2006/03/09
テーマ： 好きなアーティストは誰？？(2274)
カテゴリ： 音楽
洋楽に本格的に親しみ始めたのは６０年代末だった。その頃、ビートルズやローリング・ストーンズはすでにメジャーになっていたが、その陰に隠れて、あまり目立たない存在だったけれど、ビージーズ（ 写真左
）も結構好きでよく聞いていた。
一発屋で終わるか、息の長いバンドになるか、それとも鳴かず飛ばずで終わるか、バンドの運命もいろいろだけれど、ビージーズほど、長いキャリアの中で、ピークを何度か繰り返したバンドも数少ないだろう。
バリー、ロビン、モーリスの３兄弟（弟のロビンとモーリスは双子＝あまり似てないから二卵性かな）。６０年代のデビュー当時はほかにもメンバーはいたみたいだけど、基本的にはこの３人がコアとなってバンドを維持し続けた。
僕が最初にビージーズを知ったのは、彼らの初期の大ヒット曲「マサチューセッツ」（1967年＝ 写真右 ）。その魅力は一言で言って、ファルセットによるハーモニー。声質が似ているので、完璧なまでに美しい。
イギリス出身で、オーストラリアでバンド・デビューした彼らが、「なんでアメリカのマサチューセッツやねん」と幼な心にも妙な感じがしたが、曲は馴染みやすい素敵な曲で、全米でも大ヒットした。
その後、しばらくスマッシュ・ヒット止まりだった彼らだけれど、数年後に「小さな恋のメロディー」という映画の主題歌（71年＝ 写真左 ）を提供し、これが大ヒットとなり、ビージーズ健在なりとアピールした。しかしながら、また「不遇の時代」がしばらく続き、次に彼らが注目を浴びるのは、７０年代末になってから。
写真右 ）もミリオンセラーとなり、アルバムからは「恋のナイトフィーバー」「ジャイブ・トーキン」「愛はきらめきの中に」（ 写真左下 ）などが大ヒットした。
それまでビージーズを知らなかった若い世代の人気も得て、ビージーズは完全に復活した。この「サタディー…」は、それまでのビージーズ・ファンの一部には不評だったが、結果的にビージーズの幅広い音楽性を立証した形にもなった。いまだにビージーズと言えば、ディスコ・ミュージックを思っている世代も多いが、それもやむを得ないかも…。
その後のビージーズはさほど大きく注目されることはなかったが、それでも、アルバムは出し続けたし、ライブ活動にも力を注いだし、決して音楽の表舞台からからは引退することはなかった。グラミー賞授賞式などでのライブで時々登場する彼らを見て、ほんとに嬉しかった。
そんな僕に、ショッキングなニュースが２００３年１月に飛び込んできた。弟のモーリスが腸閉塞のため、５３歳の若さで急死したという。新聞でそのニュースを読んだ僕は、にわかには信じられなかった。
３人によるファルセット・トライアングルがもう見られないという事実は、「ビージーズの終わり」を意味する。そう思うと、心底悲しい気持ちになった（バリーは「ビージーズとしての活動はやめる」という発言をその後撤回したが、それでもモーリスが抜けたビージーズは、僕はビージーズとは思えない）。
ビージーズはその後、表だった音楽活動からは遠ざかる。しかし、モーリスの死という悲しみを乗り越えて、バリーやロビンもようやく本格的に音楽に取り組もうという気持ちに目覚めたようだ。今年２月には、米フロリダ州で糖尿病患者のためのチャリティ・コンサートに出演。近いうちにアルバムも製作すると語っていた。
ことし６０歳のバリー、５７歳のロビン。まだまだ老け込むには早い歳だろう（ミック・ジャガーだって、６２歳でまだまだ現役だよ）。モーリスのためにも、ぜひもう一度歌ってほしい。
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一発屋で終わるか、息の長いバンドになるか、それとも鳴かず飛ばずで終わるか、バンドの運命もいろいろだけれど、ビージーズほど、長いキャリアの中で、ピークを何度か繰り返したバンドも数少ないだろう。
バリー、ロビン、モーリスの３兄弟（弟のロビンとモーリスは双子＝あまり似てないから二卵性かな）。６０年代のデビュー当時はほかにもメンバーはいたみたいだけど、基本的にはこの３人がコアとなってバンドを維持し続けた。
僕が最初にビージーズを知ったのは、彼らの初期の大ヒット曲「マサチューセッツ」（1967年＝ 写真右 ）。その魅力は一言で言って、ファルセットによるハーモニー。声質が似ているので、完璧なまでに美しい。
