曲は4:00あたりにきたトコロで大円団! …と思いきや、またリンゴのフィルが豪快にとどろき、「Free...」のコーラスとともになぜかバンジョー・ウクレレの音が聞こえてくる。 それにまぎれて「Made by John Lennon」 と聞こえるセリフがあるが、これはジョンがビートルズ時代にたまたま言った「うまくいったね」という言葉を逆回転させたもの。 最後まで遊びゴコロを忘れないのが彼ららしい。 関係ないけどボクの場合、このエンディングを聞くとフォーク・クルセイダーズの「帰ってきたヨッパライ」(のエンディング)を思い出します^^
また、最高なのがこの曲のPVで、鳥の視点からファブ・フォーの歴史を見ていくという作りは、何度見ても目が潤んでしまう。 ストロベリー・フィールドやアビイ・ロードはもちろん、ドクター・ロバートからグラス・オニオンまで飛び出す内容はまさに"アンソロジー"。 それらを違和感なくつなぎ合わせてある映像は、CG時代ならでは産物だ。 ジョンの子供時代の写真からはじまり、拍手をされる彼の後姿で終わるという構成も素晴らしい。 曲、PVともに「Free As A Bird」は、ジョンへの愛情とテクノロジーの発達が幸せな出会いをした素晴らしい作品だと思う。 これを作り上げたファブ・スリーとジェフ・リン、関わったスタッフたちに心から拍手を送りたい。