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2018.10.27
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〇明治28年(1895)4月26日付の報知新聞によれば、
今とは雲泥の差のスピードでの旅の大変さが解ります。

<東京と京都間、汽車で馳すれば1日ほどなり。汽車の
賃金は下等にて3円29銭、
中等はこれに倍す。上等は
これに3倍す。
朝6時20分に新橋停車場を発すれば
午後10時47分
には京都七条の停車場に着くを得べし。さても便利の世
の中とやいわん。

さりながら便利はとかく無風流、一日中に直行しては音
に名高き東海道の名所旧蹟も電光石火と過ぎ行きて、

十三次の走馬灯を見る如し。
殊に直行列車は上等に乗りても退屈でたまらず、中等に
ては腰が痛み、
下等にてはまことに一日の辛抱とや申
すべし。
京都に着きてホッとひと息するほどならば、
旅行の楽し
みにあらで苦しみなり。
急ぐ人は詮方なし。急がぬ人は京都直行の目的にても、

名古屋あたりに1泊するをよしとす。泊らば翌日も途上
の風景を眺めつつ行かるべし。

泊らずして夜に入れば呎尺(シセキ)も千里、近江八景を
闇夜に通る無風流となるべし。1泊の利やかくの如し。

>(以下略)

東海道線の新橋ー神戸までの全線が開通したのは6年前
の明治22年7月1日。
当初は1日1往復の運行で、
片道20時間を要した。明
治29年から上下各3本に増やし、その翌年から急行列
車が走った。
所要時間は、
17時間22分、明治39年4月からは1
3時間40分に短縮された。
(参考図書は「新聞と写真にみる京都百年」岡満男著)





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Last updated  2018.10.27 08:16:00
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