イギリス出身で、オーストラリアでバンド・デビューした彼らが、「なんでアメリカのマサチューセッツやねん」と幼な心にも妙な感じがしたが、曲は馴染みやすい素敵な曲で、全米でも大ヒットした。
その後、しばらくスマッシュ・ヒット止まりだった彼らだけれど、数年後に「小さな恋のメロディー」という映画の主題歌（71年＝ 写真左 ）を提供し、これが大ヒットとなり、ビージーズ健在なりとアピールした。しかしながら、また「不遇の時代」がしばらく続き、次に彼らが注目を浴びるのは、７０年代末になってから。
写真右 ）もミリオンセラーとなり、アルバムからは「恋のナイトフィーバー」「ジャイブ・トーキン」「愛はきらめきの中に」（ 写真左下 ）などが大ヒットした。
それまでビージーズを知らなかった若い世代の人気も得て、ビージーズは完全に復活した。この「サタディー…」は、それまでのビージーズ・ファンの一部には不評だったが、結果的にビージーズの幅広い音楽性を立証した形にもなった。いまだにビージーズと言えば、ディスコ・ミュージックを思っている世代も多いが、それもやむを得ないかも…。
その後のビージーズはさほど大きく注目されることはなかったが、それでも、アルバムは出し続けたし、ライブ活動にも力を注いだし、決して音楽の表舞台からからは引退することはなかった。グラミー賞授賞式などでのライブで時々登場する彼らを見て、ほんとに嬉しかった。
そんな僕に、ショッキングなニュースが２００３年１月に飛び込んできた。弟のモーリスが腸閉塞のため、５３歳の若さで急死したという。新聞でそのニュースを読んだ僕は、にわかには信じられなかった。
３人によるファルセット・トライアングルがもう見られないという事実は、「ビージーズの終わり」を意味する。そう思うと、心底悲しい気持ちになった（バリーは「ビージーズとしての活動はやめる」という発言をその後撤回したが、それでもモーリスが抜けたビージーズは、僕はビージーズとは思えない）。
ビージーズはその後、表だった音楽活動からは遠ざかる。しかし、モーリスの死という悲しみを乗り越えて、バリーやロビンもようやく本格的に音楽に取り組もうという気持ちに目覚めたようだ。今年２月には、米フロリダ州で糖尿病患者のためのチャリティ・コンサートに出演。近いうちにアルバムも製作すると語っていた。
ことし６０歳のバリー、５７歳のロビン。まだまだ老け込むには早い歳だろう（ミック・ジャガーだって、６２歳でまだまだ現役だよ）。モーリスのためにも、ぜひもう一度歌ってほしい。
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Re:ビージーズ：天使の如く、美しきファルセット／３月９日（木）(03/09)
まつもとちあき
さん
長く音楽を続けるっていいですね♪
サタディーナイトフィバーはディスコナンバーにもなって、高校のときよく聞いてました。
ビージーズときくといつも物まねで冬樹とグッチ雄三が上手いですよね。^^
(2006/03/10 12:03:04 AM)
サタディーナイトフィバーはディスコナンバーにもなって、高校のときよく聞いてました。
ビージーズときくといつも物まねで冬樹とグッチ雄三が上手いですよね。^^
(2006/03/10 12:03:04 AM)
まつもとちあきさんへ
うらんかんろ
さん
ちあきさん、こんばんはー。
＞長く音楽を続けるっていいですね♪ サタディーナイトフィバーはディスコナンバーにもなって、高校のときよく聞いてました。ビージーズときくといつも、物まねで冬樹とグッチ雄三が上手いですよね。^^
僕も昔、ディスコ（クラブと言わないので歳が分かる？！）へ友達と一緒に繰り出して、
ビージーズの曲でダンスしました（恥）。ダンスは全然苦手だった（今も）ので、
今も思い出すと恥ずかしいですが…。今じゃまったく踊れませーん。
ビジー・フォーは確かにビージーズの物マネさせるとめちゃ上手いですよねー。
裏声できちんと歌うっていうの、意外と難しいんです、ほんと。 (2006/03/10 11:23:53 PM)
＞長く音楽を続けるっていいですね♪ サタディーナイトフィバーはディスコナンバーにもなって、高校のときよく聞いてました。ビージーズときくといつも、物まねで冬樹とグッチ雄三が上手いですよね。^^
僕も昔、ディスコ（クラブと言わないので歳が分かる？！）へ友達と一緒に繰り出して、
