ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 26, 2008
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「まちぶせ」

 今月のカルテットの練習では、ラズモ2番をそれなりに仕上げるということを目標にしてたけど、やっぱり難航。特に1楽章。(Vn1 自分、Vn2 ピーター、Va カリン、Vc ジャン)

前回の練習 のときの録音を聞いたら、テンポがズルズルと遅くなっていってることに気づいたので、今日はやや速めのテンポで、容赦なく前へと進んでいくように心がけた。細かく六つに数えるのではなく大きく二つで数える。チェロのジャンさんがうまく牽引してくれた。

 意外に苦戦したのは以下。一瞬のリタルダンドのあと、チェロを筆頭に、どんどん上に乗っかっていくとこ。

59 2 1.JPG

 今、改めて譜面を見てみると、そんな難所とも思えないけど、なぜか全然合わずに苦労した。
 スラーをどこで切るかとか、どれぐらいクレッシェンドするかとか、四人の意見がなかなか合致しない。テンポを落とせばうまく弾けるのに、インテンポだと合わない。
 単に休みを数えながら待ってると、わずかに乗り遅れてしまう。8分の6拍子ってのがクセモノ。

 何回か練習してみて、ピシッと四人が揃ったときの感動はひとしおだった。



追記 : 大昔に東京の某アマオケでコンマスをさせてもらってたことがあって、そのときに弾いた「レオノ-レ序曲3番」(やはりベト氏)を思い出した。似たようなとこで、本番で崩壊しかけた嫌ぁな思い出がある。ファーストが口火を切って、どんどん下声部が加勢してくる難所。
 例えて言うなら、走ってる路面電車に、(車掌にバレずに)飛び乗るような緊張感?





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最終更新日  Oct 28, 2008 09:08:47 AM
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