仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2010.12.09
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カテゴリ: 東北
先日ふとしたことから、祖父江孝男『県民性』(中公新書、1971年)を久々に開いた。不朽の名著である。

東北各県はたとえばこんな風に解説されている。(同書後半の各論的部分)

■青森
 シラフでは恥ずかしがり屋だが、酒を飲むと疾風怒濤のような接待で愛情表現。もっともこれは津軽の特徴で、津軽と南部は互いに仲が悪い。南部は津軽を不倶戴天の仇敵とし、津軽は、もともと津軽の土地を取り返しただけだ、という。南部地域はほとんど岩手日報をとっている。

■岩手
 不平があっても口に出さない。県南は旧伊達の大藩意識で、県北より団結が強いようだ。県北は雪に閉ざされているから思索的で学者や芸術家を輩出。

■秋田
 秋田犬に似て、決断が遅いがいったん重い腰を上げると粘り抜く。仲間意識が非常に強く封鎖的。県人会が二つに分裂して、エリートだけのグループ「十人会」がある。

■山形


■福島
 多くの藩や代官領であったため、地域差もハッキリしないが、会津は未だに歴史の怨念が残る。
■宮城
 ユッタリズムとダンディスム。ノンビリ性、独立心、我が道を行く気位の高さ。仙台が二高、第二師団が置かれた関係で東北でも一段格上とのプライドが県民性に影響している。





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最終更新日  2010.12.09 21:20:15
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