MM2022のブログ

PR

プロフィール

MW2022

MW2022

カレンダー

コメント新着

天国にいるおじいちゃん@ Re:打席に入る前に、バットを天にかざして、天国にいるおじいちゃんに『力を貸してくれ』(08/24) 天国にいるおじいちゃんについては、 089…

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2024.10.26
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
ベトナム側の李首相に対する異例な厚遇
李強総理、ベトナム首相と企業代表座談会に出席
10月12日の夕刻、李首相がハノイ空港に到着した時、ベトナムの副首相兼外相は飛行機の下で彼を迎えた。
そしてその晩のうち、李首相はベトナム共産党中央本部へ赴き、ベトナム共産党総書記・国家主席トー・ラムと会談した。

ベトナムでは総書記・国家主席は国家元首の立場であって、中国首相のカウンターパートナーではなく、本来、李首相と会談しなくても良い。たとえ会談があるとしても、李首相の表敬訪問を受ける形での儀礼的な会談で済ませて良い。
しかし今回、ベトナム主席は高官たちを率いて李首相をトップとする中国側と長方形のテーブルを挟む形での正式会談を行った。それは普通、対等な立場にある首脳同士の会談の様式である。

そして翌日の13日、今度はベトナム首相は李首相の歓迎式典をとり行った後に首脳会談。
午後には、ベトナムの国会主席(議長)が李首相と会談した。

このようして、李首相訪越の二日間において、ベトナム側は党・国家・政府・国会のトップが総出の形で彼と会談したわけである。それは普段、習近平主席やバイデン大統領などの外国元首に対する首脳外交の行い方であって、中国の首相であるはずの李首相に事実上の国賓待遇を与えたのである。

習主席と李首相との確執がすでに表面化している中で、 ベトナム側は一体どうして、習主席の不興を買うかもしれないことも覚悟の上、李首相に余分な厚遇を与えたのか?

ここに出てくる 可能性の一つ 同じ共産党一党独裁国家として共産党流の権力闘争をよく知っているベトナムは、最近の動向から李首相の台頭が不可避と読んで、将来有望の李首相に恩を売っておく判断となっているのではないか

つまり、李首相に対する異例な厚遇の背後には、中国中枢部の権力闘争の行方に対するベトナム側の読みと国益からの打算があると思われるが、その一方、ベトナム側のこの挙動は逆、習近平vs.李強の確執に火を注ぐことにもなりかねない。

猜疑心が強く了見の狭い習主席は、子分の李首相がベトナムで国家主席の自分と同様な待遇を受けたことに対し不快ないし嫉妬を感じてしまう可能性が十分にある。そして、その一方、李首相が国際的に評価が高まることに対し、独裁者の習主席はそれが自分の地位に対する潜在的脅威だと捉えて警戒心を強めることもある。

💛日本もベトナムの読みと対応に学ぶべきものが多いような⁈


中国の李強首相は12日、ベトナムの首都ハノイを訪問し、最高指導者のトー・ラム国家主席(共産党書記長)と会談した。首相に就いてから初のベトナム訪問。14日まで滞在し、ファム・ミン・チン首相らと会談する。経済やインフラ、観光や科学技術分野が議題になる。ベトナムの国営メディアなどが12日、報じた。

両国は南シナ海で領有権を争っており、一連の会談で議論するとみられる。両首脳は対話を通じて問題解決を図る姿勢を確認するもようだ。

ベトナムは最大貿易相手国の中国との良好な関係を維持し、投資を呼び込みたい考えだ。

また、ベトナム地元メディアは12日、共産党序列5位のルオン・クオン党書記局常務が11日、訪問先の中国・北京で習近平国家主席と会談したと報じた。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.10.26 08:55:19


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: