2013.10.02
XML
 日本のブログの 40% あまりがスパムブログだと酷評を受けたのがここ 5 年くらいの話でしたが、昨今の検索エンジンの性能向上により、スパム行為を繰り返しているブログはインデックスから強制的に排除されたり、内容の薄いブログは検索結果の上位に表示されにくくなったりしています。

参考リンク(2008年の Gigazine 記事)
日本のブログのなんと約40%がスパムブログであることが判明 [外部リンク]


 今後、ますますホームページやブログの品質向上が求められていくことになるでしょう。
 情報を求める訪問者にとっては、できるだけ短時間で欲しい情報にたどり着ける可能性が高くなりますので、この傾向は喜ばしいことですね。

 情報提供側としては、いくら質が高くても、検索エンジンが見つけ出してくれない方法で内容記述を行っていれば、検索結果の上位には出てきませんので、せっかくの記事が日の目を見ずに放置されることになってしまうかもしれません。

 そこで、今回は、検索エンジンとリピート訪問者獲得の両方の面を考慮した、ブログの体裁の整え方について簡単にご紹介します。

おことわり


 ブログは内容ありきです。
 内容がよければ、少々段組がおかしくても、デザインがちょっと残念でも読者は集まります。

 タイトルで申し上げたとおり、あくまでも小手先のテクニックですので、いくら体裁が良くなっても、記事の品質が伴っていなければ効果はあまり見込めないことはあらかじめご了承ください。

 また、今回の記事は、今のブログ運営で十分に満足している方におすすめする情報ではありません。



日本は高齢社会


 日本は国民の4人に1人が 65歳以上といわれる高齢社会に突入しましたので、今後は中高年の方々でもスラスラ読めるコンテンツづくりが利便性を左右する時代になるでしょう。

参考リンク
日本の高齢社会へのスピード [外部リンク]



 利便性とは、具体的には以下のような項目を考慮することになります。




1. 文字を大きくする


 インターネットが普及したての頃は、利用者は 10代~30代の世代が中心でしたが、今はさらに幅が広がり、80代、90代の方でも元気にインターネットを使いこなす時代になりました。
 よって、誰でもメガネなしで読めるくらいの大きさの文字でコンテンツを提供した方が、幅広い世代の読者を獲得できる可能性が高くなります。


 楽天ブログの場合は、文字サイズは「中」、または「大」をおすすめします。
 設定方法は、管理画面から「デザインの詳細」→ 「メインの設定」のボタンをクリックし、「文字の大きさ設定」の項目で、「中」または「大」を選択します。

フォントサイズ




2. 文字色を黒か濃い灰色にする


 ニュースやビジネスを扱った商用サイトをご覧いただくとご理解いただけると思いますが、大手サイトの 90% 以上は文字色が黒か濃いめの灰色で統一されています。
 紙面でもそうですが、文字色は昔から目になじみのあるものにした方が、読者のストレスを軽減できるといえます。




3. 背景を白系~淡いパステルカラーにする




ネガ


 見終わったら、視線を部屋の壁に移してみてください。
 鮮やかな写真が壁に投影されたでしょうか?

 これは目のしくみによるもので、同じものを見つめ続けることによって、ネガフィルムを現像したときのような現象が起こるのです。


 紺色の背景に黄色の文字、黒い背景に白色の文字、赤い背景に緑の文字などは、色のコントラストが強すぎて、絶えずこのチラつきが発生することになります。

 ですから、読者の滞在時間を長くしたい方は、背景は白系~淡いベージュあたり(色はあくまでも当方推奨です)に設定するのが無難といえます。




4. できるだけ標準語を使って書く


 ブログを開設したての頃は、すぐにやめようなんて思う方はほとんどいらっしゃらないと思います。
 できれば 3年、5年、10年と息の長い運営ができればとお考えなのではないでしょうか。

