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今日は、親子ふれあい作業で、小学校の窓拭き掃除などを親子でしてきました。 その際に、4年生の先生と担当場所が同じだったので、ローマ字指導のことを聞いてみました。先生のお話では、一応、教科書の単元としては、訓令式が出てくるけれど、教科書の一番後ろに、ヘボン式も参考に出ているので、先生によって両方教える先生とそうでない先生がいるのでは、とのことでした。その話をしていたら、ちょうど、お子さんが中1と小4にいるというお母さんのNさんが横から、「小学校では、是非ヘボン式を教えてください」と話しに加わってきました。なんでも、地元の中学校には、3つの小学校から生徒が集まって進学しているのですが、その3つのうち、娘の通っているA小学校以外の2校では、ヘボン式を教わっていたのに、娘のA小の卒業生だけは訓令式しか習っていなかったので、中1の1学期の英語の中間テストでA小の卒業生だけ皆ひどい点数を取ったそうで、ヘボン式を覚えるのにすごく苦労したというお話でした。で、「小学校でヘボン式を教えて欲しい」というのは、まだ、妹さんが小学校にいるお母さんのNさんの切なる願いという感じでした。小学校の国語の授業でのローマ字指導は、あくまでも国語教育の一環という位置づけになっているので、訓令式にこだわる方のお気持ちも十分わかるのですが、それによって、訓令式だヘボン式だと振り回されてしまう生徒もかわいそうです。私は、今後、ローマ字教育は、パソコン授業の一部として、ヘボン式を教えてくれないかなぁ、とパソコンの文字入力の勉強も含めて、思ったりもしています。(いつまでもお絵かきばかりではね、、、)まあ、教科を超えて、実際に街やパスポートに使われている実用的なヘボン式のローマ字、是非どこかで教えて欲しいものです。
February 29, 2004
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最近、地元の中学の授業見学に行ったり、お子さんの中学のクラスに帰国子女がいるという方の話を聞く機会があって、なんだか、いろいろと考えさせられています。中学の英語の授業は、ALTが各校に一人ずつ配置される気配もあり、もちろん、私が教師をしていた頃とは随分と違うものになってきてはいますが、それでも、まだ小さな頃から英語をやってきている子供にとっては、当然のことですが、どうなんだろうという内容の授業でした。もちろん、英語を中学で初めて学習するという生徒に焦点が当てられるというのは、もっともな話で、それが悪いというわけでは決してありません。また、帰国子女の場合、都会の学校では、その数も多いので、帰国子女用のクラスのある学校もあると聞いていますが、田舎の学校では、帰国子女だからと、特別に違うレベルの英語の授業があるわけでもありませんし、逆に、中1で、英検の「準2級」に合格したというだけで、かなり深刻ないじめの対象になったという話もチラホラ耳に入ってきます。そんな現実を知ると、なんだか、田舎で英語の勉強をこの先、積極的に進めていくことって、どうなんだろうという疑問が少し出てきてしまいました。 中1の英語の勉強は、アメリカのKinder~G1のレベルだと思います。G3~G5で、既に高校英語の範囲に入ってきていると思います。 そうしたことを今やって行って、今後、田舎の中学に入って、学校では、G1レベルの授業を受けるのって、どうなんだろう、、、。 都会の学校でしたら、選択肢もたくさんありますから、どんどん伸ばしていっても困ることはないと思うのですが、田舎では、熱心に英語教育をしているご家庭はまだまだ超少数派です。 なんだか、、、、先が見えてきません。今までは、楽しく育児をするという自己満足の世界でしたが、周りとのかかわりを考えた時、ふと、最近、こんなことを考えてたりもしています。これが、田舎と都会の違いなのでしょうね。まあ、もともとお気楽英語育児ですので、これからもお気楽路線でいくことに変わりないのですけどね、、、。☆☆☆☆☆さて、話はガラリと変わって、本日の私のお薦めは、日本に3人しかいないというオーストリア公認の製菓マイスター八木さんの手作りチーズケーキです。新発売を記念して、超お買い得な特価になっています。「お買い得」ということばに弱い私のお薦めです(笑)。ホワイトデー用は既に売り切れなので、3月下旬にお届け用の先行予約販売です。
