレぐるぐるなまいにちね。過ごした子ども時代や、世間への反発心、フリーマーケットを出したり、夢や希望、偏食具合が似通っているからだろうか、とてもヒトゴトとは思えない。そんな私でも気がつくと彼女達が目指していない側に、いつの間にか立っていた。「先のコトは、その時の自分にまかせる」「『思う』と『やる』では、大きな隔たりがある」「依存して生きてると、自分が選んだはずの道でさえ、人のせいでこうなった、と思ってしまう」そういう姿勢がいつの間にか減ってきていた。とはいえ、まだ失ってはいない。「しごととあそびと生活の一体化が、いちばんだいじなコト」これこそまさに偏食族!安心立命の境地に至りたい。
2007/05/31
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ふたり唐沢寿明著もともとTVはあまり見ないうえ、日本を離れて10年以上経っているというのに、彼の顔はすぐに思い浮かべることができるほどの有名人。そんな彼の本「ふたり」は山口智子と結婚してすぐに出版されたことで話題になった。今回、彼のファンだという友達の事のほうが知りたくて貸りてきたこの本には、意外にも硬派で、ただただ自分の夢にひたむきな青年がいた。自分の目指したことのためには、すべてが枝葉末節になる。学校をやめること、家を出ること、イメージを作ること、名前や年齢を変えること、彼女と別れること。その貪欲さがいい。好きなもの、やりたいことにどれだけ真剣になれるか、それを実現させるために他のものをどれだけ削ぎ落としていけるか、誘惑や弱気に対抗できるか、が分かれ目なんだというメッセージを全体から受け取った。きっと彼自身がそうやって生きてきたからなんだろうな。もしかしたら、いや、きっと、山口智子が結婚後CMにしか出ないことでバッシングされていることに対して一番傷ついているのは、山口智子本人じゃなくて彼なのかもしれない、と思った。読み終わった後、唐沢寿明と山口智子が少しだけ好きになっていた。唐沢寿明も(?が?)「高校教師」やってたんだっけ?
2007/05/27
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「私たちは繁殖している・イエロー」「私たちは繁殖している・ピンク」「私たちは繁殖している・ブルー」「私たちは繁殖している・レッド」4冊にわたって赤裸々になった彼女の繁殖戦略。動物行動学者が狂喜乱舞するのではないだろうか。「お見事」の一言に尽きる。彼女はきっと正直なんだろうなぁ。自分に。遺伝子にプログラムされた通りに動いているというのがよくわかる。それも徹底的だから、神々しささえ感じてしまう。すばらしい繁殖戦略(子どもの性別やどの遺伝子を引き継がせるかなど)は頭で計算してできるものではない。これは本能にプログラムされている事なので、予定通りできなくて当たり前。だからこそ、彼女のように完璧な繁殖戦略を取れた「恵まれた」人はいろいろ言われるのだろう。残念だ。離乳食や紙おむつ、少子化をトンデモナイ方向から心配する、わかってない人々に対する反論は気持ちがいいけど、レストランでの対応については???子供の年齢や性格、同行者、シチュエーションによっても違うのかもしれないけど、何がベストなのか、パッと見ただけではわかんないよ。だって、どうせ元々興味も関心もない他人(ヒト)の子だからね。子どもが増えると子どもネタが比例してくるし、それまで冷笑していたことをいつの間にか彼女自身がやってるんだけど、自分では見えているのかな?別に気付いてなくてもかまわないけど、以前自分がしたようにバカにされても、その同じ口で怒るなよ。で、4冊読み終わってみたら、何と彼女の2番目の夫はどの子供の父親でもなかった(らしい)というオチ。傍から見ると、それじゃあ家3件、車五台に一億円の慰謝料を請求するのも無理ないかな、と思う。最初のうちは本人もかいているけど「こうなって欲しい」という願望もあってかなり第二夫のいいところを強調していたようだけど(今までの本には殴られたなんて一言もかいてなかったし)3番目の夫(俳優の貴山侑哉)は彼女の繁殖の相手として(唯一、複数の子供の遺伝子を提供)また、上の二人の子供の父親として、生活のパートナーとしてすごくあっているみたいで、めでたしめでたし。さっきHP見たら、今でも結婚生活(05年には事実婚になったらしいけど)は続いているみたいだしさ。漫画家や作家の妊娠出産子育てモノは何冊か読んだけど、繁殖戦略の素直さ、天晴れさにおいては彼女の右に出るものはないと思う。もしこれを読んで彼女の繁殖戦略に反感をもった人は、彼女と競合する女か、二番目の夫と同じタイプの男だと思われる。どちらにしろ、すみやかにパートナーをガードすべし。
2007/05/21
ロシアは今日も荒れ模様ロシアは今日も荒れ模様僭越ながら、米原さんと私は似たところが多い同類ではないかと勝手に親近感を持っている。どうしようもなく、自分が日本人であることを再確認させられる「常識」の違う相手を目の前にして思いがけない修羅場の連続だけど、一定量を越えて経験値が上がり、以前はドギマギしたことはもう平常心でいることにある時ふと気がつく。そして自分が日本の「常識」からちょっとずれていることにも。そうやって少しずつズレて行った日本人にだけしか見えない、日本に対する愛あるダメだしや世界標準との差(プラスにしてもマイナスにしても)を同じ方向から見ているように感じる。ウォトカの呑む以外の利用法、中国文化圏でもないのになぜか似ている風邪の民間治療法、「新宿駅の北口」を連想させる「ボリショイの9番目の柱」など、ソ連人も日本人も同じ人類なんだな、と、人間として親しみを感じるたくさんのエピソード。そして、幸いにも知らずにすんだ想像を絶する民族間抗争、アチラを立てればコチラが立たずの簡単には解決できない難民問題など、同じ人間がつくった国家なのにどうしてコレほどまでに揉めるのか?と絶望的になるエピソード。彼女の柔らかく、親しみやすそうな口調の奥に見え隠れする、膨大な知識と徹底したプロ意識は素晴しい。お上の政治体制がどうであっても、大酒呑みで、ハッタリもかますけど、事情がわかれば、無茶は言わず、お茶目で、人情に厚くて、でもきっと実際に目の当たりにしたら腹が立つんだろうけど、そういう「人間」ロシア人がとても魅力的に描かれている。特にどことは言わないけど、私もロシア人?と思い当たる節がある。