 ― 今流行りの言葉は 10年後には口にするのも恥ずかしいかもしれません。
 ― 自分の方言は、他の地方の人たちにはチンプンカンプンかもしれません。
 ― ブログ管理人が一人盛り上がっている一方で、読者の方は意外と冷めていたりします。
 ― 今20代のあなたも、20年も経てば立派なオッサン、オバハンの仲間入りです。

 誰にでも理解できて、数年後に見返してもあまり違和感のない記事を書き溜めていきたいのであれば、やはり標準語を使って文章を書くのが無難ということになります。


 特徴的な語調を使って記事を書いても良いのですが、キャラクター色が強くなるため、対象読者やジャンルが限られてしまう可能性があります。
 また、ブログ全体である程度語調が統一していなければ、管理人の人物像が曖昧になってしまい、読者の混乱を招くことにもなります。

 どの方針でやっていくかは管理人次第ですが、長く継続できることを念頭において判断されるとよいでしょう。


タグとリンク


1. HTML 文法で推奨されるタグ付けをすると、検索エンジンのクローラーが読んでくれる


 Google や Bing などの検索エンジンでは、クローラ―と呼ばれるコンテンツ収集プログラムが HTML タグを自動的に解析することによって、コンテンツの評価を行います。
 検索エンジンが読めるようにコンテンツの体裁を整えることを、検索エンジン最適化(SEO)と呼ぶことはご存知の方も多いと思います。

 一時は SEO対策という言葉が独り歩きし、過度に SEO 対策を施したサイトは、逆に検索エンジン側からペナルティを課されることになってしまいました。

 幸いなことに(?)楽天ブログは使えるタグが限られていることもあって SEO 対策がしにくくなっていますので、ペナルティの方はあまり気にすることはないかと思います(過去には楽天の設定ミスで Google からペナルティを受けたこともありましたが、最近はだいぶ落ち着いているようです)。

 それでもやはり文章として検索エンジンに読んでもらえるように体裁を整えると、コンテンツの評価が上がる可能性があります。

 1 ページにつき、一個の <h1>~</h1> タグと、 <h2>~</h2> タグを置くと良いといわれます。
 この二つは、楽天ブログの方で自動的に挿入されますので、もし文中に見出しをつける必要がある場合は、 <h3>~</h3> タグ、または <h4>~</h4> タグを振るようにします。

 h3 以降は出現回数で評価が落ちるようなことはないと言われていますので、全体のバランスを考えながら必要な分を配置します。


 以下のページにも見出しコードのデザインサンプルをご用意しておりますので、いろいろな見出しを使ってみたい方はご覧いただけると幸いです。

ブログ用見出しテンプレート集(改変、二次配布自由)




2. ハイパーリンクの色はブラウザの既定色(青)と同じにすると、訪問者がクリックしてくれる


 すべての訪問者にとって馴染みのハイパーリンクの色は青、訪問済みは紫となっています。
 これは、一般的な Web ブラウザの既定ののハイパーリンク色の仕様によるものです。


 以下のリンクは、クリックしても問題なさそうな色であることがわかりますね。

アバター展示部屋はこちら


 黒い文字でアンダーラインを引いただけのリンクは、単なる強調とみなされて、クリックしてもらえない可能性があります。

楽天ブログ関連はこちら


 赤いリンク色、緑色のリンク色なども強調にしか見えないこともありますし、読者に警戒心を抱かせるリンクになることもありますので注意が必要です。

生活向上チャレンジはこちら
テキトーな映画レビューはこちら


 クリックしてもらいたいハイパーリンクを読者に認識してもらうためには、Web ブラウザの既定の色をそのまま使うのが良いでしょう。
 些細なことですが、アフィリエイトをされている方には、リンクのクリック率にも影響が出てくることになります。


 以上、少しでも参考になれば幸いです。



 ブログ用見出しテンプレートページへのリンク追加。



web拍手 by FC2 ← こちらからもこっそりコメントでけます。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013.11.18 23:38:54
[楽天ブログ・アフィリエイト関連] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: