シェイクスピア(福田恆存訳)『ハムレット』
~新潮文庫、 1967
年~
William Shakespeare, Hamlet
劇作家ウィリアム・シェイクスピア (1564-1616)
213-214
頁参照)。
簡単にメモしておきます。
前デンマーク王が亡くなり、その弟クローディアスが王位を継いだが、前王の息子ハムレットは新王に信頼を寄せられないでいました。
そんな中、城に幽霊が現れるといううわさがあり、ハムレットの友人ホレイショーも目撃します。そして話を聞いたハムレット自身も幽霊に出会い、父の死の事実を知ることとなります。
復讐を果たそうとするハムレットは、狂人のふりをしながら、新王や母にある仕掛けをしていくのですが、そうとは知らない新王の側も、ハムレットを陥れようと画策して行きます。
これは面白かったです。
かつての学友もハムレットを陥れる側に回る中、唯一信じられるホレイショーの協力を得ながら、復讐を果たそうとするハムレットの立ち回りに、手に汗握ります。
劇への仕掛けや、母との対話など、印象的なシーンも多く、興味深く読み進められました。
詳細な解題・解説なども付されていて便利です。
(2025.09.06 読了 )
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