みきまるの優待バリュー株日誌

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Dec 29, 2019
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カテゴリ: 株式投資全般
​​  さて今日は株式投資本オールタイムベスト97位






「恐怖で買って、強欲で売る」 短期売買法 (ローレンス・A・コナーズ著、パンローリング社 2019年)











​ の最終回第7弾です。​







 今日は、最終まとめとなっている 第10章 市場で恐怖が高まったときに買い、強欲が増したときに売る から。







1. 恐怖はトレードでエッジ(優位性)を生み出す。間違いない。


2. 市場で恐怖が高まるほど、エッジは大きくなる。


3. 強欲もエッジを生み出す。強欲は恐怖ほど強い感情ではないので、エッジはそれほど強くないが、確実にある。








 恐怖のエッジ(優位性)の大きさ、ほんとに目を見張るものがありますね。この本を読んで本当に良かったと思います。







8. RSI(相対力指数)パワーゾーンで見たように、恐怖は世界のどの市場でも現れる現象だ。






恐怖効果には普遍性・永続性がある  のがいいですね。








 ​
​10. VXX(VIX先物で構成されている)は無価値になるように設計されている。これは構造的に非効率だ。9年連続で下げたことで、何か問題があると誰にでも分かる。​








VIX先物で構成されているETF・ETN(指標連動証券)は、長期で持つと無価値になるように設計された、構造的に致命的な欠陥のあるとんでもない商品です。そしてその危険性については、以前の大人気記事である





​​​ ​ NISA週間買付ランキングの衝撃





 という記事で既に指摘しました。






 そして本書でコナーズはそこから一歩進んで、この欠陥商品から利益を上げる素晴らしいストラテジーを解説してくれています。興味のある方は是非実際に読んでみてください。







​12. 中長期の上昇トレンドの時期に、恐怖が広がったせいで売られ過ぎになった銘柄を買い下がる戦略は、何十もの株式ETF、特にアメリカのETFで一貫してパフォーマンスが良かった。​









 ​
本書では、幅広い検証や実例を通して、  恐怖が高まったときに買い、強欲が増したときに売ることが最も良い定量的なトレード法  だということを見てきた。私の考えでは、これは  トレーダーにとって今でも本当にエッジがある数少ない領域  であり、このエッジは今後も長く残り続けると信じている。



 市場は変化する。それは常に変わるものだ。だが、人間の感情は変わらない。感情、特に恐怖と強欲が市場で極端に高まったときを特定して、その過程を体系化・定量化して、そこで何度も繰り返してトレードを行おう。 ​​​








 私達投資家は、常に「有効な投資手法」を求めて市場の穴を探し続けています。ただマーケットというのは、極めて競争の激しい世界でもあるので、  優位性のある投資手法というのはいずれ陳腐化してその効力が低減していくのが定め  でもあります。






 そういった中で、  古来から変わらない「人間の感情」の弱点を突いた、「恐怖効果」を用いるコナーズの手法は、極めて効果的かつその力が永続する素晴らしいやり方  であると思います。






 そして本書は、簡潔で理知的な「コナーズ節」が超新星爆発した素晴らしい1冊だったと感じています。新世代の超名著と言っていいでしょう。未読の方は是非。(終わり)​​​
​​





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Last updated  Jan 4, 2020 11:55:15 PM
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