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2005年01月16日
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カテゴリ: 沖縄関係
 昭和20年7月、首里・那覇から戦火を逃れて、久志市二見(現・名護市)に辿り着く。
 作者「照屋朝敏」は、二見村の村長職にあり、かつて生まれ育った地、首里に帰還するメドがたつ。
 自分達を親身に救済してくれた二見村の人達に返礼しようと思うが、命からがら逃げてきた身であり、戦火を逃れた避難民同様、物も金も無い。
 そこで誠意を込めて作詞・作曲したのが「二見情話」
 「二見情話」は、恋歌の様だが戦火をくぐり抜けた歓び、望郷・帰還・別れの悲しみを意味している。
 首里を復興させ、首里劇場を落成し、その柿落としとして「二見情話」を上演。

    「二見情話」(本調子)

 男、二見(フタミ)美童(ミヤラビ)や 

   海山(ウミヤマ)ぬ 眺(ナガ)み 
   他所(ユス)に 勝(マサ)てぃよ

 〔二見村の娘は、とても心美しい、海や山の眺めも、よその地に勝っている〕

 女、二見村(フタミムラ) 嫁(ユミ)や 
   ないぶしゃやあしが
   辺野古崎(ヒヌクザチ) 坂(ヒラ)ぬ 
   上(ヌブ)い 下(クダ)いよ

 〔二見村の嫁には、なりたいけれど、辺野古崎の坂の、上り下りが辛い〕

 男、行逢(イチャ)たしや 久志小(クシグヮー)

 〔貴女と逢ったのは、久志市です〕

 女、語(カタ)たたしや 辺野古(ヒヌク)



 男、想(ウム)てぃ 通(カユ)たしや 
   花(ハナ)ぬ 二見(フタミ)よ

 〔想い詰めて通ったのが、花の二見村よ〕

 男、待(マ)ちかにてぃ 居(ヲ)たる 
   首里(スイ) 上(ヌブ)いやしが



 女、出(イン)ぢ 立(タ)ちゅる 際(チワ)や 
   別(ワカ)りぐりしゃよ

 〔旅に立つ際の、別れの苦しいほどの辛さよ〕

 男、行(イ)かい

 〔行ってくるよ〕

 女、行(イン)ぢ 来(ク)うよと 
   交(カ)わす 云言葉(イクトバ)や

 〔行ってらっしゃいと、交わすその言葉は〕

 男、ぬがし肝内(チムウチ)に 
   思(ウム)い 残(ヌク)ちよ

 〔なぜか心の中に、想いが残る〕

男女、戦場(イクサバ)ぬ 哀(アワ)り 
   何時(イチ)が 忘(ワシ)りゆら
   忘(ワシ)りがたなさや 
   花(ハナ)ぬ 二見(フタミ)よ

 〔戦場の哀れな姿は、いつかは忘れられるが、忘れがたいのは、花の二見村よ〕



 こじ付けではありませんが、辺野古(あのジュゴン生息地)と言われる土地柄、車でもなかなか不便な所です。
 (米軍基地建造計画・ヘリポート)の辺野古
その岬を越えて二見村に入ります。かの大戦で沢山の人達を救済しながら、今度は戦の片棒を持つのは嫌、と漁民達の・オバー達の座り込みをした理由の一つと考えられます。  
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最終更新日  2005年01月16日 10時21分42秒
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