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2025.09.09
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カテゴリ: 神社仏閣・御朱印
前回掲載した熱田神社から西に向かい、県道63号線(名草線)を650m南下し、カレー店の角を右折した突き当たり、千秋町町屋真言堂地内に鎮座する「八幡神社」。
今回は、こちらを紹介します。

千秋町八幡神社の社頭の光景。
この神社は、名古屋から名草線を北上し、名神高速の高架をくぐり、町屋交差点を過ぎた左側に朱色の両部鳥居が視界に入ってきます。
以前から気になっていましたが、今回ようやく訪れることができました。
社地は東西に長く、東側に南向きに社頭を構えています。
社地周辺の道路は幅員が狭く駐車余地はありません、参拝者用の駐車場もないため、用水路脇の空きスペースに車を停め参拝させていただきました。
社頭右に「八幡社」の社標と左に観音堂が祀られています。

観音堂。


馬頭観音。
向拝の両側には文字が刻まれており、「村中」「六月」といった語句はかすかに判読できましたが、年代までは読み取ることができませんでした。

社頭から境内を望むと、正面の突き当たりに境内社が祀られ、左手には常夜灯、右手には注連縄柱が立ち、その先に両部鳥居を構えています。
この配置から推察するに、かつては東側に社頭が設けられていた可能性も感じられます。

突き当りの境内社は社名札がなく詳細は分からなかった。

注連縄柱前から両部鳥居と社殿に続く参道の眺め。

これが車窓から見えていた両部鳥居です。
鮮やかな朱色に塗られた鳥居は、笠木両端の反り加減が綺麗で印象に残ります。

鳥居の扁額は「八幡社」。
八幡社は大分県宇佐市に鎮座する八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后をお祀りする宇佐神宮(豊前国一之宮)を総本宮とする神社。
古来より武家の守護神として崇敬され、各地で祀られることが多く、数ある神社の中でも「八幡神社」「八幡社」などの名称を持つ八幡信仰の神社の数は、伊勢信仰を凌ぎ最多とされます。

愛知県神社名鑑(1992)は八幡社について以下のように纏めています。
『九等級 八幡社 旧指定村社
鎮座地 一宮市千秋町町屋字真言堂2378番地
祭神 應神天皇
由緒
社伝に「此神社は天正8年(1580)堀部甚太夫向栄の勧請にて、天正12年(1584)兵乱(長久手の戦)に社頭森共に衰廃せしを、同14年春向栄再建す」。
寛文3年(1663)再建。
明和9年(1772)11月21日夜自火にて焼失。
其の後再建せしも明治24年濃尾大震災にて拝殿倒壊す。
同28年再建。
大正6年境内建造物の新築。
同年4月25日指定村社となる。
同13年社務所建設。
昭和23年九級に昇級した。
同59年4月、火災により社殿を焼失。
同60年10月末、社殿、社務所、手水舎を造営する
例祭日 10月第2日曜日。
社殿
本殿流造0.48坪、幣殿3.8坪、拝殿8.58坪、社務所16.5坪、境内坪数1647.7坪。
氏子数 450戸。』

これによると天正8年(1580)の創建以降、幾度か焼失や倒壊し、都度再建され現在に継がれてきた神社で、現在の社殿は昭和60年(1985)に造営されたもの。
遠目からでも存在感のある鮮やかな朱色の両部鳥居はそうした経緯もあるようです。


鳥居から先の参道。両脇は社叢で囲まれ、真っすぐで実に長い参道が社殿へと続いています。 左手の建物は社務所です。

舗装化されていない道と樹々の木陰がもたらす体感温度はエアコンとは一味違う。


東西に長い社地の長い参道の西側に社殿の姿が見えてきます。

八幡神社社殿全景。
左側に手水舎、一対の常夜灯の先に舞殿、拝殿、本殿の社殿が東向きに建てられています。

舞殿。
木造瓦葺の切妻造で四方吹き抜けのもの。

妻壁には麒麟や龍、白い鳩の彫飾りが施されています。

舞殿から眺める本殿域。
拝殿の前を守護する一対の狛犬の姿が見えます。

拝殿と本殿域の全景。
高く積まれた石垣の上に社殿が建てられ、越屋根の拝殿に本殿を囲む透塀が一体になったもので、蕃塀こそありませんが、この辺りでは典型的な配置のものです。

子持ち・毬持ちの狛犬(寄進年未確認)。

木鼻には獅子、軒丸瓦にはお馴染みの「八」の文字と鬼には「八幡社」の社名が入れられています。

拝殿内部の祭文殿方向の眺め、大きな鏡と金色の御幣が見て取れます。
祭神は應神天皇。

社殿側面の全景。
拝殿と祭文殿が一体となり、流造の本殿に繋がるもので、纏まりのいい形だと思います。

社地西側から八幡神社の社叢全景。
南側に水田があり、田畑を潤す水路が流れています、境内を吹き抜ける風が心地いいのもこの環境のお陰だろう。

そんな快適な環境ですが、水路には稲の大敵「ジャンボタニシ」の卵が見られます。

これが卵(写真は過去のもの)。
食用として輸入され野生化したものですが、卵は鮮やかなピンク色をした見た目で触りたくなりますが毒があるので触らないように。
水不足・高温・獣など農家にとっては悩ましい現実がありますが、外来生物や植物など悩みの種が増え、手間もかかってきます、新米高いが致し方ないのかもしれない。

千秋町八幡神社
創建 / 天正8年(1580)
祭神 / 應神天皇
境内社 / 
氏子域 / 千秋町
例祭日 / 10月第2日曜日
所在地 / ​​一宮市千秋町町屋真言堂2378
熱田神社から八幡神社・車ルート / ​熱田神社から​ 県道63号線を650m南下し右折した突き当り ​。​​
参拝日 2025/8/21
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Last updated  2025.09.09 00:00:12
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