おしゃれ手紙

2024.01.04
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テーマ: 読書備忘録(1396)
カテゴリ: 読書
 司馬遼太郎作「「北のまほろば:街道をゆく41」に、直木賞選考の様子が書いてある。
選者が豪華すぎて、もう笑うしかない。
●直木賞の会場。
つねにおなじ大広間が用いられていた。
委員ごとに自分の好きな席にすわると、そこに借地権でも生じたように、つぎの回も同じ委員がすわった。
自然と長老が上座にすわり、若い者(?)が、下座を占めた。
 最若年の私のとなりが、私より十四歳上の故松本清張だった。
巨人のようなこの風貌の人でさえ、長老に対してつつしみぶかい態度をとっておられたのは、印象的だった。

*その時の選者がすごすぎる!!
大佛次郎
今日出海(こんひでみ)
ふたり(大佛と今)は鎌倉住まい、フランス学の通だったので通じるものがあった。
川口松太郎
啖呵といえるほど古典的な江戸弁だった。
「どうだい、この作品に弁護人がいるかい。出てきな。」
柴田錬三郎 (大正六・1917年 生まれ)
石坂洋次郎 (津軽出身)
松本清張★そして司馬朗太郎
司馬遼太郎が選者をしていたのは、40代~50代の数年。
直木賞とは
文藝春秋社社長の菊池寛が友人の直木三十五を記念して1935年に芥川龍之介賞(芥川賞)とともに創設し、以降年2回発表される。


★第1回(1935年上半期) - 川口松太郎『鶴八鶴次郎』『風流深川唄』『明治一代女』
★第42回(1959年下半期) - 司馬遼太郎『梟の城』、戸板康二『團十郎切腹事件』他


これを読むとドラマが出来そうと思う。
柴田錬三郎と司馬遼太郎は、大正生まれ。
あとみんな明治生まれの人。


松本清張や司馬遼太郎という堂々とした人が、下座に座っているのを想像してワロタ。

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Last updated  2024.01.04 01:33:31
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