February 27, 2004
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英語の「読み書き」と「聴く話す」について先日から書いてきていますが、やっぱり、一番大切なのは、「聴く」ということかな~、、、と今回は結論付けて、このシリーズは終わりにしようと思いますぅ。「掛け流し歴20年」の私としては、英語の音を掛け流すことがあまりにも日常化していたので、つい、「読み書きも大切!」な~んて、書いてしまいましたが(って、もちろん大切ですよ~)、「日本人は読み書きは得意だけど、話せない」と一般的に感じるのは、やっぱり、「相手の言っていることが聞き取れない」&「なんと言っていいのか、さっとでてこない」という理由からですよね。もちろん、「日本人は読み書きも得意ではない」と、私は思っていますが(詳しくは、前の日記を参照してください)、話すのが苦手と感じる一番の原因は、まず、音が聞き取れないということですから、そのためには、この「掛け流し」が一番有効な方法だと思います。ということで、まだ、この掛け流しの方法をご存知でない方は、是非試してみてくださいね!で、その掛け流しに一番最適なのが、「乳幼児期」と「主婦期(笑)」です! 理由は、単純に、「時間がた~っぷりある」ということです。 これって、子育て中の親子にはぴったりですよね~! 是非、その時期を有意義にお過ごし下さいませ!(もちろん、乳幼児が最適である理由は、他にもいくつかありますが、、、)もちろん、小学校以降でも、この掛け流しは大変有効ですので、決して遅すぎるとかそういうことはないと思います。まだまだ頭が柔らかい時期ですからね! ただ、問題は時間がなかなかとれない、子供の好みがでてくるという点で、そういう意味では、多少難しくなるといは思います。でも、気長に続けていくことで、まだまだ習慣づけが可能な時期だと思います。 どうぞ、みなさま、気長に続けてくださいね~!で、耳がある程度できてきたら、是非、「読み」の部分も導入していってあげてくださいませ~。
February 23, 2004
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先月の末から始まった国際交流協会の第3号の会報誌の原稿がやっと仕上がりました~。とりあえず、ほっと一息です。っていっても、まだ、校正は来週なので、まだまだですが、、、。このボランティアのお仕事を始めて、初めて取材なるものをさせていただいたのですが、いろいろなところに取材にいけて、とっても楽しかったんです。実際に、今の中学の英語教育がどんな感じかなのかを知ることもできましたし、すごく勉強になりました。あ~、次回は、海外に行ってみたいな~、、、な~んて(絶対ないない)、実際に仕事でそういうことができたら素敵ですね~。でも、これが、仕事ってことになったら、実際には、もっと大変なんでしょうね。最近、そうした取材を実際にお仕事とされている方と知り合いになったのですが、やっぱり、すご~く大変そうです。一度うちに届いたメールの時間が遅かったので、「昨夜は何時頃にお宅に帰られたんですか?」とお聞きすると、「朝の3時でした」な~んてお返事が返ってきてびっくり。やっぱり、仕事となると、そんな簡単なことではないんですね~(当然ですが)。さて、話は変わって、今年のバレンタインは、パパが家にいなかったこともあって、我が家では、今日お祝い(?)をしました。 しかも、チョコレートではなくて、「う・な・ぎ」別に意味はないんだけど、たまたま「楽天」のお店で「うなぎ」がお買い得品になっていたので、注文してみたんです。でもって、これが、すご~く、すご~く、すご~く(強調)おいしかったんです!!!くちの中で、本当に皮までとろけます。で、そのお店、また、セールをやってくれています。しかも送料無料、割引あり&ポイントも10倍なんですよ~。コレは、絶対にお買い得です。まだ、「山吹」のうなぎを試されていない方、是非、この機会にお試し下さいませ~。って、全然違う話になりました~。とりあえず、原稿が仕上がって、ホッと一息で~す。
