仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2007.11.08
XML
カテゴリ: 東北
地図好きの私は東北道路地図のページをめくって眺めると、時の経つのを忘れられる。エコノミーな旅行もできるわけだ。

ところで青森県の小川原湖を見ていて、アレッと気づいたことがある。市町村界がわざわざ湖の東岸をなぞるように引かれているのだ。普通、水面の中心部分を直線で引くなどすると思うのだが。

猪苗代湖がそうだ。八郎潟の干拓し残した周囲の水面部分(承水路)もそうだ。十和田湖は境界が引かれていないが確定できない事情でもあるのだろう。小川原湖のように、湖岸にピッタリ境界線を引いているのは、他にない。つまりは、三沢市、六ヶ所村、東北町に「またがる」湖だ、とでも説明するのが通常の場合だろうに、この湖だけは、湖水面の全部が東北町ですよ、と敢えて主張しているように見えるのだ。

小川原湖は青森県最大の湖で、全国でも11番目の広さ。汽水湖では全国第5位の面積。そして、非常に珍しいことに、「上北郡東北町大字大浦字小川原湖191番地」と湖面に住所(地積)が定められているのだそうだ。シジミやワカサギなど、豊かな沼で人足も頻繁に入るため、一連の土地のように考えられたのだろうか。

このように小川原湖は東北町(旧上北町)に属している。旧上北町は面積約120平方キロメートルのうち過半が湖(約63平方キロ)ということになる。旧上北町は、昭和33年町制施行で浦野舘村から上北町に町名を変えた。

平成の合併の相手となった旧東北町は昭和39年に町制施行により甲地村から名称変更。東北本線の駅名だと乙供だ。そして、あの有名な「日本中央の碑」がある。

■国土交通省高瀬川河川事務所サイト「 小川原湖の概要
■小川原湖広域観光協議会 サイト





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.11.08 06:23:21
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

コメント新着

ななし@ Re:北のキリシタン聖地-旧大津保村を中心に(その3 大籠地域)(09/10) 『1917年(元和3)年頃の統計では、佐竹藩…
おだずまジャーナル @ Re[3]:水の森公園の叢塚と供養塔(08/03) 風小僧さんへ 規模の大きい囲いがあった…

プロフィール

おだずまジャーナル

おだずまジャーナル

サイド自由欄

071001ずっぱり特派員証

画像をクリックして下さい (ずっぱり岩手にリンク!)。

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: