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March 7, 2016
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カテゴリ: 教授の読書日記
 紀要の件も片付いてようやく少し本が読めるようになりました。

 で、昨日読んでいたのはマーク・ジョイナーの『オレなら3秒で売るね!』と、ジョージ・S・クレイソンの『バビロンの大富豪』。ジョイナーは、ジョー・ヴィターリの弟子。ヴィターリってのは『ザ・キー』の著者として有名な人。

 ヴィターリは「引寄せ」の人ですから、その弟子が「引寄せ」をマーケティングに応用するとどうなるのかと思ってジョイナーの本を読んだのですけど、これはもろにマーケティングの話だったので、ちょっと期待外れ。だけど、この本を読んでいたら、ドミノ・ピザが始めたという「30分以内にお届け出来なかったら、代金は頂きません」という宅配ピザのマーケティングがいかにすごいか、というのがよく分かりました。

 で、もう一方のクレイソンの『バビロンの大富豪』ですが、これは1921年出版の本で、100年近いベストセラーでございます。

 で、これは大富豪になるにはどうしたらいいかということを、古代バビロニアの大富豪の経験談という形で描いた、小説仕立ての自己啓発本。

 だけど、そのキモは何かというと、「1.労働を友と思い、一生懸命に働くこと」、「2.稼いだお金の十分の1を使わずに取っておくこと」、「3.そうして貯まってきたお金を、安全な投資によって増やすこと」の3点。つまり、しごくまともな、当たり前のことを言っているわけで、富の蓄積に王道なし、コツコツやれ、と、そういうことを言っている本でございました。

 ま、そうだよね。




 さて、昨日まで、私が小学校中学年くらいに観ていたテレビ番組などの話をしてきましたが、そろそろ高学年くらいの話に移ろうかなと。

 私が小学校5年生になった頃、私にとってにわかにブームとなったのが、「ラジオ」でございました。



 もちろん、父には愛用のラジオがありましたけれど、そうなってくると自分用のラジオが欲しくて仕方がない。それで、まずは携帯用の、ごく安いラジオ、たしか1000円くらいで買えるものだったと思いますが、そういうラジオをゲット。それで聴き始めた。

 で、そこで出会ったのが、いわゆる「洋楽」って奴。

 私がラジオにかじりつき始めた時、洋楽で何が流行っていたかっつーと、まずスタイリスティックスね。「You Make Me Feel Brand New」とか「Can't Give You Anything」とか。それからキャプテン&テニール。「Love Will Keep Us Together」ですよ。この辺がバンバン掛かっていた。

 今思い出してみると、この頃って、「洋楽」人気は大したもので、洋楽だけの「電リク」(うわ、久しぶりに使ったわ、この言葉!)番組とかありましたからね。

 それで、洋楽にすっかりはまり出した頃、1975年だったかなあ、ポール・マッカートニー&ウィングスが「あの娘におせっかい」(すっごくダサい邦題だけど、原題は「Listen to What the Man Said」)が大ヒット。私はこれに完全にやられてしまった。この曲を聴いて以降、もう洋楽以外聞くまいと。

 だけど、これもいわば象徴的なことでありまして、ウィングスがヒットしていたということは、つまり、ビートルズはもう解散しているわけ。私はビートルズによって小学校1年生の時に洋楽の洗礼を受けてはいるのですが、完全にはまったのはビートルズ後、ということになる。私たちの世代は、その意味で「ビートルズに間に合わなかった世代」と定義することもできましょう。

 ま、とにかく、この頃から洋楽とラジオの虜となった私、洋楽の電リク番組を散々聞きましたっけ。

 たとえば「土井まさるのポップス・ナンバーワン」とかね。FMだと、「ダイアトーン・ポップス・ベスト10」とか。

 そう、それで、先にも言いましたが、この頃、日本では結構な洋楽ブームで、例えばダニエル・ブーンの「ビューティフル・サンデー」とか、めちゃくちゃ流行っていた。田中星児さんがカバーしたりして。それから、あれですよ、「ベイシティー・ローラーズ」の「サタデー・ナイト」とか。

 もっとも私は「サタデー・ナイト」的なものは割と軽蔑していて、「何コレ? クイーンの『キラー・クイーン』の方がよっぽどいいじゃん」みたいに思っていた。

 小学生にして、本質を見抜いていたのよね~。




 ところで、こうやって本格的に洋楽を聴き出すと、さすがに携帯ラジオじゃどうしようもなくなってくる。我が家の音楽環境改善時代の到来でございます。

 まずね、ついに我が家にステレオがやってきた。

 前に昭和40年代世代にとって「ピアノ」は文化生活の象徴だった、的なことを書きましたが、昭和50年が近づくにつれて、次の第一歩として「ステレオ」がやってくる。

 で、この方面、凝り出すと大変で、例えば「サンスイ」がいいんだとか、「マランツ」がどうだとか、色々あるのでしょうが、その辺、まだ我が家はそこまでのレベルではなくて、結局、ソニーのステレオセットを買っちゃった。でも、大きさから言えば堂々たるもので、それが我が家のピアノの隣に鎮座した時には、「ついに、こういうことになったか」と言う感慨がありましたねえ。

 それで、ステレオを買った以上、レコードも買わなくちゃならないってわけで、その選択は私と姉に任されたと。



 ま、とにかくね、ステレオセットが家にやってきたというのは、一つの時代の象徴的出来事ではありましたね。

 とはいえ、当時LPは高かったからね、おいそれとは買えないし、やはり、我ら子ども世代の音楽生活の基本は「エアチェック」ですよ。(「エアチェック」という言葉も久しぶりに使ったなあ)

 でまた、この頃なんだ、「ラジカセ」が登場してくるのが。「カセット文化」ですよ。

 私が小学生2年の時、音楽の授業で、自分の歌声を録音する、というのがあって、その時に使ったのはオープンリールデッキでしたし、記念に頂いたのもオープンリールのテープだった。私の父は英語の先生でしたから、家にオープンリール・デッキがありましたからね。

 だから、カセット・テープなるものが登場してきたのは、私の小学校時代の後半なわけ。まあ、びっくりしましたよ、こんな小さくて持ち運びし易いものに録音できるんだ、と知った時には。

 で、そのカセットとラジオが合体した「ラジカセ」なるものが登場してきた時、まさにラジオ・ブーム真っ只中だった私にとって垂涎の的となったことは言うまでもないでしょう。

 だけど、もうだいぶ長くなってしまいましたので、そんなラジカセのお話はまた後日。 





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Last updated  March 7, 2016 02:11:06 PM
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釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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