February 21, 2004
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先日、「英語の読みも大切」という内容の日記を書いたのですが、ちょっと誤解をされた方もいらしたようなので(と言っても、ちょっとあちこちの掲示板とかを覗いたりした感想で個人的にどなたということではありませんので、ご了承下さいませ~)、今日はその補足です。確かに読みも大切ですが、これは、6歳位からの話です。もちろんお子さんによって個人差がありますから、6歳以前でも絵本をすらすら読んでしまうお子さんもいると思うのですが、一般的には、小学校入学前後のお話です。アメリカでもフォニックスは5~6歳くらいから導入している所(アメリカではKinderからお勉強という感じになるので)が殆どだと思うので、あまり先走る必要はないのでは?と私は思います。(シュタイナー教育では、6歳までの文字教育はよくないとも言われていますよね)もちろん、お子さんが文字にとても関心があって、勝手に自分で読み始める場合はいいのですが、そうでない場合、親が焦って、「読みも大切」だからと、子供に無理に読ませようとしてしまうと、逆に子供は、「本を読むのが大嫌い」になってしまう恐れもあるので、そのことを、特に忘れないで頂きたいのです。特に、英語は、ひらがなと違って、アルファベット26文字が読めたら本が読めるようになるという言語ではないので、読みに関しては、ある意味、日本語より難しいですよね。ちなみに、我が家の場合も、絵本が初見で読める(暗唱ではなく)ようになったのは、年長の5歳の終わりごろでした(殆ど6歳です)。そして、そのあともあまり自分で読むのは好きでないらしく、本を自分から読むようになったのは、本当に最近のことです! まあ、我が家のようなお気楽育児では参考にはならないとは思いますが、無理だけはさせてほしくないので、その点だけは、忘れないで頂きたいと思います。ということで、私は、年長くらいまでは、とにかく、掛け流しと読み聞かせで、耳を慣らしておくというので、十分だと思うのですが、どうも、今はこれだけ情報があるので、みなさん、なんだか、すご~く上を目指されていらっしゃるようで、最近は、私の方がついていけませ~ん。我が家は、普通の育児を英語でしたという程度なので、特別な英才教育を施したわけでもありません。 ですから、ちょっと、皆様のご期待に添えないというか、、、。実は、今はどちらかと言うと、小学校や中学で初めて英語に触れるお子さんをどうやったら伸ばして挙げられるのかの方に関心があります!(って、こっちの方は、難しくて、なかなかいい方法がみつからないんですけどね)とりあえず、お薦めの読み関係の教材、簡単に紹介しておきますが、あくまでも、小学校入学前後位からということですので、必要以上に焦らないで頂きたいと思います。基本的には、フォニックスとサイトワードの両方から学習していくといいと思います。[フォニックス教材]○七田の「フォニックスドリル」(これは幼児向けなので、3歳~でも大丈夫です)○松香の「ビデオでフォニックス」元々これは、小学生向けの教材ですので、歌以外の部分は幼児にはお薦めしません。歌だけでしたら、幼児は大好きなので、お薦めです。○アメリカのHooked On Phonics(5~6歳くらいから)もお薦めですが、今は日本ではあまり入手できないみたいですね。[サイトワード教材]○お薦めの教材のページの中にある、Sight Words Readers Parent Pack(サイトワードリーダーズ)(5~6歳位から)もお薦めです。 ということで、もちろん、読みも大切ですが、いくらフォニックスで単語が読めても、意味がわからなかったら殆ど意味がありませんから、たくさんの英語に触れさせてあげる(CDやビデオを掛け流したりみせる、絵本を親子で楽しむ)ということの方が、まず大切だと思いますので、誤解のないようにお願い致します。追記小学生になってからでも、低学年でも、中学年でも、高学年でも、全然遅すぎることなんてないってことを、付け加えておきますね。 はっきり言って、あんまり進みすぎてしまうと、中学の授業にびっくりすることになってしまいますから、それも問題かもしれないですよ! 少なくとも、読めないからと、焦らないで下さいませ~!