ビージーズの曲でダンスしました（恥）。ダンスは全然苦手だった（今も）ので、
今も思い出すと恥ずかしいですが…。今じゃまったく踊れませーん。
ビジー・フォーは確かにビージーズの物マネさせるとめちゃ上手いですよねー。
裏声できちんと歌うっていうの、意外と難しいんです、ほんと。 (2006/03/10 11:23:53 PM)
Re:ビージーズ：天使の如く、美しきファルセット／３月９日（木）(03/09)
まつもとちあき
さん
ディスコにいったけど、リズム感悪くて私もちょっと今更ながら、恥ずかしい思い出です。
でも、うらんかんろさんのおどってるところ、想像したら、ノリノリでおどってるイメージが出たんですけどぉ^^; (2006/03/11 12:47:16 AM)
でも、うらんかんろさんのおどってるところ、想像したら、ノリノリでおどってるイメージが出たんですけどぉ^^; (2006/03/11 12:47:16 AM)
Re:ビージーズ：天使の如く、美しきファルセット／３月９日（木）(03/09)
きんちゃん１６９０
さん
こんにちは。大阪オフ会の折は宜しく！
初期のビージーズが好きでした。小さな恋のメロディもＤＶＤで保存してます。そう言えば、ザ・タイガースの「加橋かつみ」も歌ってましたよね（笑） (2006/03/11 09:27:42 AM)
初期のビージーズが好きでした。小さな恋のメロディもＤＶＤで保存してます。そう言えば、ザ・タイガースの「加橋かつみ」も歌ってましたよね（笑） (2006/03/11 09:27:42 AM)
きんちゃん1690さんへ
うらんかんろ
さん
きんちゃん、こんばんはー。
＞こんにちは。大阪オフ会の折は宜しく！
トラ松さんからは、３つの候補日を伝えられましたが、確定しましたか？
＞初期のビージーズが好きでした。小さな恋のメロディもＤＶＤで保存してます。そう言えば、ザ・タイガースの「加橋かつみ」も歌ってましたよね（笑）
僕もどちらかと言えば、初期のビージーズの方が好きです。
あのディスコ路線はいまだにビージーズのイメージからは遠くて…。
（あの「サタディーナイト…」のアルバムでは、「How Deep Is Your Love」は大好きですが）。
ザ・タイガースと言えば、当時、バリー・ギブから贈られて、ロンドンで録音した、
「スマイル・フォー・ミー」という曲がありましたが、これは結構いい曲でしたよねー。
(2006/03/11 08:05:05 PM)
＞こんにちは。大阪オフ会の折は宜しく！
トラ松さんからは、３つの候補日を伝えられましたが、確定しましたか？
＞初期のビージーズが好きでした。小さな恋のメロディもＤＶＤで保存してます。そう言えば、ザ・タイガースの「加橋かつみ」も歌ってましたよね（笑）
僕もどちらかと言えば、初期のビージーズの方が好きです。
あのディスコ路線はいまだにビージーズのイメージからは遠くて…。
（あの「サタディーナイト…」のアルバムでは、「How Deep Is Your Love」は大好きですが）。
ザ・タイガースと言えば、当時、バリー・ギブから贈られて、ロンドンで録音した、
「スマイル・フォー・ミー」という曲がありましたが、これは結構いい曲でしたよねー。
(2006/03/11 08:05:05 PM)
ストーンズのパワーに圧倒された！！
アトムの妹 さん
こんばんは。ビージーズ、私は小さな恋のメロディーくらいしか知りませんけど・・・。
実は、２日にさいたまスーパーアリーナで開催されたローリング・ストーンズのコンサートに行ってきたのですよ。あの高いチケットをもらってしまったのです。これは、行くっきゃない！！
ミック・ジャガー、私は写真で見る限り「何でこんな人が人気者なのか？？」よくわからなかったんですが、生を見て変わりました。超カッチョええーー。キースなんて、今のチョイ悪おやじをずーっと前からやってるような人じゃないですか。
あっという間の２時間、もう魔法にかかってしまいました。２時間ずーっと走りっぱなし、歌いっぱなし、それでいて息も上がらず、あの艶っぽい声は何だ～？ありゃ、化け物ですよ。
パワーをもらって帰ってきたのでありました。
６２歳でもあの元気、ほんと、５７歳ならまだまだいける！！がんばって欲しいものですね。 (2006/04/05 09:56:14 PM)
