ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Apr 13, 2010
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 それにしても長い冬でした。ま、見事にちゃんと春がやって来てくれたから許す。

 「春」と題名のつく曲、世の中にはどれぐらいあるんでしょう。

 ビバルディの「四季」、シューマンの交響曲1番、コープランド「アパラチアの春」、ストラビンスキー「春の祭典」。宮城みっちゃん「春の海」も名曲ですし、ピアノ曲や歌曲にも無数にあるでしょう。春のささやき、春に寄す、春の声。
 これに我が愛しの昭和歌謡を加えようとするとかなりの数になってしまいそうなので、泣く泣く自粛。

 グリークの弦楽曲に「過ぎし春」だか「最後の春」だかという曲があって、春モノのくせして哀しげでゆっくり。

 さて、曲を作る側の意図とは別に、なんとなく「春」呼ばわりされるようになった曲もあります。有名どころでは、ベートーベンのバイオリンソナタ5番、無名どころでは、モーツァルト弦楽四重奏14番ト長調、ブラームス弦楽五重奏1番作品88とか。

 前置きが長くなりましたが、春の似合う作曲家というと、僕が真っ先に思い浮かべるのはメンデルスゾーンです。
 子どもの頃に、ピアノ曲「春の歌」(無言歌集より)と出会ったことが大きいのかもしれません。
 彼の曲はとにかく明るく爽やか、春うらら。



 どの曲も清潔感があって高貴だし、僕のような庶民があれこれ意見を申し上げるのもためらわれますが、欲を言えば、もうちょっとオトナの匂ひ、艶っぽさが欲しい。
 ってゆーか、正直言って、やや飽きてきたとこ(笑)。






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最終更新日  Apr 14, 2010 11:26:19 AM
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