February 19, 2004
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先日の日記の続きです。前回は、中学での英語学習と絡めて書いてしまいましたが、私自身も、中学校という時間の限られた中で、どうやっていくのがいいのか実際には分かっていません。ということで、中学からの勉強については、ここまでにして、乳幼児期、もしくは、児童期からはじめる英語学習の方に焦点を当ててみたいと思います。前回も書きましたが、言語習得の順番は、「聞く→話す→読む→書く」という順番が自然だと思うのですが、中学から勉強を始める場合は、いろいろな制限がありますから、全くその順番どおりとも行かないものです。ところが、乳幼児期からはじめる場合は、一番最初の「聞く」という部分に、十分に時間を掛けて上げられるので、是非、この一番大切な基本の部分を忘れないで頂きたいのです。楽天の日記にリンクしていただいているシェリさんが面白いことを書いてくれていましたが、この「聞く」という作業、実は2種類あるということに気がつかないといけないんです。つまり、意識しないで「掛け流し」をする「Hear」という作業と、意識的に聞く「Listen」という2種類があるということです。私の場合、乳幼児期は、初めの「掛け流し」が大切だと思うのですが、よく「掛け流し」だけでは話せるようにならないと反論されることがあるのですが、もちろん、それだけではならないのかもしれませんが、それが全ての基本、土台になっていくことは確かだと思うので、その部分を決して侮ってはいけないと思うのです。(この辺は、「掛け流しの成果」の部分を参考にしてください)。さて、掛け流しで英語がある程度わかる、もしくは、ある程度本が暗唱できるようになってきたら、次は、「読む」という作業になってくるのですが、これ、、、実は、とっても大切なことだと思うんです。ところが、「日本人は英語の読み書きが得意」と思い込んでしまっている人にとっては、「読み」という作業は、どうしても大切に思えないようで、いつまでも、「話す」ということに固執してしまう傾向にあるように私には思えてしまうんです。もともと、「話す」という作業は、相手がいて成り立つことですので、いくら親が頑張って子供に英語を話すように促したとしても、話す相手がいなければ、誰も英語を話すことはないと思うのです。帰国子女を例に挙げると、小学校の低学年以前に帰国してしまった場合は、いくら現地でペラペラに英語を話していたとしても、帰国後英語を話す機会が殆どなくなってしまうと、3ヶ月~半年で、ものの見事に英語を忘れていくというケースが多いようです。ところが、小学校の中高学年以降に、もう読み書きもある程度できるようになって帰ってきた子供達は、いくら話す機会が少なくなったとしても、読み書きができることで、英語力をある程度維持し、また伸ばしていくことができるようなのです。 とはいっても、これは、年齢的なこともある(10歳以降に帰国した子供は英語が残るという定説もありますよね)のかもしれませんから、実際のところは私にもわかりません。ただ、私は、年齢というより、文字の読み書きができるというのがその境ではないかと密かに思っているんです。って勝手に思っているだけなんですけどね(笑)。ですから、お子さんにある程度英語の感覚がついてきたなと思ったら、私は、絵本を読んであげるとか、そういう方法で、文字への興味を導いて、「読む」という作業に力を入れていくことも大切なんじゃないかなぁ?と思うのです。時期的には、学校で日本語の読み書きを習い、かなりそうした作業に慣れてくる小学校の低学年くらいに、英語の読み書きにも力を入れてあげるといいのでは、と私は個人的には思っています。 ということで、今回、話があっちこっちにいってしまいましたが、一番言いたかったのは、「読み書きの重要性」についてなんです。「日本人は、決して英語の読み書きが得意ではない」ということを自覚して、もっと読み書きの勉強をちゃんとやるべきじゃないのかなぁ、、、ということを言いたかったのでした。って、もちろん、根底には、英語の音をたくさん聞いているという基本があっての話ですが、、、。
February 14, 2004
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先日、Webサイト開設1周年記念を迎えたばかりですが、早くもキリ番100000番が近づいて参りました。これも、いつも遊びに来てくださっている皆様のお陰です。どうもありがとうございます。ということで、今回も、ささやかではありますが、100000をヒットされた方にプレゼントをさせていただこうと思っています。ただし、英語育児、英語教育関係者、もしくは私のサイトを気に入って下さっている方に限定させていただきます。100000番をヒットされた方は、BBSにてお知らせ下さいませ~。よろしくお願い致します。
February 13, 2004
