ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jun 26, 2009
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 先日のニューヨーク・タイムズ紙に、For Maestro Maazel, It’s on to the Coda と題する記事がでかでかと掲載されてました。指揮者ロリン・マーゼル氏の大特集。

 ついにNYフィルの音楽監督をご退任、最後の定期はマーラーの「一千人」で華々しく。

 マゼール氏って1930年生まれなんだそうで、そんなにご高齢だったなんて知らなかった。しかも、NYフィルを退いたあとも予定がいろいろと詰まってるとのことで、まだまだ現役のようです。(ちなみに、NYフィル次期音楽監督は一気に若返ってアラン・タケシ・ギルバート氏。←アラフォー)

 それにしても、現役のご高齢指揮者(アラウンド80)って、ほかにどのぐらいいるんでしょうか。
 ゲルハルト・ボッセ(1922年ご生誕)、ピエール・ブーレーズ(1925)、アンドレ・プレビン(1929)、マルティン・シュナイト(1930)諸氏あたりでしょうか。
 立ったまま指揮するには体力的に難しいお年頃。無理せずに着席で振っても全然構わないと思います。オケ団員も観客も別に気にしないでしょうし。

 その点で、もともと座って弾くピアノやチェロの人は老いが目立たず有利です。←って、そーゆー問題?

 さて、ピアニストで僕が勝手に注目してるのは、メナヘム・プレスラー氏(1923年生まれ)。このおじいちゃんってば、ボザール三重奏団が解散になったときに引退したものとばかり思ってたら、来期2010年の本番予定(ベト三重協奏曲とか)もばっちり入れてるようです。
 密かに応援しております。





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最終更新日  Jun 27, 2009 08:09:48 PM
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老いが目立たない  
OKAR さん
見た目はそうかもね?

先日FMでカザルス80歳を越えた「大公」の録音をちらっと聴いたけど、やっぱりまずテンポがゆっくりで、「老い」は感じてしまいました(^^;; (Jun 28, 2009 10:14:35 PM)

Re:老いが目立たない(06/26)  
OKARさん

>カザルス80歳を越えた「大公」の録音をちらっと聴いたけど、やっぱりまずテンポがゆっくりで

たぶん、そのCD、僕も持ってます。「幽霊」も一緒のやつ。ほかの演奏を知らないので、そーゆうテンポの曲なのかと思ってましたが(笑)。

カザルスは別格ですよね。90歳代で亡くなる直前まで活動してたんでしたっけ?
すごいっす!
(Jun 29, 2009 06:07:14 AM)

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