January 17, 2024
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カテゴリ: 気になるTV番組
2024年NHK大河ドラマ 『光る君へ』 の感想です。

平安時代でイメージとしてはいちばん国風文化を感じる
であろう、藤原道長の時代の今年の大河ドラマ。

皇族や貴族といった身分の高い人たちの色とりどりの
華やかな衣装や高価な道具類はもちろん見どころですが、
庶民の風景も織り交ぜてあるのを興味深く見ています。

そして華やかなイメージとは真逆の、権力争いをする
貴族たちの裏の顔や駆け引きと、身分が低い者への容赦

ドラマを見ています。

柄本佑さんが演じる藤原道長が気になります。
今はまだ身分も低く、穏やかでのんびりした感じですが、
この青年がどうやって
「此の世をば 我が世とぞ思ふ 望月の
       かけたることも 無しと思へば」

と歌うあの道長になっていくのか。

ふだんはTVでもなかなか見ることのない雅な平安貴族の
世界を味わいながら、展開を楽しもうと思ってます。

こちらでは様々な意見がでていて参考になります。
 ⇒ ⇒  #光る君へ


永観2年(984)母を失ってから6年の月日が流れ、まひろ(吉高由里子さん)は
裳着の儀式を行い、腰結は父・藤原為時の友人でまひろを幼い頃より知る藤原宣孝
(佐々木蔵之介さん)が行いました。
母の死に対していまだに父にわだかまりをもち、その相手はどうも父が仕えている
右大臣の次男が関係しているのではと疑うまひろは、宣孝にそのことを訪ねました。
宣孝はとっさにとぼけて言葉を濁し、さらにそれを知ってまひろはどうするつもり
なのかと、逆に問いました。
わからないと答えるまひろに宣孝は「わからないなら黙っておれ。」とぴしゃりと
言い、そしてこれは宣孝からの心からの忠告だと言って去りました。
宣孝は為時の事情や思いを理解し、今為時が仕える東宮が帝になれば運が開けると、
為時を励ましていました。



そのころ巷では盗賊が跋扈していて、円融天皇(坂東巳之助さん)はどうすべきか
公卿たちと対策を考えていました。
右大臣の藤原兼家(段田安則さん)は検非違使庁の別当を変え、盗賊を捕らえた者
には褒美を出してはどうかと進言、関白の藤原頼忠(橋爪淳さん)はそれに反論を
しますが、兼家の勢いに押された天皇は兼家の意見を採用することにしました。



右大臣・兼家の子供たちもそれぞれに官職を得て順調に上流貴族への道を進んでいて、
三郎は元服して藤原道長(柄本佑さん)となり、宮中での勤めに励んでいました。
道長の姉・藤原詮子(吉田羊さん)は6年前に円融天皇に入内し、藤原一族の期待
どおりに皇子(懐仁親王;後の一条天皇)を産んでいました。
しかし天皇は后の最高位の中宮を藤原遵子とし、さらに兼家が増長することを恐れ、
詮子を遠ざけていました。
母としては満たされても天皇の寵愛がなくなってしまった詮子は寂しい日々を送り、
唯一心を許せる弟の道長を時折り呼び、本音をぶつけて考えたり、あるいは姉弟と
して他愛ない話をして笑い、気を紛らわせていました。



さて、こちらにも仲良しの姉弟がいました。
父・為時から家の跡取りとして期待される藤原惟規(高杉真宙さん)は幼い頃から
学問の指導を父から受けていましたが、惟規は学問はどうにも苦手でした。
反対に姉のまひろは父の授業を少し離れて聞いているだけなのに、学問が得意で
書物も好きなので、様々なことをどんどん吸収していきました。
父は惟規が間もなく元服であり、その後は出世のために大学に入ってもっと勉強
しなければならないので、宿題を与えて外出していきました。
父が出かけたら惟規は早速まひろの元に甘えに行き、二人で軽く話を。
でもその後で、まひろもまた父には内緒にと惟規に念押しして出かけていきました。
(惟規は幼い頃に母を亡くしているから、姉でしっかり者のまひろは惟規にとって
甘える相手だし、まひろにとっても惟規は可愛い弟でしょうね。)



まひろは市場にある絵師のところで、和歌を代筆する仕事をしていました。
その帰り道、お供の百舌彦を連れて市場見物にきていた道長と、6年ぶりに偶然
出会いました(当時は三郎)。
道長は、あの時まひろをずっと、夜になっても待っていたのになぜ来なかったのか
と問いますが、話したがらないまひろの気持ちを受け止めていました。
代筆の仕事が楽しいというまひろを見て不思議がる道長。
まひろが逆に道長に尋ねると、自分の周りの女子は皆さみしがっている、男は偉く
なりたがっていると道長は答えました。
話を重ねるにつれ、まひろと道長は互いに「この人はいったい何者なのか」という
思いが強くなっていたのだけど、ちょうど百舌彦が道長を呼びに来ました。
己の心のままに話す道長にまひろはどこか惹かれつつ、また会った時に話をと約束
して道長は去っていきました。



