「なみさん」
ずっと黙って、話を聞いていた義父が口を開きました。
「息子は、なんて言ってた?」
「一緒に...がんばろうって...」
いつもニコニコ笑いながら、晩酌を楽しんでは歌っている義父が
そうか...と呟いて少しまじめな顔をして言いました。
「いいかい。なみさん。
まだ起こってない未来を見て不安になっちゃいけないよ。
どうにかしなきゃならないときは、
どうにかする方法が必ず見つかるものだから。
まだ起きてもないうちから、
どうしようなんて考える必要はないし、考えちゃいけないんだよ。」
わかるかい?ってそう、聞いて、
飲んでいたお猪口を横において、
まっすぐに私を見つめていいました。
「なみさん。
僕はね、息子の気持ちがわかるんだ。
マミーは、僕の三番目の奥さんだって知ってるよね?
僕の二番目の奥さんはね...。
なみさんと同じ、現代の医学では治すことのできない難病だったんだ...」
お義父さんは、今でも元気に毎晩晩酌を楽しんでるよ。
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