おしゃれ手紙

2008.04.26
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テーマ: 愛しき人へ(903)
カテゴリ: 父の麦わら帽子

今から30年以上前のこと。

生まれつきか、生まれてすぐか、父の右半身は、不自由だった。

今なら左手で、字を書くことも許される。
けれども父の生きた時代は、右手で字を書かなければならなかった。
その手が、たとえ不自由であっても・・・。

手紙を書く必要に迫られると、父は、私たちに、口述筆記をさせた。
そんなわけで、父は、めったに字を書かなかった。

その父からもらった手紙は、エアメール。


ちょうど、そんな時起こった「日本赤軍のテルアビブ乱射事件」。
イギリスの新聞でもトップで「JAPAN RED ARMY」の文字が踊った。
「そちらにいたら、日本人ということで、迫害されないか?
それが、心配だから、帰った方がいいのではないか・・・。」

娘のする事には、決して反対しない父だったが、この事件で、心配になったのだろう。

そんなことを思い出したのは、明け方、ちらりと見た、テレビの「朝まで生テレビ」。
そこには、重信命(めい)氏が出ていた。
彼女は、「重信房子の娘」という運命を、生きてきた人。
あの事件の時の、*重信房子*は、今の重信命(めい)氏の年齢か・・・。

父から手紙をもらってから、30年以上たった今も、中東は、戦火の中にある・・・。


       絶ゆることなきこの地球(テラ)のうへ


              田宮  朋子

     ** 重信房子 **
「りんごの木の下であなたを産もうと決めた」/幻冬舎

~「日本赤軍リーダー逮捕」平和呆けのわれの脳(なづき)にけふインプット~



          清水 正子 
■03.04.26
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◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★4月25日 *「昭和恋々」:入学式 * UP
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Last updated  2008.04.28 19:07:14
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