実は、２日にさいたまスーパーアリーナで開催されたローリング・ストーンズのコンサートに行ってきたのですよ。あの高いチケットをもらってしまったのです。これは、行くっきゃない！！
ミック・ジャガー、私は写真で見る限り「何でこんな人が人気者なのか？？」よくわからなかったんですが、生を見て変わりました。超カッチョええーー。キースなんて、今のチョイ悪おやじをずーっと前からやってるような人じゃないですか。
あっという間の２時間、もう魔法にかかってしまいました。２時間ずーっと走りっぱなし、歌いっぱなし、それでいて息も上がらず、あの艶っぽい声は何だ～？ありゃ、化け物ですよ。
パワーをもらって帰ってきたのでありました。
６２歳でもあの元気、ほんと、５７歳ならまだまだいける！！がんばって欲しいものですね。 (2006/04/05 09:56:14 PM)
アトムの妹さんへ
うらんかんろ
さん
アトムの妹さん、こんばんはー。
＞こんばんは。ビージーズ、私は小さな恋のメロディーくらいしか知りませんけど・・・。実は、２日にさいたまスーパーアリーナで開催されたローリング・ストーンズのコンサートに行ってきたのですよ。あの高いチケットをもらってしまったのです。これは、行くっきゃない！！
えーっ、ストーンズに行ったんですって？！ あぁー、羨ましい！！
今回の公演は、東京＆埼玉と名古屋、札幌の４カ所だけだったかな…。
なぜか、大阪は外されてしまいましたねー。
まぁストーンズは９８年に初めて大阪へ来たときドームで観て、
もうその時点で、これが最後の来日かなぁと思って見たので、
不思議と、あまり悔しいという気もしないんです。でもやっぱり、羨ましい…。
＞ミック・ジャガー、私は「何でこんな人が人気者なのか？？」よくわからなかったんですが、生を見て変わりました。超カッチョええーー。キースなんて、今のチョイ悪おやじをずーっと前からやってるような人じゃないですか。あっという間の２時間、もう魔法にかかってしまいました。ずーっと走りっぱなし、歌いっぱなし、ありゃ、化け物ですよ。パワーをもらって帰ってきたのでありました。
６２歳であのパワーはやっぱり、素直に凄いなぁと思います。
まだまだ７０歳くらいまで、ライブ・ツアーやりそうですねー。
ミックやキースと比べると、僕なんかまだ老け込んではいけないなぁと、
反省することしきりです。頑張らなくっちゃ！ (2006/04/05 11:24:38 PM)
＞こんばんは。ビージーズ、私は小さな恋のメロディーくらいしか知りませんけど・・・。実は、２日にさいたまスーパーアリーナで開催されたローリング・ストーンズのコンサートに行ってきたのですよ。あの高いチケットをもらってしまったのです。これは、行くっきゃない！！
えーっ、ストーンズに行ったんですって？！ あぁー、羨ましい！！
今回の公演は、東京＆埼玉と名古屋、札幌の４カ所だけだったかな…。
なぜか、大阪は外されてしまいましたねー。
まぁストーンズは９８年に初めて大阪へ来たときドームで観て、
もうその時点で、これが最後の来日かなぁと思って見たので、
不思議と、あまり悔しいという気もしないんです。でもやっぱり、羨ましい…。
＞ミック・ジャガー、私は「何でこんな人が人気者なのか？？」よくわからなかったんですが、生を見て変わりました。超カッチョええーー。キースなんて、今のチョイ悪おやじをずーっと前からやってるような人じゃないですか。あっという間の２時間、もう魔法にかかってしまいました。ずーっと走りっぱなし、歌いっぱなし、ありゃ、化け物ですよ。パワーをもらって帰ってきたのでありました。
６２歳であのパワーはやっぱり、素直に凄いなぁと思います。
まだまだ７０歳くらいまで、ライブ・ツアーやりそうですねー。
ミックやキースと比べると、僕なんかまだ老け込んではいけないなぁと、
反省することしきりです。頑張らなくっちゃ！ (2006/04/05 11:24:38 PM)
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うらんかんろ
大阪・北新地のオーセンティック・バー「Bar UK」の公式HPです。お酒＆カクテル、Bar、そして洋楽（JazzやRock）とピアノ演奏が大好きなマスターのBlogも兼ねて、様々な情報を発信しています。
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