2007/05/13
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吉本ばなな著これはエッセイだから、ここに出てくる「父親」というのは、紛れもなく、「あの」吉本隆明氏なんだよね。(でも逆は必ずしも真ではない。ばななは次女だから)ってことは・・・隆明氏、すごい偏食かつチャレンジャーとお見受けする!「その場にいた他の人は、(中略)将来結婚する二人が初めて出会う瞬間も見たし、もしかすると愛の予感が芽生える瞬間も見たかもしれない」P.136この本を私にくれた人は、ここを読んできっと私のことを思っただろうし、私も彼女たちのことを想像した。まさに、私は彼女たちの「その瞬間」に立ち会っていたのだから。あ、見合いババアじゃないからね。郵便物がなくなったのを受取人のせいにして、郵送途中で紛失したと考えないところが日本の平和でいいところだよなぁ・・・特に現金を普通に送ってたんでしょ?そりゃ、イギリスならかなりの確率で相手に届かないよ。さすが小説家。よく本を読んでるし、読みたくなるようなうまい一言が添えてある。「必ず恋人ができる秘訣」という章は、「恋人」を「友人」とか「精神的充実」に変えても十分に参考になるとてもいい文章だし、美しい文章がポロッと書いてあって、小説に使えばいいのに、と、貧乏性の私は思ったりした。
2007/05/08
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天使と悪魔ダン・ブラウン著ロバート・ラングドン・シリーズの第一作。滅多に読まない推理ものだが、ダビンチの面白さに気をよくして読み始めた。ところが・・・人により各種意見はあるだろうが、わたしはダビンチよりもこの作品の方により強く引き込まれた。きっと事前取材やストーリー構築、推敲が丁寧にされているし、何よりもストーリー展開がいい。小説はよくジェットコースターに例えられるが、この作品はクライマックスが早めにやって来る。というか、クライマックスが見えるのだが、実際にそこにたどり着くまで、多少の時間がかかるし、登り始めてもそう簡単にクライマックスまで来ない。しかし、それは全く問題ではない。頂上が高いからこそ、落ちていくスピード感が楽しめるし、どういう展開になるのか、誰が犯人なのか、犠牲者は何人出るのか?などと考えながら読む余裕がある。ところが、最初にクライマックスだと思っていた山は普通に下がるだけで、「もしかして、大したことない?」と疑ううちに、次のピークに向けて登り始め、気がつくとものすごい勢いで下降し、叫ぶ間もなく、天地無用、捻りを加え、逆行し、これでもかと最後の最後まで、ものすごいワザを見せてくれる。この壮大なジェットコースターの文字通り息もつかせぬストーリー展開に、途中、何度か息抜きに現世に戻ってきた。最初のうちは「大したことないね」だったのに、次から次へと思いがけぬ展開を披露してくれる。緻密に練られたストーリーと、それを最後まで隠し切る計算高さは素晴しい。登場人物の語るセリフもよく考えられており、その背後にある考え方もよくわかり、彼らはそれぞれの立場にあって精一杯誠実で、正しくあろうとしている。これが英語でいう「A man who is always true(真実な人)」ということなのかもしれない。もし、出版された順番に読んでいたら、きっと私はダビンチにちょっとがっかりしてしまっただろう。しかし、まず結末を読んでから読み始めるという偏食的な読み方をしない、本当の推理小説ファンは小説が書かれた時系列に読み進めた方がいい。ロバートの生死や恋の行方がどうなっていくのか、知っていたら面白くないでしょ?もちろん、「そういえば、アレ、どうなった?」など、最後まで解かれぬままの謎もあるし、矛盾も疑問も少しは残る。だから推理小説はもうほとんど読まないのだけど、彼の作品、特にロバード・ラングドン・シリーズなら読んでしまうかもしれない。ただいま第3弾執筆中なんだよね。期待してるよ。
2007/05/06
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身体にやさしいインド伊藤武著 講談社 1998年 ISBN4-06-256255-3インド・・・エキゾチックだけど、混沌としすぎていてつかみどころがない、というのがインドの印象。インド系が多く移住しているイギリスに来てから、一言では表しきれないその複雑さに自分の無知を知った。宗教、言語、文化、風俗、習慣、人種、カースト・・・インドはたくさんの異文化を内包している。仏教もヒンズー教の一派だと言われたら、もうぐうの音も出ない。多神教の強さだ。しかし、異文化を融和させるのなら、同じように八百万の神をもつ日本も負けていない。忍者や天狗、金毘羅さん、カルピスなど、インドから伝わってきたのにすっかり日本原産のような顔をしているのは、カレーライスだけではない。外国でホームシックにかかった時の対処法をはじめ、ガンや風邪など、様々な病気に西洋の薬を使わずに対処する方法が書かれている。「ロンドン偏食生活 編集後記」のプロフィールに書いた「血液型」はこの本を読んでいて閃いた。下は同じ著者の別な作品。彼の体験したインドを活字でなぞるのはとても面白いし、ためになる。(2007年2月7日読了)
2007/05/02
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