ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 19, 2007
XML
「二十四歳の別れ」

 ここ数年、楽譜図書館や旅先の楽譜屋、あるいはインターネット上でなんとなく捜していた曲がこれ。
 この夏、ヨーロッパを旅行してた友人がベルリンの楽譜屋でたまたまこの曲を発見、わざわざ買ってきてくれた。

 で、早速本日は初見大会を開催。(バイオリン:アリソン、ビオラ:自分、チェロ:パトリック、ピアノ:セス)
 僕は一応CDは聴き込んできたけど、譜面を手にするのは今日が初めて。思わず萌えてしまう。

 1楽章の出だしがかっこよい。比較的わかりやすい音楽なのが嬉しい。
 なにより、このピアノ四重奏という編成が見事にハマッってる。ビオラの扱いかたが絶妙。

 さすがに初見では無理があったものの、曲の感じはつかめた。第2楽章も軽く通すことができたし。部分的にすごく色っぽくなる。

 この ギヨーム・ルクーという作曲家

 厳密にはベルギー人で、享年二十四。モーツァルトよりずっと短命!

 実際、このピアノ四重奏曲が全部で二楽章しかないのは、作曲の途中で亡くなっちゃったから。

*****

 長いあいだ気になっていた曲/作曲家だったので、今日は実際に音にすることができて感無量。一緒に弾いた人たちは「ふ~ん……」っていう感じで弾き終えてたけれど。

 ルクーさんにはもっと長生きしてほしかった。彼のバイオリンソナタもいつの日か弾いてみたい。(←野望)
 なんていうか、秋の夜長にすごく合う音楽。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Oct 23, 2007 09:13:57 AM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: