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March 6, 2016
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カテゴリ: 今日もいい日だ
 なんとなくナンが食べたくなって、今日のお昼は家の近くにある「ニュー・バンチャ」というカレーのお店に行ってきました。カレー2種、マトンカレーとチキンチーズカレーなるものを食べたのですが、美味。そして念願のナンは「チーズナン」というのを注文したところ、これまた美味。おいしかったです。でも、チーズ入りのナンはボリュームがあって、全部食べたらお腹いっぱいになり過ぎちゃった。

 で、帰りには本屋さんに寄ってあれこれ立ち読みしていたのですけれども、文房具も売っているこの本屋さんの入口のところに5冊パックのノートが山積みされていて。

 いやあ、中学生とか高校生の頃、春休みにこの種の5冊パックノートって買ったよなあ! なんか新学年に備える的な心構えからか、つい買っちゃうんですよね。そんなことを思い出して、ちょっとテンション上っちゃった。

 真新しいノートって、なんか、いいですよね!




 さてさて、昨日、子どもの頃に観ていた刑事ものの話を書きましたが、一つ忘れていました。『刑事コロンボ』のこと。1972年の大晦日から、日本での放映が始まったのでしたっけ。

 これ、結構鳴り物入りで始まった記憶があって、そんなに面白いの~? ほんとに~? 的に、半信半疑で観始めたら、鳴り物以上に面白かったっていう。だから余計インパクトがあった。

 第一、通常の刑事ものとは全く逆に、最初にテレビを観ているお茶の間の人たちの前で犯罪が行われ、それを後からコロンボが突きとめていくという、その逆転の発想がすごかった。それからこのドラマの場合、犯罪者がセレブであることが多く、プール付の大邸宅とか、リッチなクルマとか、そんなのを持っている知的な人たちの犯罪というところも面白かった。今だってそうですけど、当時ではなおさら、自分たちの住宅事情とドラマの中のセレブ犯罪者たちの生活ぶりのレベルが違い過ぎて、ひゃーって感じがした。

 だからこそ、そんなセレブとは好対照の、よれよれレインコートのコロンボがネチっこく捜査していって、最後には真相を突き止めるところが、庶民の側からすると爽快なところがあったのでしょうな。そしてもちろんコロンボのキャラクターと、「うちのかみさんが・・・」、あるいは「あ、それからもう一つ・・・」という口癖の面白さ、そして小池朝雄さんの吹き替えの見事さもあったしね。あと、テーマ音楽も良かったんだよね~。あれ、ヘンリー・マンシーニでしょ。超一流の映画音楽の作り手ですよ。

 それから、これは日本ではコロンボほど称揚されていませんが、『刑事コロンボ』のシリーズが終った後に、その後釜として始まった『警部マクロード』、これもね、私は案外好きだった。西部のカウボーイみたいなマクロードが、どういうわけかNY市警に配属されることになり、カウボーイ的に破天荒な手法で犯人を追いつめるもので、上司のクリフォード部長がいつも苦い顔、という奴。これもマクロード演じるデニス・ウィーヴァーの声を宍戸錠さんが吹き替えて、ちょっと上ずったようなところがマクロードっぽくてすごく良かった。これもテーマソングがヘンリー・マンシーニだったような気がします。




 ところで、1973年、私が小学校の4年生頃と言いますと、私の個人的な年代記からすると、「プロレス時代の幕開け」なんですよね。

 今、プロレスって社会的な認知が低いような気がしますけれども、ジャイアント馬場とアントニオ猪木が活躍していた1970年代の始め頃なんて、プロレスは全盛期ですよ。

 っていうか、それ以前の力道山の時代こそ全盛期だって説もあるでしょうけれども、力道山と街頭テレビの時代まで行っちゃうと、さすがに私の世代ではカバーできない。私の世代だと、やはり馬場と猪木の時代という感じがする。

 で、プロレス中継なんて、花形番組だからね。確か馬場の全日本プロレスの中継が土曜の夜8時、猪木の新日本プロレスの中継が金曜の夜8時だったのではないかと、どっちにしても週末のゴールデンタイムど真ん中でしょ。それから、この二つと比べるとちょっと地味だけど、国際プロレスってのもあって、これは月曜の放送だったかな。

 でまた、どういうわけで私がプロレスに夢中になったのか、きっかけは覚えていないですけれども、お正月とかに父方の祖父の家に遊びに行った時に、祖父が割と好きで、よく中継をテレビで見ていたからかなと。それで興味を持った私は、俄然、プロレスの本を数冊入手して、熱心に研究し始めた。

 ま、ここに既に私の性格が表れております。格闘技好きの性格と、まず何はともあれ関連書を読み漁ることから始めるという辺りがね。今の私そのままじゃん。三つ子の魂なんとやらだ。