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先日の日記に書いた中学の英語の授業、ある意味、私は賛辞を贈りましたが(う~ん、そのことで、誤解された方もいるのかもしれません!)、その日記の最後の方でも書きましたが、実は、危惧している部分もありますので、今日はその点について書いてみたいと思います。まず、タイトルにある、よく聞かれる、「日本人は英語の読み書きが得意」という言葉ですが、コレって、本当でしょうか? まず、日本人は英語が話せないというのは、よく聞かれる言葉ですが、これは、どうして、話せないと感じるかというと、会話では、その場で、「さっと言いたい言葉が出てこないと会話が成り立たない」からだと思うのです。では、どうして「読み書きはできる」と感じるかというと、単に学校の読み書きのテストで、いい点が取れるからそう感じるということもありますが、例えば、英語の本を読む場合でも、1ページを読むのに、10分以上掛かって、読めても、話の内容が理解できたら読めたということになるからだと思うのです(って、この場合の英語の本というのは、専門書とかではなく、一般にペーバーバックと呼ばれるような軽い読み物のことです)。でも、実際、「読み書きが得意」というのは、日本語と同じ位の速さ、もしくは、それに近い速さで読める、理解できるということをいうのだと私は思います。そう考えたら、日本人は英語の読み書きは、かなり苦手ということになるのだと私は思います。言語を習得する順序は、「聞く→話す→読む→書く」という順序になるので、「聞く」とか「話す」という作業が先に来るのは理にかなってもいるのですが、今の週に3回しかない中学の英語教育で、「話す」という所にだけ、ポイントが置かれている傾向にあるのも、問題だと思うのです。というのは、一番基本になっている、「聞く」という作業が全く欠落して、「話す」という作業だけが、独立して存在してしまうような授業になっているような印象を受けるからです。中学校という、時間制限のある中で授業をしていかなければならないという場合、私は、却って、従来どおりの文法中心の授業でもいいような気もしています。もちろん、英語の音を学校で、毎日掛け流すとか、家で掛け流すなんてことができればそれが理想ですが、たとえ、そういう場をつくることができたとしても、やはり、中学では、読み書きの基本となる教科書を徹底的に暗唱できるくらいにやったほうがいいのではないかなぁ?と私などは思ったりもするわけです。つづく
February 9, 2004
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先日、ある中学校の英語教育が注目されているということで、見学に行ってきました。で、この中学の授業、とってもびっくりさせられました~。何がびっくりかというと、中1の英語の授業では、最初の2ヶ月は、クラスルームイングリッシュ等が中心で、そのあとは、フォニックスが中心という形の導入をするので、最初の数ヶ月間は、教科書は、殆ど使わないという授業なんです~。もちろん、年度の後半からは、読み書きの指導に入っていくのですが、ある意味、教科書は無視して、教科書を教えるのではなく、教科書で勉強したことを確認する程度の扱いなのだそうです。ここの中学は、文部科学省の「学力向上フロンティア」の指定校になっており、英語に限らず、どの教科も、教科書中心のカリキュラムではなく、子どもの意欲を引き出すことを目的としたカリキュラムを先生達が独自に作り出し、授業を進めているそうで、英語に関しては、自分達と関係のない教科書の話ではなく、まず、自分達について話してみようという授業を先生が、進めていました。また、私の住んでいる県では、中学校では、英語と数学に関しては、少人数指導ということで、1クラスに2名の先生がつけるようになっており、1クラスを2つのクラスにわけて、少人数で授業をしてもいいし、クラスの人数はそのままで、先生が2人で教えるT.Tという形で指導してもいいことになっているそうで、この形態も、授業内容によって変化させているそうです。普段は、先生二人によるT.T.の形をとっているのですが、たとえば、読み書きの指導になると、生徒をレベル別にわけて、少人数で指導するといった形をとるそうです。さて、授業の方ですが、私がK先生と一緒に入っていくと、既に、もう一人のA先生が、授業を始めていて、子ども達が、ペアになって、昨日やったことについてお互いに質問しあっていました。その後は、生徒が、自分の友達について発表するという場があり、ちょうど過去形の復習をしているという感じでした。生徒の数は、38名ほどで、大人数だったのですが、先生の話術にすっかり生徒達は引きこまれ、見学している私達も見ていて楽しい授業で、きっと、授業の準備も大変だろうなぁ、、、と関心させられる授業でした。1年の大きな流れの中の一こまを見学しただけなので、なんとも言えないのですが、「はい、今日は、教科書の15ページを開いて」なんて授業とは違って、子供達が、自分がまず、話したいという意欲をもって授業に参加していたので、その意味では、素晴らしい授業だと思いました。