仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2006.08.03
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テーマ: ニュース(95832)
カテゴリ: 雑感
私は大いに憤慨している。市の姿勢に対してだ。責任ある姿勢とはとても思えない。

ふじみ野市長の ことば が市のHPにあるが、読むとなおさら腹が立つ。これがこの市長の意識なのか。とても市民の安全を預かる者の言葉ではない。

新聞によれば、合併で市職員の点検の日数が減った、とか、管理委託会社が市に無断で再委託していたとか、さまざま問題があったようだが、何も複雑な問題ではない。明らかに、防げた事故であり、起こるべきでない事故を起こしたのだ。

直前に誰かがはずれた吸水口のフタをもってきた際の、監視員や会社の対応に問題がある、再委託の届け出が無かったから遺憾だ、これから調査する、などと市では言っているようだ。それはそれで、重要なことだが、問題の本質とはかけ離れている。委託先会社のテイタラクが事実だとしても、それに転嫁してはいけない。

単純なことだ。ボルトがはずれて針金で固定していたのを、事故が起きるまでそのままにしていた。県警によると、このプールの他の2カ所の吸水口もボルトがはずれて針金で代用していた。しかも、7月15日の今夏のプール開業時点から備えられていなかった可能性があるという。

いままで、吸水口の状況を目で見た人は、何百人もいただろう。再委託先のアルバイト学生だって見ていないはずがない。利用者からの訴えもあったはずだ。特に7月15日から針金で止めていたのならば、なおさらだ。

断言するが、市の職員がいままで全く知らなかったはずはない。絶対にない。間違いなく、誰かが、見たり聞いたりしているはずだ。開業時に自分の(市営の)プール施設がボルト固定されていたかどうか、確かめるのが当たり前のことだ。見ているはずだ。かりに見ていなければ、それこそ重大問題だが、絶対に目にしているはずだ。そうでなくても、委託先任せで一度もプールに来ていないはずはない。また市職員が私的にプールで泳ぐことだってあっただろう。
そして、担当課の担当者には伝えられていたが黙殺された、のか、あるいは伝えすらしなかったのか、のどちらかだ。



危険なものを危険だと、なぜ感知できないのか。良識、常識、いやそれ以下の当たり前のことだ。委託した会社がどうだとか、点検の日数がどうだとか... 馬鹿も休み休み言え。市民の命の犠牲の重みの前に、市はまずもって自らのだらしなさを恥じなければならない。





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最終更新日  2006.08.03 05:19:28
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