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2004年11月19日
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カテゴリ: 沖縄関係
 クバ・・久葉・・棕櫚(しゅろ)より葉が広く大きい

 昔の生活には、無くてはならなかった程、用途が広く、今のプラスチック生活雑貨を、全て置き換える事が出来るくらい。
 もちろん、葉は編み込んだり、重ね合わせたりします。

 幹は、建築資材では、(敷居・鴨居・縁など)に使われ、
 指物としては、(三線の棹・重箱・膳・弁当箱・火鉢)に利用。

 クバ葉は、大きく編むと(バケツ)・小さく編むと(ひしゃく)まで、生葉を畳の下に敷き広げて乾燥させると、(うちわ)になるくらい繊維が丈夫です。

 クバ笠には、
 「畑人(はるさー)笠」は、先端が尖った幅広の三角帽子状の笠
 「海人(うみんちゅ)笠」先端が平で笠自体に厚みがあり、縁周りが狭く(小船に浸水した海水を汲み出す)用途にも使われた。

 梱包用にも、葉を使い「献上布」の包み紙代わりにもなった。

 若葉は、食用でき、ほのかに甘味があるので「味甘さ(あじまさ)」と言われる。

 葉柄は、とても丈夫で、機織機の経糸を一本づつ仕切る道具にもなる。

 クバ製の蓑(みの)など、野良着は冬暖かく、夏涼しく、肌触りよく、風通しよく、防暑・防寒・防雨に優れた働きがある。

 クバは、元々内地にもあり、平安時代の牛車の屋根に葺いたり、ヒサシに葺いたり、全国に有った植物。

 現在は、宮崎県に残る「天然記念物」と八重山諸島。
海人クバ笠

 クバに関する言い伝え

 クバは、生活必需品だった頃、御獄(うたき)と呼ばれる神聖な場所でも、神木として崇められている。
 高くそびえるクバは、神の天からの昇降する物とされ、葉切りは午前中のみで、葬儀の時だけ例外とする。
 亡骸を仏間に安置し、部屋を仕切り布で囲い、季節を問わず、生クバの小扇を持ち、邪霊はらいのお守りとする風習。

 幹は、非常に丈夫でしなりがあり、武術の六尺棒にも使われた。





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最終更新日  2004年11月19日 09時42分31秒
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