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さて今日は 「株式投資本オールタイムベスト」 28位の
バリュー投資アイデアマニュアル
(ジョン・ミハルジェビック著、パンローリング社)
の第2部です。
グレアム流のディープバリュー投資を解説した第2章は非常にクオリティが高い と思います。 発表されてから80年近くが経過したのにも関わらず、期間や場所に関係なく様々なマーケットでこのグレアムのディープバリュー投資は未だに有効であり続けている わけですが、この章では何故それが有効であり続けているのか、そして具体的にはどのような投資家に向いた手法であるのか、が豊富なエヴィデンスと共に示されています。
さてここからは私の個人的な考えなのですが、 グレアムのディープバリュー投資というのは分かりやすく言うと 「超割安な2流3流銘柄への投資」 です。鉄の意志で長期間バイ&ホールド出来ればマーケットを上回る成績を出せる可能性が極めて高いわけですが、地味でシケシケで見た目の悪い銘柄が多いので、大多数の投資家は「頭では分かっていてもどうしても実践しきれない」訳です。 超キモいルックスだけど、精神性や知性などの中身は最高で長く付き合えば凄く良い男は実際にはなかなかモテないと言うことなんですね。(汗)
そして私自身はこのグレアムのディープバリュー投資が根源的に持つ欠点を緩和する為に、
グレアム的な銘柄を買う場合には必ず一定以上の「力のある優待」が付いている銘柄に限定
するようにしています。 株価が動かない面白くない時間を少しでも快適に楽しく御機嫌に過ごすための工夫 ですね。
具体的には、7485岡谷鋼機、9680共成レンテム、9866マルキョウあたりのいわゆる
優待ディープバリュー株
が該当します。この辺りの銘柄は保有していて本当に退屈ですが、同時に 安全域が深くて広い のでポートフォリオの安定性の維持のためには欠かせない銘柄群でもあるんですね。
それにしてもグレアムは本当に真の天才だったんだなと今、改めて、しみじみと思います。
更に大興奮の3部へ続く。
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