道長の姉・詮子は、このまま帝が自分から遠のいてしまうのはあまりにも悲しく、
もう一度帝の心を取り戻したいと決心して、帝に文を送っていました。
そしてようやく帝が今宵、自分のところに来てくれるとなり、身支度をして待って
いるのですが、その様子を女房たちは冷やかして笑いものにしていました。
(漫画「あさきゆめみし」の中で「口さがない(他人のうわさや批評を無責任・無
遠慮にするさま)女房たちがいる宮中にこの姫を入れるのは・・」みたいな部分が
あったように記憶しています。どこだったかな・・?)



しかし何年かぶりに渡ってきた帝は、詮子の期待とは反対に不快感をあらわにして
詮子の文を冷たく突き返してきました。
帝は詮子の行動を見苦しいと言い、さらに侮蔑の目で詮子を見て「懐仁親王の母
なのに汚らわしい。」とまで言いました。
詮子が帝にかつての自分への寵愛は偽りだったのかとすがると帝は、親王を成す
ために務めを果たしたまでで今は愛情はない、と平然と言いました。
そして詮子に国母になる心づもりを忘れるな、内裏を去るなら親王は置いていけ、
と言って、詮子のもとを去っていきました。
(前回私は、帝は真面目で不器用な詮子を気に入ったのかと思っていましたが、
政治的な背景だけでなく、どうやら若々しくて色香のある遵子のほうが良かった
という感じですね。)



さて、6年前から藤原為時(岸谷五朗さん)は、やんちゃ過ぎて誰も教育係を
したがらない師貞親王(本郷奏多さん)に漢学を教え続けていました。
しかし師貞親王の奔放ぶりは相変わらずで、真面目に勉学に励む様子は全くなく、
男女のことを覚えてからはますます手がつけられなくなっていました。
為時は親王の様子を雇い主の藤原兼家に報告するのですが、理解を超える親王の
奔放ぶりに兼家は、これは痴れ者のふりをしているだけではなくて本当に痴れ者
なのか、とまで思うようになりました。



ある日、兼家は次男の藤原道兼(玉置玲央さん)を伴って遠乗りに出かけました。
小高い丘の上から京の都を眺めるのが好きだと言う父・兼家と、3兄弟の中では
日頃あまり目をかけてもらえない自分が急に父に遠乗りに誘われて、誇らしくて
嬉しくてまらない道兼がいました。
しかし父が道兼を呼んだのは、御所の女房を使って帝を病にする薬をいれさせる
よう命ずるためで、そういうことを成すのが道兼の役目とまで言い切りました。
なぜ自分がと尋ねる道兼に兼家は、6年前に道兼がまひろの母を刺殺したことを
さし、その後始末のために家の名を汚し、父の手も汚したと言いました。
道兼は父の命に従うしかありませんでした。
(兼家は長男・道隆のために、何かあれば汚れ役を道兼にさせるつもりでした。
親の愛を望む道兼を利用しているのですよね。)



道兼が父の命を実行しているのか、帝は政務の間も加減が悪そうでした。
一方、相変わらず好き勝手しながら為時の講義の時間を過ごしている懐仁親王
ですが、為時に「ないしょだけど」と念押しながら自分が帝になるかもしれない
ことを話していました。(この親王は痴れ者に見えて、実はしっかりと政治的な
情報網を持っているということですね。)
懐仁親王は自分が即位したら、為時を式部丞の蔵人にしてやると言います。
自分に手を焼いて教育係はみんな去っていったけど、為時だけはずっと傍にいて
くれたことを親王は嬉しく思っていたのでした。
(為時にしたら、これしか仕事がなくて我慢しながらずっとやっていた面もある
と思うのだけど、教育者としては雇い主よりも、一番認められたい人(生徒)に
認められた嬉しさはあると思います。)



出世の見込みのことを為時が家でそのことを話すと、太郎の乳母のいとから、
まひろが市場に出て何か仕事をしているらしいということを聞きました。
為時はまひろを叱り断じて許さないと言って、乙丸を見張りをつけました。
それでもまひろは隙をついて市場の絵師(三遊亭小遊三さん)のところに行くの
ですが、父が先回りしてまひろをここに来させないようにしていました。
そうとも知らない道長は絵師のもとを訪ねて追い返されるのですが、その帰り道、
無実の罪らしき男が検非違使に捕まって乱暴をされていたので、道長は男を助け
ようと検非違使を挑発して逃げ回りました。
それで今度は道長が検非違使に捕まったのだけど、その時まひろが道長を助ける
ために動きました。






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Last updated  January 17, 2024 12:21:17 AM


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