また、中間や期末テストにも、教科書の内容は、半分ほどしか出ないそうで、しっかり授業に参加していないと点がとれないテスト問題にしてあるそうで、塾に行っていない生徒でも、頑張ればいい点がとれるテストにしてあるそうです。本当にユニークな取り組みで、私も驚いてしまいました。子どもたちは、自分達のことを話すので、とても意欲的に授業に参加しており、もちろん、内職をしている子どもも一人もいませんでした。ただ、Nativeの英語の音(CDやテープ)を入れる時間があまりにも少ないので、その辺だけ、少し気になりました。 それと、教科書がオマケ程度の扱いになっている点。 もちろん、1年の間には、フォローできるものになっているのだと思いますが、私は、英語の音をたくさんいれて、教科書なんかは、暗唱するくらい読み込む必要があると考えるタイプなので、その点だけが、「う~ん」と考えさせられもする点ではありました。でも、生徒が積極的に参加している授業は、なんだか、英会話学校の授業のようでもあり、先生達も「教科書も読み書きも大切」と言われていたけれど、その辺の折り合いが今後の課題だと思いました。今は、中学校ではALTの授業も充実しており、私が教師をしていた○十年前とは、すっかり様変わりをしており、なんだか、学校の授業も捨てたものではないのかなぁ?なんて思ったりもした一日でした。
February 6, 2004
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国際交流協会の会報誌作りの為に、市内にあるA高校に取材に行ってきました。ここの高校は、台湾に姉妹校があるので、毎年、台湾から生徒を受け入れたり、送ったりしているそうで、今回は、昨年、台湾に研修旅行に行った生徒、数名にインタビューをすることになりました。で、一番、びっくりしたのが、台湾の高校生の学園生活です。なんと、その高校の姉妹校にあたる台湾にある高校は、一日10時間授業があって(朝8時~夜7時頃まで)、しかも、昼休みは、全員が寝不足を補う為に、昼寝をするというんです。で、日本語教育もさかんで、な~んと、A高校の生徒とは、今でも文通をしていて、その手紙を読ませてもらったんですが、とっても流暢な日本語で書かれていて(日本の高校生が書いたといってもわからないほどのものでした)、びっくりしてしまいました。 一応高校生になってから日本語を習っているらしいんですが、A高校の生徒が行った時も、殆ど会話は日本語で意思疎通ができたそうで、台湾の高校生の勉学意欲に驚かされました。今の台湾とかは、○十年前の頃の日本に似ていて、勉強していい学校に行くことができれば、幸せな人生を送ることができるといったような図式が成り立っているのかもしれませんが、今のように、なよなよした日本の学生をみてしまうと、なんだか、日本の将来が心配になってきてしまいました。もちろん、勉強ばかりするのがいいとは限りませんが、今の日本の学生って、あまりにも勉強をしていないように私には感じられてしかたがありません。確か、インドに行った友達も、インドの子供達はすごく勉強をしているとか、言っていましたし、英語教育もインドは進んでいるとか、、、。その台湾の学生達も、英語は、ぺらぺらだったそうで、日本語でうまくいえないときは、英語で話しかけてきたそうです。 もちろん、A高校の生徒には、その英語も全然理解できなかったようで、そういうときは、日本語の得意な台湾の生徒がまたわかりやすい日本語に訳してくれたそうで、台湾の学生達の英語と日本語は、かなりのレベルだったそうなんです。アジアの中でも、英語が苦手と言われている日本人ですが、勉強時間の方も、かなり少ないのでは?と改めて感じてしまいました~!あと、生徒達が台湾で困ったことは、トイレに紙を流してはいけないと言われたことだそうで、紙は、別にゴミ箱に入れないといけないそうで、慣れるまでは違和感があったそうです。 今まで全然興味もなかった台湾ですが、一体どんな英語教育がなされているのか、日本語教育も含めて、どんな語学教育がなされているのか、なんだか、急に興味が湧いてきてしました~。
February 5, 2004
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昨日から、国際理解教育と中学校での英語教育に関しての取材がはじまりました。昨日は、私立中学の英語教育の実態を取材、今日は、県内でも評価の高い公立中学の英語の授業の見学&取材に行って参ります。昨日から、1周年記念のお祝いのメッセージをお寄せくださっている皆様、本当にありがとうございました。皆さんの暖かい励ましのお言葉、胸にジーンときました。 本当にうれしかったです。 本来でしたら、すぐに、一人一人にお返事を差し上げたい所ですが、今日も今から取材に行って参りますので、すみませんが、また落ち着いてからゆっくりお返事させていただきますね。どうぞ、ご無礼をお許し下さいませ。では、行って参りま~す。
February 3, 2004
