ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Apr 6, 2008
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「楽団ひとり。」

 今年に入って密かに取り組んでいるのがこのブラームスの第3ソナタ。
 ピアニストと合わせる段階には全然至ってはないものの、今日はピアノのセス氏に懇願して練習につきあってもらった。1楽章と2楽章。

 結果的には目からウロコ。ひとりで旋律を弾いてるだけでは決してわからなかったことが見えてきて、今後さらう際の留意点がわかった(ような気がした)。

 1楽章。なにごとも初めが肝心。曲の美しさに任せてしっとりと弾くべきか、いや二拍子のアレグロなんだし、どんどん前に進むべきか。

op108.JPG

 それにしても、全般的に自分の音程の悪さにはあきれる。ピアニスト氏も顔をしかめていた……。ニ短調の主要音、レまたはラの音を常に頭の中で響かせながら弾くのがコツかも。バイオリンは開放弦のなかにレとラが含まれているわけだし、倍音をも意識しながら。



 2楽章はゆっくりした三拍子。カバレリア・ルスティカーナの間奏曲のような田園的幸福感。
 やっぱり音程合わせに手こずった。特にハイポジの三度和音。誰かに「第2バイオリン」として三度下を弾いてほしいところ。ひとりで弾くには無理がある。少なくとも自分にとっては。

 ほかの「ひとり芝居」的な箇所と言えば、1楽章の終わりもそう。無伴奏曲的な難しさ。カルテットみたいに何人かで分散して弾ければいいのに。



 それとも、そんな言い訳ばかりしてるから全然上達しないのだろか。





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最終更新日  Apr 20, 2008 11:58:17 AM
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