 で、研究を始めてたちどころに世界の有名なレスラーや、そのレスラーの得意技なんかを覚えてしまい、予習は完了。毎週のプロレス中継が楽しみで、楽しみで。

 でね、当時のプロレスがいい時代だったのよ。キャラの濃い人たちばっかりで。

 例えば長身のロシアからの刺客、モンスター・ロシモフとかね。後のアンドレ・ザ・ジャイアントですよ。カナダの怪力男、カナディアン・バックブレーカーの使い手ブルーノ・サンマルチノとか。重量級で言えばヘイスタック・カルホーンとか。リンゴを握りつぶす握力を持つフリッツ・フォン・エリック、キチン・シンクのジン・キニスキー、全然ハンサムじゃないハンサム・ハリー・レイス、試合に出れば必ず流血の惨事になる噛み付き王フレッド・ブラッシー、回転トウホールドで名高いドリーム・ファンク・ジュニア、エアプレーン・スピンなる大技を得意としながら小技も冴えるドン・レオ・ジョナサンも好きだった。頭突きで有名なボボ・ブラジルとか、大木金太郎とかも居たなあ。

 覆面レスラーも人気で、足四の字固めのザ・デストロイヤー、千の顔を持つ男ミル・マスカラスとかね。マスカラスの空中殺法、フライング・クロス・チョップとかカッコ良かった。ジグソーの「スカイハイ」が入場のテーマソングで。あと、包帯だらけで登場するザ・マミーとか、ケンドー・ナガサキなんかも面白い存在でね。ケンドー・ナガサキって、日本人の方じゃなくて、イギリス人の方ですよ。

 日本の方だと、馬場、猪木はもちろん、ヤマハブラザーズとかね。覚えています? 山本小鉄と星野勘太郎ですよ。小兵ながらメキシコレスラーのような空中殺法で、回転エビ固めとかやっちゃうの。あと、坂口征二とかね。国際プロレスの方には、ちょっと毛色の変わったのがいて、サンダー杉山とかグレート草津とかストロング小林とかラッシャー木村とか。あと、国際プロレスの方には、スープレックスという技の生みの親たるビル・ロビンソンがよく来日していたんじゃなかったかな。

 で、こういうのを観てエキサイトした私は、自分でも体を鍛えることに熱中。親にねだってエキスパンダーを買ってもらったりして。だけど、当時はどんなに食べてもガリガリのやせっぽちだった私に、筋肉がつく様子は一向になく。

 それで、今あるかどうかわからないのだけれど、当時、「ブルワーカー」っていうのが話題でね。少年漫画雑誌とかの広告欄に必ず載っているの。まあ、トレーニング機器なんですけど、「キミもブルワーカーで、筋骨隆々になろう!」的なキャッチコピーが躍っていた。これさえあれば、自分も将来、プロレスラーになれるんじゃないかと思ってかなり欲しかったのですが、たしか1万円位するもので、さすがに親にはねだれなかった。でも、私の世代の男は、少なくとも一度は「ブルワーカー」を欲しがった時があると思います。

 で、とにかくプロレスに夢中だった私は、自分でチャンピオンベルトを工作して作って、友人とプロレスごっこをしては、このベルトを守ったり、取られたりしたものでございますよ。

 ま、私のプロレス時代は2年くらい続いたのかな?

 でも、その後プロレスは私の好むところとは別な方向に進化していくんですな。



 で、こういうのヤだな、と思っているうちに、今度は、「ガチンコ・プロレス」の時代がやってくる。確かアントニオ猪木の打ち出した方向性だと思うのですが、ショー・アップしたのではない、真剣勝負のプロレスみたいなのが求められるようになってくるわけ。「格闘技の中で一番強いのは何か、白黒つけよう」的な方向性といいますか。猪木がモハメッド・アリと対戦して、床に寝転がってばかりいた試合なんかも、この方向性の必然ですな。

 だから、スタン・ハンセンとか、その辺りが出てきた頃はもう、なんかほとんど本気の喧嘩じゃん、みたいな感じがして見ていられなかった。だから、そこから先のレスラーたちのことは私はまったく興味がない。ハルク・ホーガンとか長州力とか藤波辰爾とか、橋本真也とか、そういう人気レスラーのこともほとんど知らない。それから、私よりも一世代後の連中が夢中になった「ビューティー・ペア」的な女子プロレスについても、私はほとんど知らない。

 そう言う意味で、私にとってのプロレスってのは、ある意味、ジャイアント馬場に尽きるわけ。馬場さんが足を上げて待っているところに、ちゃーんとロープから跳ね返ってきた相手選手がぶつかっていって、まともに16文キックをくらってくれるような、そしてあの効いているのかどうなのかよくわからない「ヤシの実割」なんて技でギブアップしてくれるような、そういう古き良きプロレスが好きだったんです。

 そしてそういう私の中のプロレス・ブームが終った時、私の中でまた別なブームが始まって行く。ま、その辺についてはまた後日ということで。





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Last updated  March 6, 2016 04:56:10 PM
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釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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