仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2013.04.09
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カテゴリ: 東北
秋田公立美術工芸短大学長を務めるなど、秋田に縁のある作家の石川好が、書いていた。
■石川好『秋田について考えた事』無明舎出版、2010年

中国人など外国人観光客が日本経済に多大な貢献をする時代だ。これら観光客を地方がどう迎えるべきか、秋田を例にした私案だという。

秋田は鉄道網が充実しているのが特徴。内陸縦貫鉄道、由利高原鉄道、小坂鉄道という3つのミニ鉄道だ。このうち小坂鉄道は現在貨物専用、内陸縦貫と由利高原は利用客減少による赤字で存廃が問題。しかし、スローに山林や草原を走るこれら鉄道には感激した。

そこで、3つのミニ鉄道の再活用策として、外港人観光客の秋田県内ツアーにもつながる案を考えたい。小坂鉄道を県とJRの協力で観光列車に変身させる。五能線がJR東日本のアイデアで甦ったように、北秋田の観光スポットである小坂周辺を活用し、車両をモデルチェンジすれば観光列車になりうる。

加えて、内陸縦貫鉄道を角館から阿仁経由で東能代に延長し、五能線に接続。さらに逆方向の小坂鉄道とも結ぶ別ルートを作れば、北秋田にミニ鉄道のネットワークが完成。東京から秋田新幹線の角館で乗り換えれば、五能線と小坂鉄道ともつながる。田沢湖、十和田湖、日本海と景勝地を楽しみ観光地にアクセスできる鉄道インフラだ。

また、由利高原鉄道も、日本で星が最も美しく輝くという東成瀬まで延長すれば、名物が誕生する。

財政的に無理と考えずに、工夫次第でミニ鉄道は再活用できるという気概を持つべきだ。県もJRも攻めの発想でものを考えるべきでないか。待っていても始まらない。美しい自然を持つ秋田は、宝の持ち腐れ状況に甘んじてはならない。

以上が内容だ。せっかくのインフラを資源として活用しようとする構想としては面白いが。新聞に連載したものを収めた本だが、この項目が掲載(08年1月)された後に、小坂鉄道は廃止されている。


横荘鉄道構想 (2007年11月25日)





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最終更新日  2013.04.09 21:43:22
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