おしゃれ手紙

2018.02.05
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テーマ: 読書(8637)
カテゴリ: 読書


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
町奉行職をほったらかして、稽古後の飲み食い目当てで相撲部屋に入りびたる大邉久右衛門。
いつものように力士もあきれるほどの食べっぷりを披露している最中、食うや食わずの弱小部屋の関取が侍に襲われたという報を耳にする。
折しも難波新地では花相撲興行を控えており、なにか裏があるようなのだがー(「餅屋問答」)。
豪快に食べまくる3編を収録した満腹絶倒の痛快時代小説、シリーズ第5弾!
【目次】(「BOOK」データベースより)
餅屋問答/なんきん忠臣蔵/鯉のゆくえ


この小説は、江戸時代の大坂を描いた時代小説。
ということは、かつての大坂のようすが分かるだろうと思い図書館で借りた。
当時のことが分かるところをメモしておこう。
*は私の感想。

●「・・・ こなからずつ飲むとしよう」
「こなから」というのは、なから(半分)のもう半分、つまり四分の一だ。

一升の四分の一、二合半ずつ飲もうというわけだ。

●「・・・おまえ、北国の出か」

*北国は「きたぐに」ではなく「ほっこく」。
「ほっこくの雷」などという言い方がある。


●当時、関取というのは、相撲好きの大名に召し抱えられて、扶持(ふち)をもらうのが当たり前だった。
横綱として名高い谷風梶之助は仙台伊達公の・・・(略)

*江戸時代、大関が最高位だったと聞いたことがあるが横綱があったのだろうか。

●・・・百年ばかりまえに期、京の露の五郎兵衛、大坂の米沢彦八らが
はじめた「落とし噺」は、当時はかなりの隆盛をみたものの、その後、次第に下火となった。
(略)
江戸では座敷で催される会がほとんどだそうだが、上方では芸人が噺を披露する場はもっぱら寺や神社の境内にこしらえられた葦簀張りの小屋で、雨が降ったら客も演じ手もずぶ濡れになることもあるらしい。

*落語はもともと「落とし噺」といい、落ちのある滑稽なものを指した。
元禄期、京都では露の五郎兵衛が四条河原や北野などの大道(だいどう)で活躍した。
これを「辻噺」といい、これを行った人々を「噺家」といい、落語家の始まりとされる。

少し遅れて大坂に米沢彦八が現れて人気を博した。

『寿限無』の元になる話を作ったのが、この初代彦八であるといわれており、彼の出身地の大阪市では毎年9月に「彦八まつり」がおこなわれるほど上方演芸史において重要人物であるとされる。

*「彦八まつり」は今も行われている、しかも生玉神社で!
また、面白おかしく話すことを「彦八話」と言っているのを聞いたことがある。

紙屑屋は、古紙だけでなく糸屑、髪の毛、金物、食器、布きれ、陳皮(ちんぴ=ミカンの皮)、なども集めた。
それを紙屑問屋が一手に買い受け、紙は紙、糸は糸・・・と選(え)り分けたうえで、それぞれを扱う問屋に売る。

それに、かしわもちは江戸のもんやで。
こっちでは、粽(ちまき)食うやないか。


濃いが空を泳ぐ形の幟を立て、男児の出生を願うと申す。
 ■ 鍋奉行犯科帳
 ■ 浪花の太公望:鍋奉行犯科帳
「鍋奉行犯科帳・道頓堀の大ダコ」

2/4の夜から明け方まで、嘔吐が止まらなかった。
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Last updated  2018.02.08 20:32:54
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