仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2011.05.29
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カテゴリ: 仙台
昨日の全国ニュースで、休止中だった仙石線の一部が再開し、仙台と松島を結ぶこととなった、と報じていた。東松島まで親に送ってもらっていたのでこれからは助かるという高校生のインタビューが印象的だった。

ところで、松島と仙台は既に東北本線が再開しており、ついでに言えば、松島駅は本線だから、仙台と松島が結ばれたという報道は、駅名との関係で多少混乱を招くんじゃないかなと思っていた。観光地の松島海岸や通勤通学客の多い高城地区など、仙石線が待望の松島町域にまで結ばれたという趣旨なのだが、テロップに単に「松島」と表示されたのが気になっただけだ。全国向けには、シンプルにこれで構わないということだろうか。

さて、松島、東北本線、仙石線。この3つが揃うと、思い出すのは西村京太郎の『仙台駅殺人事件』(1995年)だ。といっても、西村京太郎が、仙石線と本線が松島町で近接することを小説中のトリックに活用したという訳ではない。読み始めた私が勝手にそんな推理を期待して読み進めたが、結局は仙石線は関係なかったのだった。

勝手に期待してしまったのには理由がある。仙台駅の1番ホームにたたずむ美女が事件の発端となるのだが、小説の早い部分で、この美女が仙石線ホームを歩いていること、十津川警部が聞き込みで松島海岸駅近くの喫茶店に女が入ったことを確認したことが叙述されているからだ。

しかし、仙石線は事件には関係がなかった。ただ、1番ホームから地下道を抜けて仙石線ホームに出ることなどは、作中の警備の際に考慮されていた。また、巨大な駅前歩道橋やタクシープール、そして仙台駅が東西自由通路の関係で全国的にも珍しい24時間閉鎖されない駅だったことなど、仙台駅のプロフィールが随所に活かされている。

仙台駅もだいぶ変わった。今なら、どんなミステリーが生まれるのだろうか。





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最終更新日  2011.05.29 13:01:40
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