ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jul 17, 2016
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カテゴリ: 映画、テレビ
「君に、胸きゅん」(評価 ★★★☆☆ 三つ星)

 ニューヨークで開催中の日本映画祭にて山田洋次監督の最新作を鑑賞。舞台挨拶には、音楽ご担当の坂本龍一さまがご登場っ。お元気そうで何より。

japan cuts 2016.jpg

<感想>
 それなりに笑えるし泣けるし、いい作品だとは思うけれども、メリハリに欠けてビミョー。三つ星どまり。
 母親役の吉永小百合さん、どうも美しすぎて、孤独に老いていく病弱女には全然見えず。
 息子役の二宮和也さんも、演技は上手いのだけれど昭和の九州男児を演じるには線が細すぎ。少なくとも坊主頭か短髪で演じてほしかった。
 そもそも「母と暮せば」って題名も変。内容と合ってないし。英語の題「Nagasaki: Memories Of My Son」もちょっと無理がある。
 一番重要な、幼なじみのマチコちゃんと息子とのあいだの恋だの愛だのすら丁寧に描き切れてないので、脚本上つじつまが合ってないと思われるとこもあった。
 山田氏の作品だけあって、こってりした演出はわかりやすいし、ガイジンさんを含めて人に薦めたくなる映画ではある。






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最終更新日  Jul 19, 2016 08:14:40 AM
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