仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2009.10.19
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カテゴリ: 仙台
宮城野原の旧陸軍練兵場跡に宮城県は近代的な総合グランドを建設することとし、最初の施設として県営宮城球場が完成した。

昭和25年5月5日、球場開き記念としてプロ野球毎日大映戦、毎日南海戦(ダブルヘッダー)が行われ、戦後初のプロ野球が完備した球場で行われるということで、早朝から2万人が集まったという。このため予定を早めて開場したが、観衆が先を争って一塁側内野席入口に押し寄せたため、入口の扉が倒れた。次いで外野スタンドに取り付けられた高さ1.5mの金網が、乗り越えようとした群衆のために30メートルにわたって倒れたため、多数の人が転倒。3人が死亡、33人が重軽傷という大惨事となった。

仙台文化出版社『仙台きょうはなんの日 せんだい新書2』仙台文化出版社、1988年 から。

当時の記事を捜せばいいのだが、取りあえず県議会の議事録をネットで検索してみた。昭和25年6月の議会で取り上げられている。県の突貫工事に遺漏がなかったのか、群衆の雑踏整理に手落ちがなかったか、などが論議されている。また、検索はできないものの問答の記録から伺えることとして、全員協議会が定例議会以前に開かれたようだ。

群衆の行動は個人の意思や判断を遥かに超えて、荒れ狂う津波となってしまう。主催者の立案の適切さ、現場の警備の状況、また施設の施工や管理の内容なども議論されたのだろうが、それにしても、県民のプロ野球を見たいという願望に支えられた新球場のこけら落としが、一転惨事となってしまった形だ。





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最終更新日  2009.10.19 06:24:31
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