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楽天に個人のWeb Siteを作って、今日でちょうど1年になります。早いものですね~。この1年、私のWeb Siteにご訪問くださいましたみなさま、本当にありがとうございました。楽天にWeb Siteを開設以来、本当に多くの方との出会いがあり、また、いろいろな勉強もさせていただき、とても充実した一年でした。しかし、それとは裏腹に、子どもの英語教育は、我が家の場合は、この1年、私が超多忙だったこともあり、殆どノータッチで、いい加減にやってきたので、本当に細々とやっているという感じです。 娘のことで、よく勘違いをされている方がいらっしゃるので、今日はそのことについて書かせて下さい。娘は、日常会話には困らないだけの英語が話せますし、小2で英検準2級に合格していますが、特に読み書きに関しては、うちの娘なんかより、ずっ~と、ず~っと、すごいお子さんはたくさんいらっしゃいます。 実際に、英検の最年少合格者なんて、本当にすごいことになっていますよね。今では、3歳で英検の5級に合格したり、確か、小2で英検の準1級に合格してしまうお子さんもいらっしゃいます。(目が点になりますよね~!) そんなお子さんこそ、すばらしく皆さんの羨望の的になるお子さんですが、うちの娘はそんなお子さん達からみたら大したレベルではありません。私自身、ネット歴は、途中中断した時期もありますが、結構ありますので、あっちこっちで書き込みをしておりますので、私のことをいろいろとご存知の方もいらっしゃると思いますが、私個人としては、単に、純粋に、少しでも皆様のお役に立てればと思いしてきた書き込みです。決して娘の自慢をする為に、書き込みをしていたわけではありません。 というか、上にも書きましたように、もっと素晴らしいお子さんがたくさんいらっしゃるので、今更、自慢になるようなことでもないのです。そして、よ~く考えてみてください。今の世の中、すごい数の帰国子女がいます。小学校の高学年以降で帰国された帰国子女の英語力は、大抵は、とてもすばらしいものです。また、今、お子さんが小さくて英語育児を実践されている方のお子さんは、これだけ、情報やノウハウがたくさんあるのですから、きっと素晴らしい力をつけて育っていかれることと思います。英語学習は、とても長い道のりです。 早く始めたからといって、それで全てがうまくいくというものでもありません。後からはじめても、英語が大好きになって、将来留学することになるかもしれませんし、先のことは誰にもわかりません。 ですから、どうか、勘違いをなさらないで頂きたいのです。私自身、英語で育児をすることで、育児自体を楽しむことができました。 楽しみたくて、勝手にやってきたことなので、かなりいい加減にやってきています。 こうすれば、英語育児に成功できるといった、指針があったわけでもなく、本当に毎日が試行錯誤の連続でした。そんな中で、ネットを通じて仲間ができ、あ~でもない、こ~でもないと、みんなでわいわいとやってきました。私は、6歳までは、英語で話し掛けるという英語育児をしましたが、当時は、それが最善の方法だと言われていたからでもあります。でも、きっとこれからは、もっといい方法が出てくるのだと思いますし、もし、二人目が生まれることがあったら(、、、って、まず、ありませんが)、きっと二人目は、日本語と英語の両方で育てると思います。 でも、決して自分がしてきたことを後悔することはありません。それは、違った育て方をした場合と、今、目の前にいる子供を比較することは決してできないからです。そして、また、そうした比較をすることに意味があるとも思えないからです。先日、テレビで、筋ジストロフィーを患った女の子がお母さんと一緒に学校に通い、普通の学級でお友達に助けられながら学校生活を楽しんでいるというお話を少しだけ見ました。お父さんは、「もし、生まれ変わっても、また、今、目の前にいるこの(病気の)子を授かりたいと思う」と言っていました。 今、目の前にいるありのままのお子さんを心から愛しているんだなあと、見ている私まで涙が流れてしまいました。英語育児で、どうのこうのと悩めるなんて、なんて贅沢な悩みなんだろう、と自戒も含めて、本当にそう思いました。私自身、海外に長期(半年以上)で滞在するという機会に恵まれたこともなく、決して恵まれた環境で育ったわけではありませんし、娘も、インター校など1校もない田舎に住んでいますから恵まれた環境にいるわけではありません。自分達にできることを、できる範囲で楽しみながらやってきただけです。 結局、自分達にできることを、自分達にできる範囲でやっていくしかないというのが、我が家の結論です。 でも、それこそが、NO.1ではなく、オンリー1になりうる方法だと思っています。ということで、今日は、もし、誤解されている方がいらしたら、是非誤解を解いていただけるとうれしいなぁと思って、最近感じていたことを書かせていただきました。 最後までお付き合い下さいました皆様、どうもありがとうございました。
February 2, 2004
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