ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 23, 2016
XML
カテゴリ: 映画、テレビ
「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 女優の卵(エマ・ストーン演)と売れないジャズピアニスト(ライアン・ゴスリング演)とが出会い、夢と現実のあいだで成長していく話。
http://gaga.ne.jp/lalaland/

<感想>

 いい気分になれる映画だし、いろいろな映画賞を獲りまくると思われる。若い役者/音楽家の前に立ちはだかる厳しい現実性もちゃんと描かれてて共感できる一方で、部分的にミュージカル仕様なので非現実的な幻想ものとしても楽しめる。←こうゆう設定ってズルいような気もする。文句のつけようがない。
 敢えてケチつけるなら、ストーン氏の名演に比べゴスリング氏がイマイチ。歌って踊る場面はもっとハジけちゃったほうがよかったか。それに、芸術家の苦悩を演じなきゃいけないのに彼は爽やかすぎ。本来自分の求める濃厚なジャズを演奏しても食べていけず、生活のために「自分らしさ」を封印、不本意ながら大衆にわかりやすい売れすじの音楽を弾かざるを得ない状態なわけだし。
 この映画は特に後半にかけていい感じになっていく。実際に劇中で演奏される音楽もいい感じ。ゴズリング氏がピアノを弾く場面もお見事!







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  Dec 30, 2016 09:49:32 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ピカルディの三度TH

ピカルディの三度TH


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: