みきまるの優待バリュー株日誌

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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

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Apr 20, 2016
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カテゴリ: 優待株について

 今日の日記は少し書くのが怖かったです。記憶の底に留め固く封印していた当時の苦い敗北の記憶がまざまざと蘇り、書き終えるのに物凄く長い時間がかかりました。。。。。。

 長文となりますが、通常のポートフォリオ概況シリーズのフォーマットでお送りします。

326位 2762 三光マーケティングフーズ (東2、6・12月優待) ◎

 PF326位は、『黄金の蔵』『東方見聞録』などの居酒屋、外食店を展開している

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 現在の株価は936円、PBR1.63、株主持分比率は71.8%で有利子負債は0と盤石、今期予想PER67.34、配当利回り1.7%(16円)、総合利回り6.2%(16+42=58円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の70%換算)で、優待は1株で半期毎に3000円相当の優待券です。

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 三光MFはもう6、7年も前のことになるでしょうか? 「居酒屋業界の数少ない勝ち組」 と目されていたことがあり、私は数年にわたって主力の一角で勝負し、最高ではPF1位として戦ったこともありました。

しかしながら非常に残念なことに、当時会社の全てを賭けて勝負に出ていた

格安居酒屋業態が店舗の実際のオペレーションが全く回らずに大崩壊

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更に起死回生の一手として最期の力を振り絞って取り組んだ、焼き牛丼業態の東京チカラめしも大敗北

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に終わりました。

私は格安居酒屋業態の金の蔵ジュニアを探検に行ったときに、

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 店員さんの数が全く足りていなくて片付けていないテーブルだらけ、料理のクオリティは最低、トイレは東南アジアの安宿もびっくりという腐臭漂う大惨事の状況を目の当たりにして、「これは完全に駄目だ。とても超主力として勝負できるような銘柄ではない。」ことを思い知りました。

それまで何年もPF最上位の一角に置いていたとても思い入れのある銘柄だったので、三光マーケティングフーズが間違った道を歩んでいることをはっきりと認識させられ、超主力株としての戦いを止めて撤退しなければならなかったことは、私にとっては自分のミスを100%認めざるを得ない、体と心をザックリと切られる本当につらい体験でした。

大脳新皮質のレベルでは、「売りだ。三光MFはもう駄目だ。今すぐに優待MAXの5枚だけを残して全部売れ。値段なんか関係ない。これ以上持っていたら投資家として死んでしまう。生き残れないぞ。!!!」と激しくアラームがなり続けているのですが、情緒的な大脳皮質のレベルでは、「一生懸命調べて、リスクを取って長年戦ってきた。業績が苦しくて店舗のオペレーションが回っていないのは事実だが、三光MFは 変わり身の早い会社だしきっとこの苦境を脱出できる。過去素晴らしい営業利益率を維持し続けているんだし、格安居酒屋のつまずきを見たからと言って全株撤退なんてあまりにも早急すぎる。それに十分な総合利回りが出ているから仮に本当に業績が暗転したってどうせ下値は知れている。これはローリスク・ミドルリターンの典型的な自分の得意な勝負案件なんだ。ここで戦うんだ。もう少し頑張るべきだ。」と戦闘継続を要求するのです。。。。。。

  夜も眠れず悩み抜いていた私は、突然、「うん、負けを認めてもう三光MFからは降りよう。」と決断を下し、主力からは離脱しました。

永遠の名著、私は株で200万ドル儲けた

 (ニコラス・ダーバス著、パンローリング社)

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の中で、著者のニコラス・ダーバスが述べていたように、

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文字通り、泥棒のように逃げ出した

のです。。。。。。

三光MFから無念の涙を流しながら撤退&敗走した私は、その後心機一転、2198アイ・ケイ・ケイ、3097物語コーポレーション、7605フジ・コーポレーションなどの全く毛並みの異なる新しい銘柄に活路を見出し、対TOPIXでまずまず良好なパフォーマンスを継続することができました。ただ三光MFはやはり私が一度は心底惚れ、見込んだ銘柄だけあって、その「優待エアバッグ」のパンパンの充実振りは半端なものではなく、地獄の連続赤字決算が続く中でも株価はほとんど下がりませんでした。。。。。。

 今改めて三光MFの戦いを思い起こすと、共に仇花に終わった格安居酒屋ブームの時も焼き牛丼の時も、

異常にメディアに持て囃されていた

ことが印象に残っています。 

居酒屋業界の革命児

牛丼3強支配を終焉させる

 そういう勇ましい言葉が踊っていたのです。

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 私は当時そういった記事をホルダーとしてワクワクしながら楽しく読んでいましたが、結果はこの通りです。

投資家は常に自分の目で見て、自分の頭だけで考えて、決断しなくてはならないんだ

と言う、非常に当たり前の教訓を得た、三光MFの戦いでした。






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Last updated  Apr 20, 2016 07:21:55 PM


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