しぐれ茶屋おりくの部屋

しぐれ茶屋おりくの部屋

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

しぐれ茶屋おりく

しぐれ茶屋おりく

Calendar

Favorite Blog

QEMU で Raspberry P… Aちゃん22さん

お小遣い 月の卵1030さん

ゆめみんのつぶやき yumeminさん
♪nekoの部屋♪ nekoungaさん
サヨコの土壇場日記 土壇場サヨコさん

Comments

やすじ2004 @ Re:大念寺の阿弥陀さん(11/13) こんばんは お寺の歴史や由来に触れると…
やすじ2004 @ Re:吉田すばるの句(10/10) こんにちは!! 台風後の青空は特別ですね…
やすじ2004 @ Re:ヒ素が不老不死の妙薬?(09/15) ヒ素についての記事は興味深いですね か…
やすじ2004 @ Re:懐から小判ばらつかす封印切(09/04) お疲れ様です! 大雨警戒中でも、台風一過…
やすじ2004 @ Re:紫蘇ジュースクレオパトラに招かれてby星子(08/25) こんにちは!! 残暑の厳しさの中でも、朝…
2012.07.01
XML
カテゴリ: 雑感・雑学


日置昌一著「ものしり事典」には予期しないような事柄が述べてあるので非常に退屈しません。

掲題のように、生花に小野妹子が登場するなんて思いもかけませんでした。

花の小枝を手折って瓶に挿し、室内に飾り自然の美を取り入れた風習は既に平安期の文献にあるようですが、

この瓶生花は元来、仏への供華から始まっており、仏教の伝来とセットで小野妹子が関わっていた模様。

 武家社会の鎌倉期になると、(人を殺める)無常観から野辺の草花にまで心を寄せるようになりました。

室町時代、銀閣寺で著名な足利義政の頃、相阿弥真相が華道に秀で、村田珠光の茶道と時を同じくして

元服の花、出陣の花、祈祷の花、三具足の花などという形式を固めて行き、(文献としては

谷川流が古いものの)その伝を受けた六角堂の執行・池坊専応が池坊流派を興すに至りました。

秀吉の時代には茶人として名を成した千利休は、茶道と一体化した華道家として注目するに値する人物でした。


 再び時代を遡ると、嵯峨・大覚寺において、平安期に嵯峨天皇が臨幸され、境内にある菊島に

小舟でお渡りになり、枝ぶりのよい菊をひと株おとりになって花器にお飾りになった。

華道でいう、天地人三才のありさまを見事に表現なさったとか。

これをきっかけに大覚寺では、華道としての免許を天皇から授かった由。


 千利休、細川三齋(忠興)、古田織部(重勝)、小堀遠州(政一)、近衛信尹といった茶人はこぞって、華道にも優れていました。

のちに広口の花器も出ましたが、いずれも銅製のもの、明治時代になって初めて陶器の花器が出ました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.07.01 08:44:17
コメントを書く
[雑感・雑学] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: