February 13, 2024
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カテゴリ: 気になるTV番組
2024年NHK大河ドラマ 『光る君へ』 の感想です。

このドラマ、平安貴族の衣装や生活を知り、高校の
古文や漢文の勉強のすごい参考になるわと、この回は
つくづく実感しました。

内裏や上級貴族に仕える女房たちの衣装は、当然では
あるけど、同じ十二単でも仕える相手によって衣装の
ランクが全然違っていました。
女御に仕える女房たちは、最高に華やかですね。


招待された公達たちが披露した漢詩をそれぞれに画面に
映してくれていたので、これはもうこの白文を自分で
書いて、テレビで読みを聞きながら訓読文にする練習を
すれば高校の漢文の勉強になるな、と思いました。

そしてこの漢詩の会のやり方がいいですね。
今の時代だって、勉強に限らず、スポーツでの試合や
何かのコンテストや発表会など、頑張って打ち込んで
いるものには、自信ありとか恥ずかしいとかは別と
して、どこかで自分の力を試す場が欲しいものです。

ドラマではあの場にいた人たちは男も女も、より高みを
求めて互いに切磋琢磨し合い、相手をねたんだり見下し


友人かライバルか微妙だけど、理想的な関係ですね。

こちらでは様々な意見がでていて参考になります。
 ⇒ ⇒  #光る君へ


永観2年(984)、長年抱え続けた母の死にまつわる話をやっと、それも当事者の
弟である藤原道長に耳を傾けて聞いてもらえたまひろ(吉高由里子さん)は屋敷に
戻ったとき、母の死以来ずっと反発していた父・藤原為時(岸谷五朗さん)の胸に
飛び込んで、気が済むまで泣いていました。
まひろが落ちついたら父・為時は、何があったのかを問うこともなく、左大臣家の
集まりにはもう行かなくてもいいと言いました。
しかし道長が自分に味方してくれたことでまひろは気が晴れ、これまでの父の苦労も
考えることができるようになりました。
父の拠り所が右大臣家だけにならぬよう、左大臣家の源とのつながりも持てるよう、
覚悟をもって倫子と仲良くなるよう努めるとまひろは父に誓いました。



兄・藤原道兼(玉置玲央さん)の所業を知った藤原道長(柄本佑さん)は激怒して
兄を殴り倒し、その後で父・兼家と話をしました。
しかし父は道長に、道兼の所業はもう忘れよ、そんなことよりこの家のために血筋と
富の申し分ない左大臣家の一の姫に婿入りせよと言ってきます。
さらに父は、長男・道隆と三男・道長の出世ために泥をかぶる役割が道兼の使命だと
まで言い、兄・道兼を道具と思えと言う父の言葉に衝撃を受けていました。
父の部屋から退室した道長は廊下で道兼と会い、父の発言を伝えました。
しかし道兼は、父のためならいくらでも泥をかぶると平然と言い、そして道長に対し、
「自分だけは綺麗なところにいると思っていても足元の影は皆同じ方を向いている。
これは一族の闇だ。」と言って、立ち去っていきました。



寛和元年(985)、まひろは左大臣家の一の姫・源倫子の集まりの帰りに、時折り
通りで芝居をしている直秀(毎熊克哉さん)たちの一座が道端で稽古をしているのを
見かけ、彼らのあまりにも軽い身のこなしに感心して直秀に声をかけました。
ただ、まひろが何気なく言った言葉は直秀には少しカンに障り、虐げられている者は
元より人扱いされていないという現実をまひろに伝えました。
その後でまひろは彼らに芝居のネタを提案しましたが、それは面白くないと却下。
倫子には『蜻蛉日記』の写本の件でも断られたまひろは、相手が望むものがまだまだ
わからない少女でした。



そのころ花山天皇(帝)の寵愛の深い女御である忯子(井上咲良さん) は病の床に
伏せったまま一向に体調が良くならず、兄の藤原斉信(金田哲さん)が忯子の回復を
願って見舞いに来ていました。
食事ものどを通らぬほど弱っている忯子は懐妊もしていて、じきに実家に宿下がりを
するのですが、斉信はその忯子に宿下がりの前に自分を高く評価するよう帝に言って
欲しい、忯子だけが一族の頼みだ、と訴えていました。
忯子が兄への返答に窮していると帝が忯子の見舞いに来て斉信は下がったのですが、
斉信は寵愛する女御の兄であっても帝から顔を覚えてもらってない存在でした。



帝の側近である藤原義懐(高橋光臣さん)は、帝と共に新しい政をすることを考え、
そのために若い藤原公任(町田啓太さん)と藤原斉信を取り込もうと屋敷に招いて
酒宴を開いていました。
それは同時に右大臣一派を排除する狙いもあり、右大臣の三男である道長はその宴
には招かれていませんでした。
道長はそのことを長兄・道隆に報告、道隆も若い者たちの心が帝と義懐一派に傾く
のを案じていました。
道隆はこのことを父・兼家と次兄・道兼には黙っているよう道長に言いました。
その理由は、父なら権力で無理やり抑えこもうとする、そうすると若い者たちの
憤まんをあおるだけになる、というのが道隆の考えでした。



では有能な若い公達たちをどうやって自分たちのほうに懐柔したらいいのか。
藤原道隆(井浦新さん)が悩んでいると妻の高階貴子(板谷由夏さん)が漢詩の
会を催してはどうか、漢詩には選んだ者の思いが出る、それに学問に励む若い者
たちはその成果を披露する場を求めている、と提案しました。
妻の案をなるほどと思った道隆は学者も呼ぼうと言い、相手をその気にさせるで
あろう兄夫婦の考えを道長は褒め称えていました。
ただ漢詩が苦手な道長はその会には出たくないと言い、素直で可愛い弟を二人は
笑っていました。



東宮(時期天皇)・懐仁親王の生母である藤原詮子(吉田羊さん)は左大臣・源
雅信(益岡徹さん)を呼び出していました。
詮子は雅信に、詮子の父で右大臣の藤原兼家が先の帝(円融天皇)に毒をもって
帝に退位を促したことは知っていたかと問い、雅信は知らないと答えました。
詮子は、自分はもう父を信じられないが、自分と東宮の身を守るために表立って
父には逆らわない、でも父とは違う力が欲しい、と思いを率直に語りました。
それは雅信に自分の味方になるよう要求していて、詮子はこの話を聞いた以上は
もう後には引けない、断れば雅信から誘いがあったと(捏造だけど)父に言う、
と強気で雅信に返事を迫りました。
もう逃げられないと悟った雅信は覚悟を決め、詮子の要求を承諾しました。
話がまとまり雅信が退席した後に来た弟・道長に詮子は、左大臣家に婿入りする
よう言いました。
父と姉、政治的に立場の違う二人から同じことを言われた道長でした。



やがて為時の家に道隆からの使者が来て、4月27日に漢詩の会を催す、講師と
して為時と清原元輔(大森博史さん)を招くとありました。
為時はこの機会に勉強させようと嫡男・惟規を連れていこうとしましたが学問が
苦手な惟規はこれを拒否、なのでまひろが同席を願い出て父に同行しました。
元輔も娘のききょう(ファーストサマーウイカさん)を連れてきていて、物おじ
しない性格のききょうは若い有能な公達たちに会えるのを楽しみにしていました。



藤原道隆が主宰する漢詩の会が始まりました。
音楽が奏でられる中、結局出ることになった道長は少し遅れて着席、その場には
まひろもいて、思いがけない再会に二人はどちらも驚いていました。
講師の清原元輔から「酒」というお題の提示があり、藤原公任、藤原斉信、藤原
成(渡辺大知さん)、藤原道長ら若い公達たちはすぐに紙と筆を手にとって考え、
詩の作成にとりかかりました。
それぞれに思いがこもった漢詩を為時が順に読み上げていきました。
道長の詩は切ない恋心をうたったもので、まひろはその相手が自分であったらと
密かに思い、余韻にひたっていました。
また才学では当代無双と言われる公任の詩は誰もが感心するものであり、道隆も
公任の詩を惜しみなく褒め称えていました。



道隆は公任の詩の感想を、同席するまひろとききょうにも求めました。
まひろは無難に答え、ききょうは違った意見を言い、ききょうはまひろと討論を
したそうでしたが、父である元輔は娘の出過ぎた言動を制しました。
まひろとききょう、どちらの才もなかなかのものだと貴子は微笑んでいました。
漢詩の会の〆に道隆が挨拶をし、この国をやがて背負う若者たちの思いを知った
道隆は、彼らの思いをかなえるために自分も力を尽くすと言いました。
そしてここにいる皆と共に帝を支え、この国をよりよき道に導いていこうと呼び
かけ、その言葉は一同の胸を打ちました。
退席した公任と斉信は廊下で、この先自分たちがついていくのは義懐ではなく
道隆だと、互いに確信していました。



父と姉の二人から左大臣家への婿入りを迫られる道長は、まひろへの思いがより
深くなっていました。
思いをどうしても伝えたくなった道長は文をしたため、急ぎまひろに届けるように
従者の百舌彦に頼み、その後で内裏の宿直に向かいました。
その夜、内裏に盗賊の集団が入り、宿直をしていた道長は盗賊を追いかけて矢を
射ましたが、取り逃がしてしまいました。
その夜はさらに花山天皇の寵愛が深い忯子が死を迎えました。
そして道長からの文を受け取ったまひろは、互いに思い合えた嬉しさで涙がにじみ、
胸がいっぱいになりました。


さて、ドラマのラスト道長がまひろに送った和歌
  『ちはやぶる 神の斎垣も 越えぬべし
          恋しき人の 見まくほしさに』


この和歌の意味が気になる方が多いのではないでしょうか。






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Last updated  February 13, 2024 06:37:38 PM


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