みきまるの優待バリュー株日誌

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Jan 25, 2018
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カテゴリ: 優待株について

​ さて今日は  2017~18主力株概況シリーズ  です。​





44位 2737 トーメンデバイス (東1、9月優待) ◎~◎◎





 PF時価総額44位の上位銘柄は、韓国サムスン電子の日本国内最大の特約店のトーメンデバイスです。2014年20位、2015年30位と、ここ数年PF上位の地位をずっと保っている超実力派銘柄ですが、今回も静かにここで登場してきました。











 現在の株価は3530円、時価総額238億円、PBR0.89、自己資本比率36.0%、今期予想PER14.55、配当利回り2.0%(70~75円)、総合利回り2.4%(70+15=85円、100株優待品は私の独自判断で1500円で換算)で、優待は100株保有で9月株主に食用油詰め合わせセット(5本)、 500株保有で3000円相当のクオカード などです。














 私は過去数年はクオカードを戴いています。











 トーメンデバイスは有価証券報告書で確認する限りでは、平成10年(第7期)以降一度も赤字はありませんし、また現在の発行済株式総数である6802000株になった平成17年には1406円であったBPS(1株あたり純資産)が、現在では3968円となるなど地道にしっかりと稼ぎ続けてもいます。更に、


1人あたりの売上高.jpg



 従業員1人あたりの売上高は全上場企業中で常にトップクラスであり、非常に効率の良い経営をしているとも思います。










 ところで2014年の1月27日に、トヨタグループの商社で2006年にトーメンを合併した8015豊田通商 がTOB(株式公開買付)で7558トーメンエレクトロニクス を完全子会社化することを発表しました。そして現在はトーメンエレクトロニクスは既にめでたく上場廃止となっています。





 そしてトーメンエレクトロニクスとここトーメンデバイスは共に豊田通商傘下の兄弟会社の関係になります。(トーメンエレクトロニクスが複数の外国製半導体を取り扱うのに対し、トーメンデバイスは韓国サムスングループ製半導体および電子部品を専門に取り扱っている。) そのため誰でも、「これはトーメンデバイスも2匹目のドジョウになれるかもしれないな。」と思うわけで、株価もたまにそこに思いが及んで跳ねることもあるのですが、


R0118357 - コピー.JPG


 過去の経験上は   「狙ってビシッとTOBを獲る。」というのは、「言うは易し、横山やすし。」で、実際には至難の業   です。かのウイリアム・オニールも、「、、、個人投資家は吸収合併される可能性がある企業に投資すべきだろうか? 一般的にすべきではない。、、、 


CAN-SLIM手法 


​ で健全な銘柄を買うほうが通常安全である。」と述べています。狙ってTOBを取れたときの快感というのは最高ですが、  我々は別に快楽を求めて投資をしているわけではない  ですし、そこに過剰な期待を抱くべきではないとは思っています。​






 その一方で、現在のトーメンデバイスはPBRが依然として1倍を割れていて指標的に安く、トーメンエレクトロニクスの問題が片付いた今、豊田通商側から見ればTOBしたいという経済的なインセンティブは間違いなくあるでしょうし、実際にTOBに踏み切ってくる確率も20%程度はあるのではないか?と個人的には考えています。







 もっと言うと、7558トーメンエレクトロニクスだけが先にTOBされたのは、ここがトーメンデバイスの第2位株主(159万株、23.5%保有)だったので、先に外堀を埋めて完全子会社化し不確定要素を排除しておいて、その後手堅く2段階作戦でトーメンデバイスに手をつけてくるつもりなのではないか?という気もしています。(同時に2社をTOBすると価格が上がるリスクがあったのではないか?と推測しています。) 






 そのため私は、

「TOBがあれば30~40%の利益になるだろうからそれで良い。もしもTOBがなければ黙ってそのまま優待品を貰い続ければ良い。これは悪くない、PF上位の一角として勝負できる魅惑的な投資アイデアだな。」

 と考えています。










 ま、いずれにせよ、いぶし銀の実力派銘柄であるトーメンデバイスを、これからもPF上位銘柄として楽しく愛でながらホールドしていく予定です。







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Last updated  Jan 25, 2018 07:07:23 PM


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